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ハワイの恋が終わり苦しみの先に、悟りへの道が開けた 27

第四章 27 スピリチュアルTV

クリスに時子からクリスのコンサートを東京で催したいという申し出があったあたりの時、りさには大きな出会いが訪れた。

ネットサーフをしていたら、ある番組を見つけた。スピリチュアルTVだ。もともとスピリチュアルに興味があり、予言とか幸福になる方法という題名のウェブサイトを見ていた。コンピューターは、その人に興味があるような題材を探してくれる。だから出てきた。又は、私に必要だったから、見ることになったのかもしれない。

小泉義仁さんと言う、通称テディさんが司会をする番組だ。日によっては、自身が悟り系のお話をする、インターネットテレビだった。ほぼ毎日2回、朝晩8時からの放送で、日替わりでスピリチュアルな分野の先生が担当する。

テディさんの司会は、番組が始まったかどうか解らないような緩い始まりで、ある時は起きたばかりで顔を洗っていない状態で話し始めた。時間になっても、しばらく番組が始まらない時もよくある。内容も行き当たりばったりなのだが、しばらく聞いていると、様々な悟りに関する知識が得られる。数万円も数十万円も支払って受けるワークショップと、同様な価値の内容もある。

テディさんは90年代に、彼が高校生の時はゲーマーで、独学でソフトが作れるようになり、会社を設立。数年後には、ネット通信業界3位に入るほどに会社の実績を上げた。その後、世の中がコンピューターに移行してからは、スピリチュアルの方に転向した。スピリチュアルコンベンションというイベントを催し、全国を走り回った。その後にインターネットTVを作った、という人物なのだった。政治、世界の状況や経営に付いて、案外わかっているのだ。そしてコンピューターの知識が豊富なのが、スピリチュアルTVのテディさんだ。

りさがこの番組に出会った頃は、番組が最も盛んな時期だった。毎回沢山の視聴者がおり、ライブ放送の時は、テディさんや担当の先生がたに、直接チャットで質問が出来る。ライブが終わるとその時間はyoutube等で保存され、繰り返し見ることができた。基本は無料。テディさんは番組にスポンサーを付けない。スポンサーが出来ればその会社の意向に従わないと行けないからだ。世の中にある大手メディアは、全て大手企業や投資家の手の中にある。世の中に出しても良いニュース、出したらその支配者達が徳になるニュースを流す。そういう事が、そろそろ一般人にもばれてきた。

スピリチュアルTVでは、純粋に寄付という形で集金し、運営している。視聴者が賛同したら銀行に送金するシステムだ。お布施形式。

火曜日には、スピリチュアル鑑定団と言って、プロの占い師やヒーラーが、視聴者の希望があれば順番で占ったり癒やしてくれるという日があった。私は、始めは聞き方も書き方も解らなくて、前に質問した人と同じ事をチャットに書いてみた。そのように参加し始めて、私はその後に起る、ひどい出来事によって、沢山の学びを得ることになる。


テディさんは天使になったと聞いていますが、
このメネフネキングはテディさんによく似ています
ヒルトンハワイアンビレッジにあるブロンズ蔵。
メネフネキングの後ろ姿。メネフネとは伝説のハワイに最初にやってきた小人族。

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