若い内から発明してみましょう ~札幌の発明少女から学ぶ発明のコツ~
札幌の発明少女(奥天優衣さん)の件は、発明業界がほのぼのとする良いニュースだなと思いました!
私も記事で記載したように、先ず、特許出願して特許になるか経験を通じてスキルを学びましょうを実践しています。
発明は、皆さんが思う程、難しくはないですが、皆さんが思う程、簡単ではない。それは、経験しないと中々伝わらないです。
こういう挑戦する姿勢が、小学生の段階であることや、この特許出願をするという活動を支援してくれる環境・機会があるのが素晴らしいことです!
特許出願は、当然、無料ではないです。
小学生のお小遣いで賄える金額でもないです。
色んな減免措置を利用しても、○○万円はいくでしょう。
若い内から、特許を取得するスキルやビジネスの選択肢として得ることは、同年代の者に対して、強いアドバンテージになることでしょう。
経験したことに対する、恐怖感というものは、年を取ればとるほど、大きくなり、尚更、お金と時間を掛けてまでリターンがあるのか曖昧な経験をしようとしなくなります。
発明者の奥天さんは、100均一の店で売っている商品で試作品を作るなど、コスト面も工夫して実験しているのも良いですね。
私が、実際の特許(特許7503721)を見て感心したのは、特許の図面の分かりやすさですね。
これは、自分で工夫して作ったから、発明の機構を具体的に伝えるディテールがしっかりしている証拠だと思いました。
大企業で働くエンジニアの発明者ですら、適当に文章だけで知財部員や弁理士に発明を説明して、図面は特許事務所に任せっきりで、しょうもない特許図面になる人が多い中、このクオリティーは素晴らしいです!
※私は、よく図をちゃんと書いてくれませんか?と何度、発明者に依頼したことでしょうか。
発明の内容は、「虫を捕獲して駆除する装置」になります。
請求項と特許の図面は、以下の通りです。
G(ゴ○○リ)が図にあるので、あまり、よろしくないですが、Gが捕獲されている状態の図がないと発明が伝わり辛いので、載せます!
※もっと、露骨にGが表現されている図もありますが、割愛します。
だいたい、発明の中身が、特許の請求項と図面で分かりますよね?
虫を捕獲できる箱に、虫を罠で入れて、それを虫そのものに触れず、アームで持ち運び可能な装置ですね。
更に、特許の重要な特徴としては、途中の補正で入れている「天面部に透明部材が設けられ」があることで、虫が入っているかどうかが分かるという感じですね。
※自分は、Gを見たくないですが、箱の中身が分からないと、箱の廃棄するタイミングが分からないので、重要な特徴ではあります。
身近なG対策の特許として分かりやすいです。
※よっぽど、Gが嫌いな少女なのでしょうか。北海道は、涼しいからGが出現しにくそうな気はしますが。
漫画のテラフォーマーズ
とコラボして欲しいですね!
※凄く大きい箱にして頑丈にしないといけないですが。
ロバート秋山さんのものまねTシャツ特許でも思いましたが、自分で試行錯誤して作り上げた技術(発明)は、リアリティのある特許出願明細書になっていて良いですね。
発明の対象の動きの前後が分かるのが凄く良いです。特許は書面で説明するので、時間の変化を伝えるのが難しいのですが、よく特徴を捉えています。
今回の発明の対象は、身近な課題ですし、体験した嫌な思いから来ているので、とても良いです。
こういう体験した課題を解決するのが、発明として、とても良いと思います。
知らないことを妄想で発明すると、ボロが出やすいです。
頭と手を動かして、発明を皆さんもしてみては如何でしょうか。
奥天優衣さん、ほんと、素晴らしいと思います!今後も、良い特許を出願して頂けたら幸いです!
私は、漫画やアニメが好きなので、発明少女となると、
「僕のヒーローアカデミア(通称、ヒロアカ)」の「発目明」などが思い浮かびますが、発明できる存在は、とてもカッコよく、頼りになります!
社会の「ヒーロー」になれる存在だと思います。
ヒーローが多い社会になると、良い未来が開けると思います!
読者の皆さんが、次のヒーローになって頂けたらと思います!