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デコメと写メは青春だったー端末の変化とコミュニケーション

令和になって早4年、デコメや写メといった言葉、最近はすっかり聞かなくなりましたよね。

携帯電話はスマートフォンに、メールはチャットに、写メは自撮りや写真といった言葉に代わってきました。

平成初期に生まれた「携帯電話」は肩掛け鞄のように大きく、それが小型化され、そして多くの機能を備えたスマートフォンへと、30年をかけて急速に変化していきました。

今回は端末の変化と、それに伴って変化してきたコミュニケーションの形について、懐かしい単語も盛りだくさんに書いていきます。

ガラケーとメール

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ガラパゴスケータイ、既に懐かしく、見かけると「おお」と思うような代物になっていますが、10年くらい前はガラケーの方が主流だったんですよね。
ガラケーの機能といえば、電話はもちろん、Eメールです。
どこにいても、誰とでも、携帯やパソコンといった機器どうしでメールを送り合えたのは非常に便利でした。

電話とメールという、キャリア回線を利用したコミュニケーションツールはその利便性から、私たちの生活に欠かせなくなっていきました。

そんな中で、特に当時の女子中高生の間で一躍ブームとなったのがデコメと写メです。

デコメ

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デコメはデコレーションメールの略称です。懐かしいですね。
通常のEメールは、白背景に黒文字で、端末の互換性により絵文字や顔文字を使うのが一般的というか、ベースの形。
デコメは、それに加えて大きなGIF画像やPNG画像の小さなものや、端末に最初からあるものとは別に、キャラクターなどの絵文字を使って文字通りメールを「デコレーション」するものです。

フリルやレース、サンリオやディズニーのキャラクター、オリジナルでデコ素材を作れるサイトもありました。

お正月やクリスマス、誕生日などのメールは特に気合の入ったデコメを作ったり、受け取ったりしていましたよね。

写メ

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写メは写真メール、写メールの略称です。
本来メールに添付する写真や、写真を添付したメールを指す言葉でしたが、特にメールに添付していなくても「携帯電話で撮った写真」そのものを写メと呼ぶようになりました。

カメラを持つよりは携帯電話を持つ方が当たり前になる頃には、出先でちょっとした時にも「写メ撮って」なんて声を聞いたものです。

デコメに合わせ、写メを組み合わせてより華々しいというか、派手というか、そういうメールが流行った頃、まさに青春時代でした。

mixiやGREE、プロフなどのサイトでは日記機能で「写メ日記」なんてものもあり、今のTwitterやInstagramの前身のように親しまれていました。

スマホとチャット

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ガラケーと入れ替わるように現在ではすっかり普及したスマートフォン。
タッチパネルでの操作をメインに、片手サイズの端末が発売されたことで、その次世代的な機械は一気に注目されました。

スマホが一般的になる頃にはSNSとチャットというツールがメールの後釜のように生活に浸透しました。

SNS

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SNSは、今私たちが日々目にする多くのものです。Twitter、Instagram、LINE、それから、YouTubeなどもSNSに含まれます。

SNSはメールと違い不特定多数の人間と同時に繋がりを持ち、交流できるツールです。地元の情報から世界の情報まで、あらゆる情報を得られるツールでもありますね。
また、掲示板とも違い、SNSはよりリアルタイムかつ即時通知が可能な端末と通信速度を活かしたツールでもあります。

ガラケー時代には掲示板への接続こそあれど、今主流のSNSたちはさほど注目されていませんでした。Twitterなどが出てきても、今ほど生活に密着したものではなかったと思います。

今のような短文・画像がメインのものではなく、先に出たmixiやGREEなどに付随した長文の日記の方がよく使われていた記憶があります。

データ通信の速度が今より遅かったこともあり、リアルタイムな更新をメリットのひとつに数えるSNSの形には対応しきれなかったのでしょうね。

端末はガラケーからスマホになり、掲示板や日記はSNSに変化してきました。

チャット

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ガラケーにはなく、スマホになって一気にメインツールとなったものといえばチャットですね。
当時はSkypeとLINEが並んで注目されましたが、スマホに特化して機能改善を重ねたLINEがユーザーを獲得しました。
現在ではそのLINEが連絡手段のなかでも最大規模と言っていいでしょう。

LINEはトークと呼ばれるチャット機能と、ネットワークを利用した音声通話をメインとしたSNSで、連絡ツールとして非常に使いやすいものです。

LINEを含むチャットツールとメールの大きな使い勝手の差は、おそらく「通知」と「手軽さ」でしょう。

メールはどうしても即時通知というわけにはいきませんが、チャットは即時通知が可能です。
メールに比べ、よりリアルタイムでのやりとりが可能になったことで、その需要は一気に高まりました。

メールを使っていたころ、急ぎで確認したいときや……好きな人とのやりとりの時「メール問い合わせ」しては受信を促した記憶はありませんか?
メールにも自動受信機能はあるとはいえ、手間をかけず即時通知されるチャットの方が、やはり利便性は高く、それゆえにプライベートからビジネスまで、広く私たちの生活に浸透したのでしょう。

それから、手軽さという点でも、チャットはメールに比べより短文でも、内容の薄いものでも良いような印象がありませんか?スタンプひとつで返信とすることもできますしね。
その点で、より気軽にコミュニケーションをとれるツールとして愛用され続けているのでしょう。

懐かしい青春の話

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青春はガラケー世代の大人の皆さん。
好きな人とのメールでずっと「メールの問い合わせ」を繰り返したり、新しいデコ素材を集めては組み合わせたり、顔も知らないメル友とやりとりをしたり。

スムーズにコミュニケーションが取れすぎるスマホにはなかったドキドキや、スリルみたいなものがあったようにも思えます。

例えば授業中にガラケーで音楽を聴くには、有線イヤフォンをカーディガンの袖に通して胸ポケットに端末を……。リズムに乗ってしまってバレた経験のある人もいるのではないでしょうか。
今はBluetoothイヤフォンが多いため、こんなスリルは端から回避できてしまうんですよね。羨ましいやら、それはそれでつまらないやら。

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また、スマホに合わせた料金プランやネット回線を使った通話ができる今では思いつかないものといえば「ウィルコム」の複数持ちも。
ウィルコムとはおもちゃのような見た目の小さな携帯電話端末で、制限時間内では追加の通話量がかからないという、当時にとっては夢のような、かなり便利なアイテムでした。「待って時間!かけ直すわ!」を何回も繰り返した頃。
メインのガラケーの他にウィルコムを持っている子も多かったように思います。バッテリーの蓋を恋人や友人と交換するのも定番でしたね。

ガラケーではスマホと違ってバッテリーの蓋があり、簡単に着脱できるため、そこにプリクラを貼る女子は非常に多かったです。
それこそ、プリクラは今やスマホで見られる写真のひとつであり、あまりシールとして貼りまくるようなことはないですよね。最近の10代のプリクラは白背景で落書きしないらしいですよ!

ガラケーとスマホにまつわる変化を懐かしい話として書き出してみましたが、やってたな……というものはありましたか?

まとめ

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端末の変化に伴ってメインツールが変化し、更にそれは青春時代の色も変えていきます。

こうして文字にしてみると、ああこのツールはこれに代わったんだな、というふうに見えやすくなります。

ガラケーはスマホに。
写メが写真に。
メールはチャットに。
掲示板はSNSに。
キャリア通話はSNS通話に。

どの世代の、どんな時代の青春が一番ということはありませんが、「懐かしい」と思うものも、形を変えて生活に欠かせないものとしてあり続けています。
そして形が変わっても変わらず続いていくものが「人と人とのコミュニケーション」なのでしょう。

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