推しは推せる時に推せ~久能山東照宮遠征の記録~
去る2020年11月11日、こんなご時世ですが久能山東照宮へ参拝して参りました。
というのも、刀剣乱舞最推しのソハヤノツルキ様ご本体が見れるということで……。
刀剣乱舞ともコラボレーションとのことで、ちょっとメンタル不調により療養中の身ですが、少しでも善くなればいいなの意味も込めて行って参りました。
まずは9月にコラボ展示するよ、のツイートを見て、死んでも行く、と気合を入れていました。
これまで久能山東照宮へは5回ほど参拝していたため、今の体力ではダメだと思い、2週間前から筋トレを始めました。
(石段が1159段あるので)
先に言っておくと、ふくらはぎだけ筋肉痛にはなりましたが一日で治りました。
筋トレって素晴らしい。
当方神奈川住まいなので、移動費もそりゃあ馬鹿にならないほどだけど、この機を逃せばきっと一生後悔すると思って気合いを入れて……
電車を乗り継ぎ乗り継ぎ……
晴れていれば、東田子の浦駅から原駅辺りが富士山の麓までよく見えるのでお勧めです。
電車内ゆえ写真を撮るのは控えましたが、それはもうびっくりするほどよく晴れました。
富士山綺麗でした。
ちなみに全く必要のない情報を入れると晴れ女です。
到着しました。
ちなみに「あ、家康さんが呼んでるな」という時は大抵この登り口を夢に見ます。
「来いよ……来いよ……」と言われている気がするので、この登り口を夢に見た時はご参拝に上がるようにしています。(ソハヤさん展示がなくても)
ご覧のようにアホほど晴れてます。
去年の11月4日にも参拝したのですが、その時は曇っていました。
ちなみに博物館に入る時だけ晴れました。
晴れ女ここに極まれり。
2020年11月11日は仏滅とのことで、「絶対参拝者少ないだろうな」という若干の期待も込めて到着。
ちなみに仏滅は「何かを始めるのにちょうどいい日」なので悪い日ではありません。(諸説あり)
すると何と、近隣小中学校の遠足組に遭遇。
うーん、人が多い…………(ご時世的な意味でも)
でもここで帰るわけにはいかないと上り始めました。
オレはようやく上り始めたばかりだからな
この果てしなく遠い1159段をよ……!
(「いちいちごくろーさん」と覚えるそうです)
筋トレの成果はまあ…………(一区画上るごとに休憩)
見てみろよ……海(駿河湾)が綺麗だろ…………(休憩)
一ノ門
ここで確か905段だったはず。
今年の2月に行ったときは写真を撮りましたが今回は遠足の子供たちがいたので、いい大人がグイグイ行くわけにはいかないので記念はここだけ。
はい、まずは参拝口までようやく到着。
わたしの影。
家を出た時は朝5時程度で、ちょっと肌寒いかなと思っていたのですが着いたらめちゃくちゃ暑い。
着物にサッシュベルトを着用して行ったのですが、内側がビチャビチャになるほど汗だくでした。
家康さん歓迎してくださるのは嬉しいけどもうちょっと日光控えめにして……。
右側には博物館。
最初にソハヤさんを見たい気持ちを抑え、まずはご参拝。
の前に疲れたので一服。(喫煙所にて)
(※ちなみに参拝中だけぬいバッジ付けてたけどさすがに石段上がったり移動したりするときは恥ずかしくて外してました)
ちなみに家康さん、煙草はお嫌いなのか、煙草に火を付けようとすると毎回2、3回ライターの火を風で消していきます。
健康オタクだったからかなあ……。
禁煙しよ……。
一服休憩後、参拝へ。
やっぱり遠足の子供たちが多かったけど、七五三の可愛い女の子(三歳のお祝いかな?)とすれ違って微笑ましかったです。
めちゃくちゃ可愛かったです。
楼門まで来ましたよっと。
楼門の裏に家康さんの38歳の頃の手形があるので
いつもこの写真撮ってます。
そう、この日はソハヤさん展示ということでツメを黄色に塗ってみました。
あまり体力に自信がなかったので全部回らずにとりあえず家康さんのご神廟にだけご挨拶しようとそのまま直進。
普段だとこっち側なのに今回は正面突破(?)出来ました。
大変珍しい体験。
で、上りきる。
基本的に石段一段一段がしこたま高いのでものすごい筋肉が付きそうです。
ロープウェイ(後述)でも言っていましたが、東照宮にお勤めの宮司さん・巫女さんは毎日このご参拝ルートを歩いてご出勤なされているのだとか……く、屈強……。
楼閣の屋根。ソハヤさんの軽装の柄ですね、はい。素晴らしい。ありがとう。
そしてここからが実は一番の難関。
一段一段がアホほど高い。
子供登れるの? 大丈夫? っていうほど一段一段が高いです。
石の間、廟門を通り(人が多かったため写真なし)、ついに家康さんのご神廟の前に……と思ったら手水場付近が工事中でした。
何となく家康さんもご機嫌斜めに見えました。
「フン、どうせわしじゃなくてわしの愛刀の方を見に来たんじゃろ」
と言っていたかはわかりませんが、何かそんな雰囲気を感じ取りました。
ごめんなさい、その通りです。
とりあえず手水場で手は洗えなかったけどなむなむしてから、下ります。
だいたいいつもの流れです(6回目だから参拝ルートが何となく固定化している)
神楽殿の前でおみくじを引くのがいつもの流れ……。
さて、わたしの運勢は……
ぴえん
病気の方は「気長く養生第一」ということで、おとなしく養生します。
少し落胆しつつ、一路博物館へ。
いいもんいいもん今日はソハヤさんに会いに来たんだもん! ということで入ると、やっぱり遠足の子供たち。
まあそうよね……と思いつつ、博物館を流し見ていて、運命の再会(去年の2月に突如ソハヤ沼にハマり、4月の展示の時に一度見ていたのでした)。
するとどうでしょう。
なんと、博物館(一階)から突然人がスゥーっといなくなりました。
えっ??????
えっ??? えっ???????
ソハヤさ、えっ??????
ということでめちゃくちゃ堪能。
だーれもいない博物館の中で推しとじっくり二人っきり。(人?)
こんなことがあっていいのでしょうか。
おみくじの凶なんて大したことないさ…………。
推しの本体、綺麗でした。
隅から隅まで堪能しました。
『おっきいこんのすけの刀剣散歩』のソハヤさん回で鑑賞の仕方を学んだし、とにかく、もう、綺麗で、綺麗でした。すごく綺麗でした。
(すぐ語彙力のなくなるオタク)
たぶん5~10分くらいは見ていたと思います。
その間本当に人が来なかったんです。
行ってよかった。本当にありがとうございました。
で、光世作のソハヤさんを見たあと隣の刀を見たら、えっ、またソハヤさん????
写しの写し???
その隣もソハヤさん!!! その隣もソハヤさん!!!!!!
わぁ推しが! 推しがいっぱい!!!!!(混乱)
やっぱり余程の名刀だということですね。これほどまでいっぱい写しがあるということは。
ちなみに一部「所蔵:ニトロプラス」になってて「ニトロすげー」って思いました。(小学生並みの感想)
※ちなみに博物館内は撮影禁止なので写真はありません。
ソハヤさんを堪能したあと、隣を見ると「小烏丸写し」。
えっえっえっ急に日本刀の祖たる小烏丸さんの写しなの???
先だけ両刃になってる小烏丸さん(写しだけど)初めて見ました。
不思議な形だしすごく綺麗でした。
あれは「斬る」とうより「刺す」方が得意そうだなあなどと思いつつ。
ちなみに小烏丸さん写しを見ている時にはもう博物館内は人がまた増えていました。
ソハヤさんに大サービスされました。
ちなみに小烏丸さん写しも二振りあって、一振りは「所蔵:ニトロプラス」でした。
ニトロさんいくらあるの…………。
じっくり堪能した後でお二階へ。
有名な白檀塗具足さんがお出迎え。
白檀塗具足さんは会うの4回目くらいかな。
そしたらまた人がスーッといなくなる。
嬉しすぎてじっくり堪能しました。
マスクをしっかり装着していたのに、ガラスが曇って近付き過ぎたと思いました。
で、わたしはハンドメイドなどをやるわけですが、組み紐をやるんですね。
組み紐とチェーンメイルを組み合わせて首の後ろで結ぶタイプ
こういう、ソハヤさんが着用してるチョーカーのイメージのチョーカーを編んで着けて行ったんですけど、昔の鎧とかって全部紐を人の手で編んでいたんですよね。
そう考えると、ついじっくり見ざるを得ないというか……
一つ一つパーツを作って、一つ一つ組んでいった紐でつなげて、結んで、……どれだけ手間がかかるんだろうなあ、と考えるとそりゃお値段も張りますよね。
などと考えながらいつも鎧系は見てしまいます。
強度のために木?鉄?に漆を塗ったりして(白檀は木ですね)、おそらく二度塗り三度塗りとかしてピカピカにして、穴開けて紐通して……
何人の職人さんがどれくらいの時間をかけて作ったんでしょうね。
という鎧好きが出てしまいましたが。
当方秋田出身なのですが、帰郷する度に久保田城に行きますし、佐竹歴史文化博物館にも行きます。
いわゆる歴女というやつではないです。
(むしろ日本史は恐ろしく疎い)
久能山と小田原城と久保田城が好きなだけです。
佐竹資料館でも鎧の展示があったり、お姫様の着ていたお着物の展示があった時、「これ一針一針刺繍したんだろうなあ」などと考えてしまうタチです。
本当にすごい技術ですよねえ。
秋田の話をもう一つすれば、一度『本作長義(以下58字略)』(刀剣乱舞では山姥切長義)を秋田で展示していたことがあって、それも見に行ったことがあります。
刃文がおもしろかったです。
あれだけの長い銘をどうやって彫ったんだろうと思うとちょっと妙な笑いがこみあげてきました。
すごい技術なんでしょうけども。
是非ゲーム内でも本名をフルで言って欲しいです。
(声優さんに対する無茶振り)
はい、久能山に戻りましょう。
推しと具足さんに思いを馳せたあと博物館を退館。
退館前に、刀剣乱舞のコラボグッズとソハヤさん(刀本体)のポスターを買いました。
おまけにカードもいただきました。
(家に帰ってから撮ったものなので光が変に反射してます)
もうそろそろわたしのためのコラボだったと思っていいですか?(ダメです)
退館後も相変わらずお空青々。
ソハヤさんののぼり。
カッコいいねえ…………ホントにイケメンだねえ……大好き…………
ちなみに、初めてソハヤさんを見に来た去年の四月のことです。
ソハヤさんを見たよーってLINEしようとしたときに、勝手に文字がカタカタ打たれる現象がありました。
真面目に「ちょっとやめてよ」って声が出ました。
何か憑いてたのかなー。
で、じゃあ、次は何をしよう、ロープウェイかな。今アナウンスの声はソハヤさん役の浅利さんのはず、と思って、また一服休憩。(すぐ一服する)
そして時間を見たら次の便があと10分後と言うので先に記念メダルを作りました。
毎回これを作るために日にちを選んで来ています。
(2020.2.22、2020.3.21、2020.11.11があります)
名前はモザイク掛けさせていただいてます。
またちょっと秋田の話に戻るのですが、秋田に『史跡 尾去沢鉱山』という鉱山跡の資料館があるんですね(何を隠そう大の岩・鉱山フェチ)
そこでもこういうメダルがあって、行くたびに作ってます。
ちなみに母方の実家が昔、尾去沢鉱山近くにあった鉱山の鉱山主だったらしいです。
なので鉱山フェチになっちゃったのかなあ……血なのかなあ……。
いつか関東付近の鉱山とか銀山とかも行ってみたいですね。
寺社お城と鉱山どっちが好きかって聞かれたらそれは鉱山です。
何回か(話が)横道に反れましたが、ようやくロープウェイです。
ロープウェイのところにソハヤさんの名前が入った御朱印あるよ! という張り紙があり、えーなにそれ欲しいーと思ったのですが、「クラファン参加した人限定」だそうで…………
わたしは去年の二月に突然ソハヤ沼に落ちたので、クラファン自体知らなかったし参加もしてなくて大変大変悔しい思いをしました。
しかし切符を買ったら「今出るからこれに乗っちゃいなよ」って感じで乗せてもらい、ロープウェイ発進。
いきなり「ソハヤノツルキウツスナリ……」って浅利さんのアナウンスが始まって死にかけました。
アナウンス大変良い声でした。浅利さん、ソハヤさんの声を宛ててくれて本当にありがとうございます大好き……。
(ちなみにアナウンス中の声はちょっと平野くん寄りでした。地声が平野くんに近いのかな……?)
ロープウェイ乗り場付近から撮影。
風にはためく推しののぼり。好き。
日本平では特にすることもないので(目的は参拝と博物館だったので)、また10分待って帰りのロープウェイ乗ってこー、と思ったら、今度は「今5分ごとに運行しています」とのことでウソみたいにすぐ乗れました。
ウソじゃん。マジで?
そして東照宮へ向かうロープウェイは乗っていた人数が4人ほど。
めっちゃ先頭陣取っちゃいましたすみません。景色最高でした。
そんな中再び浅利さんの声を堪能。
ああ、終わってしまうんだなあ、という寂しさと共に、こういう、何か駅に近付いていく感じ(?)がすごく好きです。
降りる時に、「霊力、じゃんじゃん出しますよって!」という音声が流れてまた死ぬかと思いました。
(オタクすぐ死ぬ)
ロープウェイを堪能したあと、まだ少し時間があったので悩んだ挙句御朱印をいただきに社務所へ。
ただ御朱印帳を持っていなくて、「御朱印帳持ってないんですけど……」と言ったら御朱印帳ごと(?)いただきました。
ついでに警察コラボのポストカードもいただきました。
本当にありがとうござます。
写真下手か(ブレまくり)
オレオレ詐欺めっちゃ斬ってくれそう……。
もうすることはないぐらい堪能して大満足したので下山することにしました。
ついでにこちらもよく寄る場所。
毎回この写真。
だって晴れるんだもん……。
さようなら。また来ます。
(まだ1時台だったのに夕方みたいな空になっていました。11月だもんね)
あと少しだ~というところで、石段でスッ転びました。
周囲に誰もいなくなっていて、石段を一人で堪能していたから気が緩み過ぎていたのかもしれないです。
帰ってから見たら見事に擦りむいて青アザまで出来てました笑える。
ちなみに、神社(?)内で転ぶのは縁起がいいとか縁起が悪いとか二通りの意味があるそうです。
まあ結論「捉え方次第だよね!」とのことなので、吉ってことで。
厄落としですよ。
そして『しずてつジャストライン』のバス停でバスを待ちながら、行きに買ったおにぎりをもぐもぐ……。
ここに推し立たせればよかっ……
…………。
あっ?!!! お供機能使ってない!!!!!!!
せっかく行ったのにお供機能を使わずに下山してしまいました。
あーあ。
まあいいや。(ちなみに前回も同じ過ちをしている)
しかして過ちはこれだけに留まらず。
先にメン病み中とは話しましたが、不眠が続いて服薬中なわけで……1159段上って下りてしたらどうやらかなり疲れたらしく、清水駅へ向かうバスの中で爆睡。
メン病みしてから感じたことがないぐらいの爆睡でした。
「次は、高橋に停まります」
と言われて「は? 聞いたことない地名だけど??」と思って慌てて降りました。
ちょうど『しずてつジャストライン』のバス運行地図を持っていたので見てみたら6駅ほど寝過ごしてしまっていました。
もうへとへとだから帰りたいのに……と思いつつ、帰れそうなバス停を探しヨロヨロ。
ようやく見つけたバス停。
次のバスは20分後か…………と思っていたら数分遅れていたらしいバスが即到着。
ツイているのかツイていないのか…………。
まあそんな感じで無事に清水駅まで戻ることが出来、家まで4時間ぐらいかけて帰りましたとさ。
ご時世がご時世だけに、朝に熱を計って平熱を確認し、マスクもしっかり着用し、お出かけ用のアルコール手拭きも持っていき、いろいろと万全にして行きました。
大変良いご参拝でした。
結論、「愛しかなかった」
※別のキャラの言葉です
以上、久能山東照宮遠征のレポートを終了いたします。
ありがとうございました。
またどこかに行ったときはレポートにまとめたいと思います。
最後に……
どのくらいソハヤさんが好きかというと
ベッドサイドに掛け軸と模造刀が飾られているほどです。
(なお、掛け軸の後ろには以前の推しのカナダ国旗が飾られています)
我が家の守り神です。