交流と個の世界を楽しむゲームーポケコロとポケコロツインの違いは?
アバターの着せ替えやユーザーどうしの交流を楽しむゲーム「ポケコロ」を知っていますか?TVコマーシャルなどで見たことがある人もいるかもしれませんね。
スマホアプリ「ポケコロ」と「ポケコロツイン」の楽しみ方やユーザー層の違いについてなど、ユーザー目線でまとめていきます。
cocone運営のスマホアプリ
ポケコロとポケコロツインは株式会社coconeが運営するスマホアプリです。
名前からわかる通り、ポケコロの後にリリースされたのがツイン。ゲーム内容はどのように違うのでしょうか。
ポケコロ
2013年にリリースしたアプリゲーム。自分のアバター=コロニアンを作成し、着せ替えや交流を楽しめます。
何度もアップデートや機能改善などがおこなわれ、現在は交流に力を入れている印象。
ポケコロツイン
ポケコロツインは2019年にリリースされた比較的新しいアプリです。こちらは2つのアバター(双子のココロン)をそれぞれ着せ替えでき、ポケコロと同じく他ユーザーとの交流を楽しむゲームです。
ポケコロに比べ交流は浅い印象があります。
内容の違い
次は2つのアプリの違いを交流・クエスト・ガチャの基本機能で比較してみましょう。
交流機能
それぞれのアプリの交流機能をあり・なしでわけるとこんな感じ。
フレンド機能・掲示板機能は共通してありますが、複数人での同時交流機能や個別のチャット機能があるのはポケコロのみ。
ポケコロの方が、より交流機能に注力していることがわかります。
それぞれ「あり」の機能を具体的に紹介します。
ポケコロ
掲示板
個人に向けた書き込みができる「掲示板」と他のユーザーの投稿も流れてくる「タイムライン」
複数人交流
複数のユーザーと同時にオンラインで交流できる「フレンドルーム」
フレンド
特定のユーザーとフレンド登録することでより深い交流ができる
チャット
フレンドとの個別のチャットルームがある
匿名投稿
ユーザー情報を一切出さずに投稿・コメントができる「なぐさめの星」(コメントへの返信機能はないため交流は広がらない)
ポケコロツイン
掲示板
あらゆる分類の内容を投稿できる「ノート」
フレンド
特定のユーザーとフレンド登録することで利用できる機能が増える
ポケコロとポケコロツインは、名前こそ似ていますがゲーム内容はだいぶ違っていますね。
SNSのように、深くたくさん交流したい派の人はポケコロ。
交流はそこそこに、着せ替えや個の世界を楽しみたい派の人はポケコロツインが合いそうです。
特にツインではプロフィールなどに「交流×」と書いておく人も居て、個人で楽しむことを優先したい人が集まっているようです。
クエスト機能
次にクエスト機能。
クエスト機能はどちらのアプリにも
・日替わりクエスト(まいにち/デイリー)
・長期クエスト(やること/やりこみ)
・期間限定などの特別クエスト(チャレンジ/スペシャル)
の3種類があります。(機能名:ポケコロ/ツイン)
クエストの内容は様々ですが、フレンドのルームへの訪問系・アイテム収集系・イベント限定タスクなどがあります。
ポケコロはデイリークエストが5つ程度ずつ更新されるのに対し、ツインでは毎日3つ更新されます。
各クエストにかかる時間などを考えると、ポケコロの方が日々のクエストクリアに時間がかかります。ツインの方は比較的サッとクリアできる内容のため気楽。
こういった時間や手間の点でもユーザー層の違いが生まれていますね。
やり込みたい人はポケコロ、サクッと楽しみたい人はツインといったところでしょうか。
ガチャ
ガチャ機能はどちらにもあり、アバターの着せ替えアイテム・ユーザールームアイテムがそれぞれに用意されています。
一般的にはガチャで同じアイテムがダブることや、低レアアイテムばかりを引くことは「ドブ」と言われます。ドブると落ち込むことが大抵ですが、ポケコロシリーズではダブり事情が他アプリと違って特殊。
ダブったアイテムを別のアイテムと交換できたり、他のユーザーと交換できたりします。
ガチャアイテムにおいても他のユーザーとの関わりが発生するのはソシャゲでは珍しいもの。
掲示板機能を利用して交換募集をして、成立すれば交換機能でアイテムを受け渡しします。その際もコメントなどで内容を確認しあったり、レートによる交渉をしたり、ユーザーどうしの交流は尽きません。
低レア複数とハイレアの交換が成立するパターンも多いため、ポケコロシリーズでは積極的にガチャを引くユーザーが多い印象です。他のソシャゲではガチャはかなり怖いシステムですが、ポケコロシリーズでは上手いことポジティブに扱っていますね。
ユーザー層の違いと楽しみ方
主な機能を紹介しましたが、やはり機能やシステムが違えばユーザー層は違ってきます。
ポケコロはSNSのようにユーザーどうしの交流を多く楽しみたい、かつ日常的にゲームに時間を多く費やせる人向けな印象。
ポケコロツインは交流よりも個の世界を作ることや、言語的な交流より他ユーザーのルームやアバターを見て楽しむことをメインに、かつあまり多くの時間は費やせない人向けな印象があります。
モバゲーやGREEのような交流ベースのシステムに馴染みがあるとポケコロ、最近のソーシャルゲームのように交流の少ない方に馴染みがあるとツインの方がやりやすいのかもしれません。
また、画面上のデザインの面ではポケコロの方が平成のゲーム感のある配色やボタンデザイン。対してツインは令和らしい配色やメニューデザインです。デザインでもユーザー層の狙いが分かれていそうですね。
【まとめ】ポケコロとポケツイどっちで遊ぶ?
2022年2月に10周年を迎えた先発のポケコロと、2021年8月に1.5周年を迎えた後発のポケコロツイン。
アップデートしつつも変わらない部分も残し、愛され続けているポケコロは平成の雰囲気を残すことで古参ユーザーへ安心感を与えているのでしょう。
ポケコロツインではあえて交流を減らし、現代ウケの強い配色やデザインを採用することで新規ユーザーを獲得しているように感じます。
ガラケー時代のように交流要素の強いアプリに馴染みのある層と、交流よりも個の世界を楽しむ程度でちょうどいい現代っ子の層。あるいは、時間を費やしてやりこみたい層とサクッと遊びたい層。
それぞれの需要を推し量りつつ展開するポケコロとポケコロツインはまさにユーザーファーストと言える気がします。
着せ替えアプリやゲーム内でのユーザーとの交流が好きな人・ガチャをいっぱい回したい人・可愛いものが好きな人はぜひ、それぞれ一度インストールしてみてはいかがでしょうか。
両アプリを含め、株式会社coconeが運営するアバターアプリの今後がますます楽しみですね。