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陸の王者に個性を求めるのは間違っているだろうか ~File.008 小杉倫瑞季さん~

おはようございます🌡

最近美容院で、前髪辺りを縮毛矯正したんですけど、
ちょうど同じ時に別の席で、ヘアエステか毛染めかしてもらっていた、お年を召した女性の方がいまして、
その時に、担当されていた美容師さんとお話をされていたんですよね。

その話がたまたま耳に入り、またちょうどその時液を浸透させるためにしばらく放置する時間でもあったので、少し盗み聞きをしていたんですけど。

たまたまティッシュの話になったんですよね。

そしたらそのおばあさん、ものすごく誇らしげに
「うちには箱ティッシュが100個もある」
なんて言っていたんですよね。

担当されていた美容師さんは、
「そんなに買っても使わないでしょ」
と返すのですが、

おばあさんはなおも誇らしげに、
「先月はこれで15万稼いだ」
みたいな話をしていて、

どうやら転売をされているみたいなんですよね。

家にいて何も刺激がない分、こういった半端ねえ()ことやっている人を生で見かけて、心の中では少しだけ「おおおお変な人見つけたああ」みたいな気分になってました。

というお話です。

・・・そうですね
つまんない話しないでさっさと本題行け、というお叱りの声が聞こえてきたのでこの辺にしますか。

さて、本日ご紹介するのは、、、
『スタートアップ・ガイド』
小杉倫瑞季さん(総合政策3年)です!!!

小杉さん2

倫瑞季さんは、Voicy学生パーソナリティーとして、毎週月・水・金曜日に、スタートアップやITに関連するニュースを紹介するラジオ放送をされているほか、ビジコンの司会・SFCオープンキャンパスなどあらゆる場面で活躍されております。今回は、Voicyのことを中心に、倫瑞季さんの意識高すぎな大学生活に迫りました。

いつものプロフィールのやつです!

Twitter:@misssfc2019_no1


Instagram:misssfc2019_no1

Voicy

本日のお品書きはこちら!!!

①いままで
声を使ったお仕事未経験!?それでもチャレンジしてみた!!
②いま
「みずきーわーど」はほとんどアドリブ!?
③これから
形は変わっても話すスキルは持っておきたい!!

あわせて読みたい!!!

では本編に・・・
レッツゴー!!!


1. いままで


都内の中高一貫の女子校出身の倫瑞季さん。
欲張りで、やりたいことに関しては二兎どころか何兎も追い続けるようなタイプだそうです。
また現状に甘えることなく、常に自分の成長・スキルアップや挑戦を目指し、上だけを見据えておりました。昔からこの意識の高さ、真面目さは健在でした。
現在SFCの総合政策学部に通っておりますが、これも純粋に勉強がしたいという高いモチベーションを持って入学したんだとか。

大学に入学した当初はインターンをしていましたが、それと同時にこのような性格から、さらなる自分の成長を狙い、「自分らしくチャレンジできること」もどん欲に求めていました。

そこでたまたま昨年の2月、大学1年生も終わりに差し掛かってきたころに、Voicyのオーディションに参加します。

倫瑞季さんはこの時点では、声優やレポーターなど「声」を求められるような仕事に就いたり、もしくは就くための訓練をしていなかったどころか、話す練習もしていなかったのですが、2段階の審査を経て見事、『文化放送×Voicy 学生パーソナリティー』となるのです。

オーディション合格後、初めての収録に向けて、「話す練習」を始めます。
具体的には、滑舌の良し悪しはもちろん、「しかも」「えーと」「まあ」などといったフレーズを繰り返す癖をなくすような話し方になるように練習したそうです。

また、「学生パーソナリティー」という肩書きに付随して、自分の名前を使って放送を流すことになるわけですから、それに対しての責任や、自分が「学生パーソナリティー」として発信していくへの自覚も持つようになります。

とはいっても、初めての収録の際はあまり緊張はしなかったそうです。
今となって改めて聞くと笑ってしまうそうですけどね。


2. いま


ここからは、Voicyも含めた倫瑞季さんのこれまでのお仕事やこれらを通して学んできたことなどをご紹介します。

① 文化放送×Voicy学生パーソナリティー

Voicyのことを始める経緯などは先ほどお話ししたので、ここからは今のような形になる経緯なんかもお話ししてまいります。

当初からスタンスとして、「スタートアップや最新サービスにまつわるニュースを紹介する」というコンセプトはあり、しかもこのコンセプトやお話する内容も第1回の段階からご自身で決めていました

ただ、今と違う点としては、

・「みずきーわーど」というフレーズは第1回では使われず、放送していくうちに徐々に固まった
・当初は10分程度で長いものだと20分ほどのものもあったが、徐々に短くなり現在のように4~5分になった
・大学2年生として新学期を迎えるまでは毎日配信していた(現在は月・水・金)

というところが挙げられます。

現在の構成としては、

「初めのあいさつ」

「みずきーわーど」

「みずきーわーどに則した記事の内容とそれに対してのコメント」

「終わりのあいさつ・宣伝」

といった流れです。

「みずきーわーど」では、フィンテック・AI・スタートアップ・テクノロジー・GAFAMをはじめとした海外の企業に関する記事などを1回の放送につき1つ取り上げ、その内容を簡潔に紹介しつつ、コメントや記事の内容をかみ砕いた説明をしています。

かつては、「みずきとブレスト」という、倫瑞季さんがその時感じたことを共有するコーナーもありました。

また、こんな感じのイレギュラーな回もありました。

第153回 【ゲスト!慶應大学塾生代表に聞く!塾生代表、塾生代表選挙とは?】

2020年9月1日現在、「意識高い系女子大生なう!」唯一のゲスト回です。

前田じんさんが塾生代表だった際(2019年8月~2020年1月)、塾生代表秘書として、主に広報の業務も携わっていた倫瑞季さん。
そういった縁から、前田さんをゲストとして迎え、塾生代表の主な活動などをご紹介するという回もありました。「塾生代表って何??」「全塾協議会ってなにしてるの??」と思った方は上の放送をチェックしてみてくださいね。

そんな倫瑞季さんの放送はどのようにして行われているかというと、

・当日の収録直前に、取り上げる記事を選んでざっと目を通す。
・パーソナリティー用のアプリを用いてご自宅で収録する。
・なんとなくみんなにわかる感じでさらっと記事を読む。
・記事の読み上げや話をしながらそのあと何を話すかについて考えている。
(→私たちが友達と話すときのような感覚)

という感じで行われております。

このため、第1回と第2回はメモを作成してそれに則して話を進めておりましたが、現在はカンペ・台本・メモ・原稿などは一切作っておらず、すべてアドリブです。

こちらが前述の20分のものなのですが、これもノーカンペなんだとか。
第7回 【Facebookにおける繋がり方とコメントへのお返し】


倫瑞季さん的には、この放送は、

お話ししている情報をすべて受け入れてもらうつもりはなく、耳に入ってから脳内で処理される過程で、多少情報は落ちてもいい

と考えています。

また、全神経を集中させて聞いてもらうというよりは、作業のお供として聞いてもらうことを想定しており、そのためにも作業の邪魔にならないよう、難しい言葉や専門用語は避けているそうです。
その代わり、週3日、継続して聞いてほしいという風にもお話ししていました。

2020年9月1日現在で、放送回数は269回で総再生回数が約11万5000再生でした。ここ最近の放送は、1回あたり200~300前後の再生回数を記録しております。
2020年8月分で一番再生回数が多かったのは、以下に載せている8月21日放送回で330再生、これまでで一番再生回数が多かったのは2019年2月11日回(=初回)の1321再生ですが、初回を除くと2019年2月24日の1105再生でした。

第265回 【アイカサが協業によるZiplocリサイクル傘のシェア実現】


第14回 【かんたん♪ ティール組織①】

各回ごとの再生回数は、取り上げられたニュースに登場する企業の知名度や内容そのものによって、大きく左右されるみたいです。

ここ最近では、キングコングの西野さんやイケハヤさん、ホリエモンさん、広瀬香美さんなどといった著名な方々がVoicyに参入しており、そういった影響もあってVoicy自体も非常に盛り上がっております。
Voicyでお話されている内容も、「意識高い系女子大生なう」のような、フィンテック・AI・スタートアップ・テクノロジー・GAFAMをはじめとした海外の企業などに関するニュースを紹介する放送だけでなく、


② Podcastでの『国内ベンチャー企業分析』

Voicyの学生パーソナリティーとしての放送は、あくまで100%倫瑞季さんの独断に基づいて、スタートアップやITに関する世界中のニュースの中から気になったものを取り上げ、そのニュースを切り口として事業や企業についてのお話をするといった流れでした。

一方Podcast上にある、日本国内のベンチャー企業を1社ずつ取り上げる「国内ベンチャー企業分析」という番組のうちの数回は、倫瑞季さんが担当をされています。

こちらはVoicyとは異なり、企業からの案件で、企業を宣伝するという形で放送されています。内容としては、国内のベンチャー企業を各回1社ずつ取り上げ、その企業が行っている事業などを紹介しております。
この『国内のベンチャー企業分析』には、原稿が存在しており、それを読むという形です。こちらもVoicyと異なる点ですね。

Spotifyでも、Podcastのミラーリングとして放送されているので、Androidの方などはPodcastからお聴きください。


③ イベントのMC

東京大学をはじめとする様々な大学に所属する学生が運営するビジネスコンテストの司会進行や今年のKBCのオンラインビジコン、スタートアップイベントなどのMCを行っています。


④ インターネット報道番組のMC

小杉さんニュース

週に一回の番組でゲストは、その会によって異なる形です。
キャスター的な業務としてニュース原稿を読んだり、MCとして尺を考えながらゲストに話を振るなどの役割をされていたそうです。

倫瑞季さんの得意分野は、スタートアップをはじめとする最新のIT系ニュース、およびマーケティングなどですが、この番組では主に国際政治などといった、少し重めで、なおかつ倫瑞季さんにとって難しいと感じるようなテーマだったようです。
また、ゲストは基本バラバラといっても、毎回倫瑞季さんが番組内で最も若いということになり、どうしても若者視点・および学生視点での意見を求めらることが多くなります。

このため、内容が伝えられてから本番までの30分間で、内容に付随した情報やニュースをいかに吸収できるかが勝負だと話していました。

ほかに心がけていることとして、意見を求められた場合は、短くわかりやすい上に「事実」と「自分の意見」は分けることを心掛けていたそうです。また生放送のため、中継でのやりとりや、音声トラブルなどに冷静に対応することも必要だったほか、整った台本はないため、ゲストの方へのコメントへの返しやトークに入るためにタイミングなどにも気を配っていたといいます。


⑤ 朗読のお仕事

1人4役で朗読を行いました。声の使い分けが多彩になり、これは他の放送のお仕事でも非常に活きているそうです。


Podcastでの『国内ベンチャー企業分析』の放送・イベントMC・インターネット報道番組のキャスターなどのお仕事は、Voicyをきっかけに案件をもらったり、逆にオーディションを受けるなどといった形で引き受けています。

また、元からキャパオーバー気味の生活で、スケジュールの管理もしっかりしているため、全て一人で管理しています
1人で管理することで、研究会で忙しくなったり、モチベーションが下がったりしたときに自分の裁量で管理することができて、フレキシブルに動かしやすいのは利点だと話していました。

また、こういったお仕事については全て、「お金稼ぎ」「お仕事の1つ」としてではなく、学ぶような立場で臨んでいるそうです

最近では、新たにショートドラマの準備・撮影を行っているほか、先月21日に行われたSFCオンラインオープンキャンパスで、ガイドの一人としてSFCを案内するなど、あらゆるフィールドでマルチにご活躍されています。


こういったお仕事をすることで、

日常生活でいきなり話を振られても、話し方に癖がなくなり、また聞き手にとって気になるような滑舌にならなくなった
・所属している研究会の関係で、企業の方との会議をすることが多々あるが、時事ネタやスタートアップ関連のニュースを知っているため、大人の方と難なく対応できる
議論に詰まってしまったときでも切り返しがきく

ということが利点と話していました。

これから


倫瑞季さんは現在私と同じく大学3年生。今後は研究会や就活などで忙しくなってくるかなと思います。
そういった中で、きつくなったら曜日を週2日に減らすなどといったことはするかもしれないですが、「忙しいからVoicyをやめる」というようなことは大学の間はないようですし、大学卒業後、就職をしてからのことについてもまだあまり考えてはいないようです。

このため、「10年後に何をしているか」に関しては、

Voicyのことはわからないとしつつも、Voicyをはじめとした、前述の現在の活動の中で培ってきた、コミュニケーションの時の礼儀や話すスキルは10年後も保ち続けていきたい。
話すスキル自体も持っていて損になることはないし、保ち続けるためにはやはり、Voicy以外のような形になったとしても、毎日地道に努力をし続けて他人とのコミュニケーションに活かしたい。

といったことをお話しされていました。


まとめ


本日もここまで読んでいただいてありがとうございました。
例のごとくアフタートークのお時間です。

ここまで読んでいただいた皆さんならお分かりかと思いますが、倫瑞季さんは、常に高みを目指しており、あらゆることにチャレンジするような、好奇心旺盛な方ですし、そういった人柄もあって、前述の通りVoicyをはじめこれほどまでに多くのことを挑戦してきております。

このため、「常にキャパオーバーしている状態」という感じだそうです。

そんな中で倫瑞季さんは息抜きとして、

・小さい頃から行っているスケート
・ヨガ
・ランニング

を挙げてくださいました。

特に上から2つ目のヨガは、皆さんもご自宅でできますし、今のこのご時世にぴったりですね。

春学期がすべてオンライン授業だったことや、インターンをされている方は在宅ワークになったこともあって、これまで以上にパソコンに向かって作業をすることが多くなったかと思います。

私もこの夏は、ゲームを作成したり記事を書いたりESを書いたりと、パソコンと共に駆け抜けた夏休みといった感じでした。おかげで先日画面酔いで少しダウンしてしまったり。。。

だいぶコロナ自体は落ち着いてきてはいますが、それでも私のような語学なしの三田キャン民は、おそらく秋もオールオンラインになってしまうのかなと思います。
企業の短期インターンシップや1day仕事体験なんかもコロナの影響でオンラインにするというケースは少なくないです。

そうした中で、倫瑞季さんは「スマートフォンやタブレット、パソコンの画面を見ない時間を意識的に作る」ということをお勧めしてくださいました。
今後もこうした生活が続いたときのために、皆さんに共有しておきます。


倫瑞季さんとお話ししていて感じたのは、やはりしっかりしているなということですね。いや何様やねんって感じだと思います。仰る通りです。

取材を受けた方ならわかるかとは思いますが、「いままでのきっかけのこと」「今やっている活動について」「これからどうしていきたいか」などのようなざっくりとした軸を作っているものの、それ以外は基本アドリブです。その時その時の話に合わせて、記事に起こした時のことを考えながら、質問や話の方向性を決めているという感じです。そのため、今回の取材も一応お互いアドリブという感じではありましたが、返答がハキハキしていて聞き取りやすくて、言葉遣いもよく癖もなかったです。すごく聞き取りやすい印象でした。記者である以上、誰が相手でもしっかりと言葉遣いや話し方は改めて意識しようと思うようになりました。

「キャパオーバーしている」とは言うものの、それでもこれだけのことを両立してこなすことができているところについても、やはりスケジュールの管理がしっかりされていて、学生の鑑とも呼ぶべき存在なのかなと思いました。

現在私は就活も同時進行で行っており、就活においては(目指す業種は違うかもしれませんが)ライバルにもなりうる倫瑞季さんとお話ししたことで、「同学年にこんなに意識が高くしっかりされている方がいるんだな、自分も頑張らなきゃ」とすごく刺激になりました。

倫瑞季さん、お忙しい中取材に応じていただきありがとうございました。
ここまで読んでいただいた皆様もありがとうございました。

最後に、倫瑞季さんのツイッターとVoicyのサイトを載せてお別れとしましょう。
次回もどうぞよしなに🌙


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