視力回復をどうやって実現させるか?(どう継続するか?)

昔から「遠くの景色をよく見ていると視力が多少回復する」とは言われていた。
またnoteでは女性弁護士さんが頑張って遠くを毎日見続けて近視を改善させていった連載記事が読めたりする。

視力回復をやろうという人にとってはかなりやる気が出てくる良記事だと思う。

ただ、実際は「どうやって視力回復を継続させるか?」という大きな問題がある。
最初の1、2週間くらいは遠くを見る時間を毎日30分から1時間くらい設ける人はいても、ほとんどの人はやがて面倒くさくなってやらなくなってしまう。
やらなくなると当たり前のように視力は絶対に回復しない。

ある程度の視力回復が実感できるようになるには「30分から1時間くらい遠くを見る時間を毎日設けて、それを最低でも半年(180日間くらい)は連続して行う」ってのが大事だと思う。
毎日しっかり目のピント調節筋をほぐすための時間を30分から1時間くらいは設ける事で少しずつピント調節筋の柔軟性が高まっていき、半年もすればずいぶんとピント調節筋の柔軟性が高まって遠くの物の見えが良くなるだろう。
身体が硬い人が柔軟体操を毎日しっかりやるとやがて体のあちこちの筋肉の柔軟性が高まるのと同じく、目のピント調節筋も毎日遠くの景色を30分から1時間くらい見て丹念に筋肉をほぐしていくと当たり前のように柔軟性は少しずつ高まっていく。

「毎日30分から1時間くらい遠くを見る時間を設ける」というのを180日くらい真面目に続けるには一体何が必要だろうか?
それは私は<毎日それを達成したら何らかの褒美をしっかり与える事>だと思う。

たとえば

「その日のノルマを達成したらその日はyoutubeで動画を観れる(達成できなかった日は一秒も動画を見てはいけない事にする)」

だとか

「その日のノルマを達成したら500円の小遣いを獲得した事にする」

など、娯楽をエサにしたり小遣いゲットを褒美として用意すると毎日真面目にやろうという気になるだろう。
youtube動画以外にも「SNSを見る」「ゲームをする」も褒美にできるはず。さぼった日はそれらができないという風にすればやらざるをえない。

音楽やニュースを聴きながらやると時間の流れが早く感じて30分以上遠くを見続けるのも苦痛ではない。しかし見る事に集中しないとピント調節筋がちゃんとほぐれてくれないので、できれば無音でやった方が良いのではと思う。

見る時の注意点として「目の力を意識して抜く」「目を細めない」ってのも大事。
遠くの物をしっかり見ようとして目に変な力が入るとピント調節筋がほぐれてくれない。逆に目の力をしっかり抜くとピント調節筋もほぐれやすいのか遠くの物の見えが少し良くなったりする。(目を細めて見えを良くしているわけではない)

目の力をきちんと抜いて遠くを見続けると、だいたい20分くらい過ぎたあたりからピント調節筋のほぐれが大きくなって遠くの物の見えがずいぶん良くなったりする。
視えが良くなりすぎて細かい文字もしっかり見えて驚く事も。

残念ながらこの大きなほぐれも見終わった後しばらくするとピント調節筋もまた硬くなっていってしまう。
しかし柔軟性の最大値は少し高まったので、こういうのを毎日続ける事で少しずつピント調節筋の柔軟性は高まっていく事になる。

基本的に遠くの景色を見た方が良いが、部屋の中でも度の弱い眼鏡や裸眼で部屋の壁や棚などを見ていると近視がかなり進んだ人の場合はそれでもピント調節筋のほぐしが行えるだろう。

「今年は真面目に視力回復に挑戦する年だ」と思い、半年だけ毎日30分から1時間遠くを見てピント調節筋をほぐす事をされてはどうだろうか?