『ラインのオープンチャットの役割』
1本記事の意図
こんにちは
今回は、最近というか2年前の8月(2019年)にラインに新たに追加された機能
“オープンチャット”について書いていきます。
ラインのオープンチャット機能、皆さんは使ったことがあるでしょうか?
私は、今からちょうど半年前から使わさせていただいています。
私が所属しているのは、コーヒーについて語る会であったり、英語の勉強会や歴史探求などであったりといった個性的な趣味のグループですがオープンチャットは分野を問わず、様々な系統のグループがたくさんあります。
もう現在は秋ですが今年の春から一人暮らしを始めた学生さんであったり社会人の方であったりと、コロナ禍で自由が聞かない生活の中で新生活に新たな希望を抱いてきたけれどコロナで大学の講義がオンライン授業、会社の仕事がテレワークになり人とまともに
コミュニケーションが取れていないが続き、
人と気軽に話すことができるものに特化したSNSなどの匿名性を持つものの需要が一気に高まってきました。
まだラインのオープンチャットを使ったことがない人はもちろんのこと、
匿名というのに少し抵抗を感じている人はぜひこの記事を読んでいって下さい。
読み終わる頃には、「匿名っていいね」「匿名だからこそ、こういったことができるんだ」と
匿名についてのイメージが変わり、よりSNSをうまく楽しく活用できるように
なると思いますし、私は一人でも多くの方にそうなってほしいと願っています。
では、ラインのオープンチャットの説明を始めていきます。
2そもそもラインとは?
ラインは2011年に開発されたアプリです。
ラインが開発されることになったきっかけを皆さんは知っていますか?
私はラインができたきっかけを知ったのは、もう三年以上前の高校の入学説明会の時です。2011年3月11日、日本で起きた史上最悪の災厄、東日本大震災が起こりましたね。
その地震で影響を及んだ被災地の方は、家族と連絡を取るために
当時は、ガラケー/ガラパゴス携帯を使用している人がほとんどで家族の安否確認のために使用していたものが電話とメールだけでした。
当然、多くの人が使用するのでそれらのサーバーは混み合い、
家族と連絡は取れずじまいで不安や恐怖に襲われ思うように行動できずに津波にあった方もいるでしょう。そんなことを思うと胸がとても苦しくなります。
それより少し前の2006年にツイッターは開発されていましたが
主に、「知らない人と関わるSNS」であったため(現在でもそうですよね)家族との連絡手段は電話かメールでした。
そんな中、日本人のエンジニア熊井隆一さんやクリストファー・ロジャーズさんたちが
「家族と気軽に関わることができるSNSを作ろう」と立ち上がり、
その年の4月に開発が始まり、その2ヶ月後の6月にリリースされました。
なんとラインの開発は、日本だったんですね。
まだ当初は、スマホが普及していなかったので
会社同士でのお堅いメールをチャットにするためにしばらくは、ラインは使われました。
当初はチャット機能だけで通話機能や今ではみなさんがよく使うスタンプ機能はなかったのです。今では、とてもじゃないけれど考えられませんよね。
2013年ごろから日本人のスマホ利用者数が増え始め、ラインの使用者は一気に増加し、本来の目的である「家族とのSNS」の目的が果たされました。
東日本大震災は、一見悪いことばかりに目が向けられます。
しかし、その震災によって現在では、
災害対策が全国で徹底に行われ人々の意識を変え世の中を変化させました。
現在では日本人口の半分以上、過半数に近い数の国民がラインを使っています。
遠く離れている家族と気軽に会話をしたり、ビデオ通話をしたり、と人々の物理的な距離を埋めることにラインは成功したのです。
大きな損害が大きな恩恵をもたらす、何か考えさせられるものがあります。
そして現在、全くの知り合いの人と関わることができるオープンチャットという機能が
生まれ知らぬ人との距離まで埋めるものになりました。
さすがライン「人と人との関係を“線/ライン”で結ぶ」アプリですね。
3オープンチャットとは?
ラインのオープンチャットができたのは、
2年前の夏などで東日本大震災のような災害がきっかけになったわけでは、ありません。
この機能は、利用開始された直後はとてもひどいものでした。
グループに入るとわいせつな画像が送られてきたり、通知がなり病まなかったり、スマホが発熱したり、アプリの処理速度を超えて強制終了したりするという事態になりました。
しかし、現在では対応が強化され安全に使用することができるようになりました。
同じ趣味同士の人と安全に会話することができ、
人と楽しくコミュニケーションが取れます。
匿名に関してマイナスイメージや不安を持っている方は、まだ安心できないでしょうが、人間はそういうものです。
10年ほど前のほとんどの人の共通認識であるのは「ネットは危険」というものでしょう。
子供にネットを使わせる機会をできるだけ避けさせていました。
しかし、今では自分の携帯を貸すだけでなく、小学生にスマホをもたせたりしていますよね。現在のネットは、しっかりとリテラシー(使いこなす能力)があれば大抵のネットの被害を避ける頃ができます。
しかし、いざ“匿名”と聞くと何か心が不安になったり、嫌悪する姿勢がみて取れます。
なかなか人間は初めに抱いたイメージを払拭できませんね。
大丈夫です、安心して下さい。
ラインのオープンチャットは、いわば既存のSNSのいいところをかき集めた感じです。
現在、オープンチャットに入る際は自分の普段使っているラインアカウントを使うのではなく、プロフィールと名前を設定したものを使います。
そして、普段使っている自分のラインアカウントへの友達追加は不可となっています。
さらに電話をすることはできないのでプライベートが完全に守られます。
ラインという普段から安心して気軽に使っているアプリで知らない人とコミュニケーションを取れる上に、プライベートが守られ自分の好きなものを他人と共有することができるいいところ集めのオープンチャット。
使わない、流行らない理由がありませんね!
4まとめ
今回は、ラインとラインのオープンチャットについて書いてきました。
ラインは日本で開発されて現在、
もっとも多くのスマホユーザーが使っているものだと私は認知しています。
既存のSNSには、ツイッターやインスタグラムなどがありますがこれらは、
見知らぬ人とコミュニケーションをとることができたり、
テレビやネットで有名な人たちとの発信をみたり、
自分で発信したりすることがメインで使われています。
学生の間では、軽い関係の人とはインスタのDM、仲がいいひとはLINEで話すのが定番になっています。現に好きな人とのラインを交換することにハードルが若者の間ではあります。
そんな風に社会が変化していくと同時にラインが変化をしていっています。
現実の社会が変化するからこそ、私たちが普段使っているSNSは変化を続けます。
SNSで現在、誹謗中傷が問題視され社会問題かされています。
そういったものに
規制をかけると本来のSNSの良さが薄れて中途半端なものに退化していきます。
オープンチャットの良さを私たちは享受することができますが、使い方について目をむける時期にきているのだと私は感じています。