骨髄バンクドナー登録のススメ
若いころになんとなく登録していて忘れていた、骨髄バンクから適合の連絡があったので時系列で報告します。
骨髄バンクのドナー登録は、血液検査と同じくらいの量の血を採って、骨髄の型を調べるだけで簡単にできます。
私が登録した時は、近所の出張献血ルームに併設されてあったので、なんとなく登録しました。当時骨髄バンクのTVCMをよくやっていて、27歳の若さで白血病で亡くなった夏目雅子さんの映像が流れていたのを憶えています。
時系列
2006年ドナー登録
2022/8/3 ショートメッセージで骨髄バンクから適合の連絡がある
8/6 WebページからPDFのガイドブックをダウンロードする。ガイドブック読んだあとアンケートに回答する。
8/9 骨髄バンク東京支部から電話がある。アンケートの追加確認。今後コーディネーターの携帯電話から連絡ありますとのこと
8/9 Webアンケート同じ内容の紙アンケートと、紙ガイドブックが郵送される。
8/11 コーディネーターの名前が書かれた紙が郵送されてくる。東京支部の番号だけ記載あり。コーディネーターの携帯番号の記載なし。←これいる?
8/16 コーディネーターから電話あり。
今回、海外の患者への提供になるとのこと。
提供意志の確認だけ。最初の面談と血液検査をやる病院と日程決まったら連絡するとのこと
8/18 紙で送られてくる。病院決定 東京女子医大病院
情報が少ない
日時 8/26 9:30、病院HPの地図、「血液科 ○○先生」だけ
8/25 検査前日
コーディネーターから電話がある。明日の待ち合わせ場所、9:20に集合とのこと
8/26 検査当日
病院の場所がよくわからず、手前の道で迷う。
コーディネーターからガイドブックの説明を詳しくされる。
今日は検査だけで、手術を実際にする病院はまた違うとのこと。都内の大きい病院になる。
1時間くらい、病院の奥に2人用の面談室がある。クーラー効きすぎ、
コーディネーターは推定50代の女性、ノースリーブにスケスケの半そでで寒くないのかな?
血液科の先生 50代後半くらいかな 結構太ってるけど、丸くてかわいい
フランクな話し方。「なにかスポーツはやってるの?」「キックボクシングやってます」「僕の時代は真空飛び膝蹴りの沢村忠が流行ってた」「私の高校の時は最初のK-1ブームでしたよ」
ずっとしゃべってる。
4歳の時の手術跡の説明をしたら、腎臓のエコー検査をやった方が良いと言われ、その場で次回この病院でエコー検査する予約を取られる。
次に血液検査をやる。シリンダー11本も取るみたい。箱から出してズラッと並べる。先生が自分でやるみたい。看護師に任せないのかな?
右腕の血管は太くてやりやすい。左の方が若干血管が細い。
先生「難しい方の手でやってみようか」
4~5本取ったら、血が止まって中で固まってるみたい
右手に針を刺しなおして、続きの血を取る。
先生はずっとしゃべってるから全然痛くなかった。気をそらすためにわざと話しかけてるのかな?そんか感じでもないか。診察の時からずっとしゃべってる。看護師さんにもどうでもよさそうなこと話しかけてた。
4本は外国に送るみたい通常は7本なのかな?
9/16 腎臓のエコー検査
この検査はドナー選定前なので、個人負担の検査なんですって。大きな病院だから、診察までの手続きで長い待ち時間があるらしい。最初は1時間前くらいに受付した方がいいとのこと。
今回は迷わず1時間前に到着して、受付で予約表と健康保険証を渡す。受付のお姉さんが困惑しているみたい。
「診察券はありますか?」
「いえ、ありません。」
「紹介状はありますか?」
「いえ、ありません。来たのは2回目ですが、前回8/26は骨髄バンクのドナー検査で診察してもらいました。その時に担当の先生から、エコー検査をした方が良いと言われて、その時にその先生が、今日の検査予約をしてくれました。」
「??今回は骨髄バンクの検査はないですか?」
「ないです。エコー検査だけです。その検査結果を見て、先生が判断すると言ってました」
「では今日は骨髄バンクではなく、ご本人の検査ということですね。」
「??そうです。。。」
心の声「本人以外の検査なんかあんのかな?」
2回目だけど、新規の手続きって言うのが意味わからんのでしょう。
ここでたっぷり30分待たされてから診察券を渡されて、やっと検査室の階に行きます。まだ予約時間まで30分くらいあるから、さすがに1時間前に着いたのは早すぎたみたい。
予約時間からさらに10分くらい過ぎてやっと順番です。
9/27 コーディネーターから電話があった。
検査結果から判断してドナーとして問題ないとのこと
ここから2~6週間後にドナーに選ばれたかどうかの連絡がある。同時に複数のドナー候補が選出されている場合がある。全員の検査結果が出揃ってから選定するみたい。
選ばれたら次は最終同意の手続きになる。家族と一緒に面談して最終確認する。
9/30 血液検査の詳細な結果が郵便で届く。
全く問題なし、感染症もなし。
10/26 コーディネーターから電話があり「患者さんから終了の連絡があった」とのことでした。患者さんから終了ということは、容体が悪化したとか亡くなったってことなのかな?
ドナー提供の意思は変わらないと伝えたら、「また適合した患者さんが現れたら、よろしくお願いいたします」とのことでした。
終了の時はあっさりしてますね。
後日正式な書面が届きましたが、詳しいことは書かれていなくて「患者都合で終了」だけでした。ネットで知らべてみると、「患者都合の終了」には、他に適合したドナーが選ばれた場合も含まれるので、亡くなったとは限らないみたいです。良かった良かった。
市区町村によっては、ドナー提供者に補助金が出る制度があります。
ただし条件として「骨髄提供が実際に行われた」または「最終合意後の患者都合の終了」だったら、それまでに検査した日数分の補助金が出る。でも今回は最終合意前の終了なので、なんにも補助金出ないみたいです。残念。。
ちなみに私の市区町村では、1日2万円で上限14万円でした。
すでに検査で2回病院に行ってるけど、終了だからなんももらえません。
でも血液検査の結果、完全に健康だってわかったし、なんとなく良いことした感じはするので良しとしましょう。
この記事を読んで興味を持った人は、骨髄バンクのドナー登録してみてください。私の場合は登録してから、16年後に連絡がありましたが、意外とすぐ適合の連絡ある人もいるみたいです。