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鉾田市の空き家が高値成約!メロンの街”で見つかった意外な売却チャンス

はじめまして。不動産仲介を担当しております徳川と申します。突然ですが、みなさんは「茨城県鉾田市」と聞いて何を思い浮かべますか? たぶん半数くらいの方が「メロンかなぁ」って思うはず。そう、鉾田といえばメロンの収穫量日本一で知られる“メロンの街”なんですよね。

ところが最近、メロンだけじゃなくて“空き家”がわりといい値段で売れているんです。え、なんで?と思われるかもしれませんが、実はこの土地ならではの意外なチャンスがあって…。

本記事では、そんな「鉾田市の空き家が高値成約した裏側」を明かしていきたいと思います。もしあなたが空き家を抱えているなら、ひょっとすると “ここだけの甘~い話” が転がっているかもしれませんよ。


1. 鉾田市は“メロン”だけじゃない!? 知っておきたい地域の魅力

1-1. とにかく農業が盛んな“野菜王国”

鉾田市はメロンだけでなく、さまざまな野菜の生産が盛んです。キャベツ、レタス、さつまいもなど、スーパーで見かける野菜が実は鉾田産…なんてことも珍しくありません。
ここでポイントなのが、**“野菜王国”**の一面を持つ地域は“農業体験”や“直売所で新鮮な作物を買いたい”というニーズが高まっている時代には大きな強みになります。つまり、築古の空き家でも畑付きだったりすると「あれ? ここで週末農業やってみたいかも」という方が現れるんですよね。

1-2. 海までのアクセスも地味にスゴい

鉾田市は太平洋に面しているので、海好きの方にとっても魅力的なエリアです。夏の海水浴はもちろん、サーフィンや釣りなどのマリンレジャーも楽しめます。
この「農業も海もある」二刀流が、じわじわと“田舎暮らし”志望者からの関心を集めているんです。都会生活にちょっと疲れた方が「週末に海か畑に行ってリフレッシュしたい」なんて考えるとき、鉾田市の空き家はグッと候補に上がるわけですね。

1-3. 首都圏からの程よい距離感

茨城県内でも比較的都心からのアクセスがしやすく、車なら2~3時間、公共交通機関でも工夫すれば日帰り圏内。「メロンの産地ってもっと遠いかと思った!」なんて驚く方も多いですが、実はこの“ほどよい距離”がセカンドハウス需要を後押しする大きなポイントになっています。

2. 空き家売却で“メロンパワー”を生かすには?

2-1. 農地付き物件の価値を高める

もし農地付きの空き家をお持ちなら、「メロンを作りましょう!」とまではいかなくても、「週末農業」「自給自足ライフ」を提案するのが効果的です。実際、私の経験上、都会の方は「畑で何か育ててみたい」「子どもに土と触れ合わせたい」と考えているケースが多い。そこに“メロンの街”というブランドイメージが乗っかると、一気に興味をもってもらいやすくなります。

2-2. 地元農協や助成制度を調べておく

農地転用や新規就農支援など、行政や農協が行っているサポートがあると買い手にとって「ハードルが下がる」んですね。物件案内の際に「こういう制度が使えますよ」と説明できれば、「メロンこそ作らないけど野菜くらいなら…」と動機づけが強化されます。

2-3. “メロン観光”の波に乗るビジネスプラン

観光シーズンになると、メロン狩りや直売所巡りで多くの人が訪れます。たとえば民泊やカフェ、農家レストランといった事業プランを内覧時に提案すると、「どうせなら観光客向けに何かできるかも!」と買い手の目の色が変わります。地元のメロン農家さんとコラボするアイデアなんかも、資料として用意しておくと好印象。

3. 高値成約につなげるテクニック

3-1. 築古でも“DIY・リノベ”で楽しめる要素を示す

古い家ほど敬遠されがち…と思いがちですが、最近はレトロブームやDIYブームで、古民家や納屋が逆に魅力的に映るケースがあります。たとえば「ここをメロンショップにしちゃう?」なんて冗談半分でも、買い手さんの発想を刺激するのは大事です。

3-2. 地域コミュニティのアピール

メロン収穫時期のイベントや地元の祭りなどを紹介すると、「ここで暮らせば季節感あふれるイベントに参加できるんだ」とイメージがわきます。私が接客する際も、「地元の人たちが仲いいですよ。メロンの箱を配り合ったりすることも(笑)」なんて話すと、和やかな空気になり、内覧者の心が解きほぐれるんです。

3-3. 車移動&駐車スペースの明示

鉾田市は車移動がメインになりがち。駐車場スペースや、近隣の道路状況をしっかり説明すると「そうか、車さえあれば買い物や移動に困らないんだ」と安心してもらえます。意外と道路幅や駐車区画の有無を気にする人は多いので、軽視しないようにしましょう。

4. 売却エピソード:メロン農家の隣りで空き家が高値成約!

先日、私が担当した物件は、メロン農家さんの隣にある築35年の木造平屋。敷地内には小さな畑と納屋、さらには雑草が生い茂った裏庭があり、「誰が住むの?」と売り主のNさんも首をかしげていました。

でも私は「隣がメロン農家さんって強みかもしれませんよ!」とピンときたんです。早速、地図上に“メロン農家さんの直売所まで徒歩1分”と記載し、SNSでも「メロン畑をすぐそばに感じながら暮らせるレア物件」と紹介。さらに「ここを小さな民泊やカフェに改装すれば、観光客が直売所めぐりの途中に立ち寄るかも」と内覧者に提案してみました。

すると、1組の若い夫婦が「メロンが大好きで、いつか自分たちで週末農業をやってみたい」という夢を持っていて、内覧後すぐに購入を検討。納屋をDIYして“メロンカフェ風”にリノベーションし、観光シーズンには宿泊スペースとして使う計画を立てたそうです。驚くべきことに、Nさんが希望していた価格より高値であっさり成約し、「こんなボロ屋がどうして…」と当人が目を丸くしていました。

夫婦曰く、「メロン農家さんからノウハウを学べるかもしれないし、新鮮なメロンをいつでも食べられるって最高ですね(笑)」とのこと。私としては「メロン愛すごいな!」と思いつつ、改めて“メロンの街”が持つポテンシャルに感服したエピソードでした。

5. まとめ:“田舎暮らしの要素”をどう活かすかが大きなポイント

「鉾田市=メロンだけ」と思うのはもったいない! 実際には農業体験・海レジャー・首都圏からのアクセスなど、多彩な魅力が詰まっています。空き家を売却する際、農地や納屋といった“田舎暮らしの要素”をどう活かすかが大きなポイント。買い手に“メロンの街ならではのワクワク”をイメージさせることで、高値成約やスピーディーな売却につながりやすくなります。

築古だからと悲観する前に、地元のメロン農家やイベント情報、DIYプランなどを絡めて「ここならではのライフスタイル」を提案してみてください。思わぬ“甘~い”チャンスが転がっているかもしれませんよ。



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