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私が二次元オタク・腐女子・同人趣味をやめた理由

色々あって二次元趣味やめました。
今回はその理由を書いていきます。

☆二次元からそれ以上得るものがないから

10代の頃のアニメや漫画、ラノベ、BL小説なんかは読める漢字や語彙が増えたり、物語のモチーフになってる自分が知らない物事がたくさんあって楽しかったけど、たくさん読んでるとそれがほとんど頭打ちになってきてつまらなくなった。

本を読んだところで練習してない漢字が書けるわけでも、勉強してないところの国語の文法のテストの成績が上がるわけでもないし、ビジネス文書なんてルールを知らないオタクに書かせたら古典文学でしか使われないような言い回しや漢字を嬉々として使いかねない。

あとオタクは他人の間違った慣用句の使い方や慣用句が伝わらないことについてバカにすることが多いけどなら学校で習った英単語、英熟語、なんなら古語、大学でやるような英語以外の外国語のかんを完璧に理解してるかって言われたらほとんどの人は人の事言えないんじゃないかな。完璧だってのなら他人を見下すより自分の実力を誇って欲しい。
話はずれたけど、要するに本や漫画を読んだからって人に自慢できる力が着くことはほとんどない。あっても偶然役に立つかたたないかくらい。

☆人に言えるような趣味じゃなくうしろめたいから
ワンピース、ドラゴンボールみたいな誰でも知ってるような作品を除けば、あんまり気軽に話せる趣味じゃない。
子供向け、萌え系、BL系、同人系……とても雑談に出せるネタじゃない。
自分の家にさえ見せる収納もしたくない。
同人活動も同じ。
副業として年100万単位で稼いでるとか、プロとして立派に活躍してるとかならともかく、漫画読んだり絵を練習したりしても、非オタからすればキモイ趣味でしかない。

☆二次元の表現が気持ち悪く感じるようになったから

・生理学と照らし合わせると理解し難い目の表現
(色、形、心理状態に合わない瞳孔の収縮や散大)
・現実だったら痛い、ダサい、幼稚な服装
・終始喘ぎ声?みたいな女性声優の萌え声、男性声優の女声
・面と向かって確認を取れば解決するような二人のすれ違い
・現実だったらモラハラクソ男みたいな彼氏と付き合い続ける

☆今どきの同人活動についていけなくなった
プロじゃないんだから好きなものを好きなように……って時代に創作活動始めた身にとって、今の閲覧数、フォロワー、いいね、数字で可視化される評価が1番重視される今の同人は、上手じゃない自分にとってはついていけるものじゃなかった。

☆悪い意味で依存してると気づいた
二次元や創作活動に冷めてもなかなかやめられなかった。
創作をする気がなくなっても鉛筆なぐり書きを乗せてでも反応が欲しかった。
興味がなくても無理やり最新のアニメを見て感想を書いた。
これ続けちゃダメだなと思ってやめようと思った。

☆お金や時間を他のことに使いたいから
当時の自分のスペックは、頭も良くないし、友達も少ない。収入も少ない。なんなら創作活動ですらダメダメ。
資格勉強、自分磨き、人間関係を頑張るためにオタクしてる場合じゃないと思った。

☆オタク仲間にあまりいい印象がないから
友達が少ない私はオフ会するのが好きだった。
でも自分含めオタクの人はネットスラングの多用、口調が下品、服もダサい、いい歳してアニメグッズカバンに着けてる……。
大人としてこれは自分の理想の生き方なのかと思ったらなんか違う気がした。

☆オタク界隈で流行った人生の価値観に懐疑的だったから
オタクにウケる生き方みたいなものがある。
ありのままがいいとか、協調性は同調圧力で悪いものとか、好きな物は誰にも否定される筋合いがないとか、ありとあらゆる多様性は全ての人が受け入れるべきとか、つらいことから逃げていいとか。
ネットだけのブームかと思いきや、オタクとリアルで会うと本気でその考えを極端に強く持ってる人が多い。
もしその生き方、親とか恋人とか親しい人にされたらしんどくない?と思うのでそれを鵜呑みにする人は私はあんまり好きじゃない。
自分らしさや無理しすぎないことは大切だけど配慮とか思いやり、礼儀とか、時には嫌でも勇気持って行動するのも大事。
だってもし自分が生まれつき攻撃的な人だったらありのままでいられたら周り困るじゃん?
自分の両親が健康なのに働くのつらいこわいめんどくさーいって無職で貧乏生活強いられたら困るよね??

☆二次元・製作元に不信感があるから
好きな作品があって、出ている本やDVD、グッズを全て新品でお金出して買ったところで、人気のない作品は打ち切りになるし
それとは別に、作者や公式側の都合で完結するか分からないし、完結しても理想の結末とかけ離れてガッカリすることも多い。
楽しみにしてても休載、未完、作者や関係者の不祥事色々ある。
二次元関連は完結しなくてもあまり前みたいな不誠実さを感じる。
色々事情はあるんだろうけどこっちはただの顧客でしかない。企業や作者に何があろうがガッカリ感は変わらない。

オタクの感覚は麻痺してしまうかもしれないけど、雑貨で新製品が出る!とか、新しい施設が地元にオープン!ってなって予定過ぎてから何も進展も音沙汰も無かったら半年もしないうちに失望して興味がなくなると思う。
もしくは海外に行った恋人から「帰ってきたらプロポーズの約束を果たす!」って音信不通になってる漫画でよくあるシチュエーションがもし現実であったら信用する方がおかしい。
でもオタクはそれを当たり前のようにしてる。
いつまでも待ってるから!って。
そんなんしてたら作品に合ってた時代背景も変わるし読者の対象年齢も合わなくなる。作者のモチベーションもないかもしれないし、作者が出せる状態になっても出版社とかが乗り気とは限らない。

私は未完のマイナー作品を、毎日のように新作出てないかチェックしたり、更新の止まった作者のホームページやSNSを心配でずっと見てたけど3年くらいそれやってたけどしんどすぎてもう諦めた。

☆私がオタクを辞めたあとの変化

オタクをやめて劇的に人生が変わった!
みたいなことはなかった。
でも生き方はだいぶ変わった。

オタクの時は、二次元やオタクコミュニティがあれば仕事がダメダメでも、収入が低くても、コミュ障でもいいやって思ってた。
創作技術を磨いて、そこで認められて、チヤホヤされるように頑張ろう!とか思ってた。

でも現実と向き合った時、オタク界隈でチヤホヤされるのと、現実で一人の人間として素敵だねって認められるのはどちらがいいんだろうかと考えた時、現実を頑張った方がいいと思った。

収入を上げるために資格を取って転職した。
容姿を良くするためにダイエットをして服や化粧を研究した。
人と繋がるために前より積極的に関わるように努力した。
趣味は、自分がとても興味のあるものの中から、かるい会話のネタになるようなものに打ち込むようにした。
人に言えないような趣味は程々に。

自分にダメなところたくさんあるけれど、今ではリアルの人に素敵だねって言って貰えるようになった。

今は、完全に二次元を禁止にしてる訳じゃないけどあんまり関心がわかない。
1番好きだった作品がもし続編出るよってなったら買うかもしれないけど(マイナー作品だから多分出ない)そのくらい。
非オタでも知ってるようなゲームはたまにやる。
ゲームはほぼ1作品事にとりあえずちゃんと完結するものが多いから安心だし、漫画アニメよりはオタクじゃない人も楽しんでるからハマっても罪悪感は少ない。

オタク趣味に傾倒出来なくなったことはちょっとさみしいけど、今はオタク以外の人生を生きてます。

☆おまけ
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