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祝日な火曜日

・Hの妹ちゃんから実家で過ごすHの写真が送られてきた。楽しそうでなによりです。

・私はHがいない社宅で過ごす休日に何をしていたのか、今日は一から十まで書きます。

・基本的に私は社宅にはHがいると思っていて、別に一緒にいなくてもその安心感でとりあえずこの社宅にいられる、そんな気持ちの悪さが私にはある。

・きもいな、、、。

・急に平日を休みにされると、緊張する。急に、というのは肌感覚でしかなく2019年くらいには今日が祝日になるのは決定していたのだが。

・私は躁鬱が激しいきらいがあり、調子のいいときは一人で楽しく愛車を乗り回し、美味しいものを食べたりできる。一日中ご機嫌で、家事とかまで鼻歌交じりにこなしてしまうのである。逆の時はもう悲惨で、一日中ベッドでYouTube、なんていうのはまだまし。

・ほんとにダメなときは、調子がいいのを取り戻したくて調子がいい日の行動をなぞったり人と会ったりするけど、大体上手くいかない。ちょっと楽しかったとしても、だからどうなんだ、ひとりぼっちで、なんの生産性もない、誤魔化してるだけ、みたいな思想に囚われる。

・せっかくの休日は楽しく過ごしたいので、私の心ちゃんにはなるべく躁であってほしい。しかし女心と秋の空(?)、そのときになってみないと分からないガチャであり、躁か鬱か、丁か半か、数日前から緊張する。そういう感じなのである。

・しかも今日はHもいない

・きもいな、、、。

・朝、八時くらいに起きた。朝風呂であっついお湯につかりつつ、読みかけだった島本理生の『ナラタージュ』を最後まで読む。

・長編恋愛小説は苦手だ。だらだらと自分に酔った登場人物たちのベロベロな心理描写をえんえん見せられていく。シラフのときに酔っぱらいを見るとムカつく、あの感じがどうしてもしてしまうのだ。ナラタージュもそのような小説だった。

・シラフ時に何故酔っぱらいをみてムカつくのか。一つはその自覚のなさにあると思う。酔っぱらいに、酔っぱらっていることを指摘すると怒る。自分が正常でないことに無自覚で、なんならそれを指摘した他者に敵意を向ける。恋愛中も、それに酔っていることに無自覚で、ときに他者を傷つけても運命やらの綺麗な言葉で正当化しやがるのだ。

・私は無自覚なことが嫌いだ。なんでだ。自分がダメな酒飲みであり、何年も元カレを引きずってメンタルヘラヘラしていた、そういう同族嫌悪からなのか、、、?

・同僚のイキり男とかを見ても、その存在の矮小さに無自覚で偉ぶる点が一番ムカつくのでそういうことでもないのか?あれと私は同族ではないと思う。

・あっ、、、私は自分が矮小なことを自覚していて縮こまっているのに、同じくらい矮小な同僚が堂々としていることがムカつくのか?そういう同族嫌悪なのか、、、そんな、、、嫌な真実、、、

・こんなこと考えずに楽しくいれるのなら、人生酔っている方がいいかもね

・ちなみに、矛盾しているようだが、私は失恋ソングの一人相撲さ・身勝手さが好きで、iTunesのトップ25は失恋ソングが占めている。短編だと許せるのである。そのえぐみがクセになる。珍味は少量で十分ということか。

・ナラタージュは行定勲監督で実写化されているようだ。そっちは気になる。去年放映されていた同監督の『窮鼠はチーズの夢を見る』は、せつない恋愛映画と銘打ってはあるが、その実、身勝手煮込みうどんのような主人公とそれに振り回される人々が興味深く描かれていた。私が勝手にそう受け取っただけかもしれないが、監督は自覚的に身勝手さを描いていたと思う。これぞ邦画、というような緻密で良い映画だった。ナラタージュも、映画はきっと同じ様に良い作品になっているのだろう。

・別に小説も私が苦手なだけであって美しい文章の良い作品だけどね。

・天気が良さそうだったので十時、15キロほど離れたところにある気になっていたイタ飯屋に自転車でいこうと決める。ぐだぐだしてしまいそうなので予約をいれた。イタ飯という表記はとってもバブルみがして好きだ。イタリアンはスカシ。

・十時半、ヘルメットとアイウェアをまとい自転車と共に外に出ようとする。ドアをあけようとしたらあかない。なんと風が強すぎたのだ。風圧まじやば。その時点で生命の危機を感じ自転車を取り止める。幸い公共交通機関でも行けなくはない立地だったので、自転車を捨てて駅まで。

・アルピーannのベストジーニストに選ばれたいからジーパンを食べる回を聴く。これは良い回だった。

・電車に乗り、となり駅まで。

・電車の中で椰月美智子『明日の食卓』を読みはじめる。グルメ系の小説が好きだから、とプレゼントされたこの本だが、どうやら題名で判断したらしい。子供が母親に殺されるシーンからはじまる、凄まじい重い小説だった。食卓=家庭であり、グルメは関係なかった。

・同じ理由でその時に貰った山本文緒の『ブラックティー』も、バラの咲き乱れた表紙と裏腹に終始薄暗い短編集だった。こちらもブラックティーというのは紅茶の意味ではなく、薔薇の種類を指しており、つまりグルメは関係なかった。ジャケ買いで人にプレゼントは考えものかもしれない。これ好きそうだから、という気持ちはとても嬉しくはあるが。

・冒頭の子供が殺される部分で上記のことを思っていたら二つ先の駅まで来ていた。急いでおりて引き返す。

・なんとか15分遅れでレストランに到着した。コイン型のパスタとカモミールとリンゴのアイスを選択。料理はかなり美味しかった。しかしながら食事を待つあいだに読了した『明日の食卓』はうまくまとまってたものの後味悪~ぴえんぴえん。食い合わせならぬ読み合わせか悪かったので、反省。

・お会計をすませ、バスで駅まで。と思ったら20分以上バスが来ないことが判明。歩くには遠すぎるため、バス停で筒井康隆『家族八景』を読みはじめる。風が強くて大変だった。

・人の心を読めるテレパス火田七瀬が主人公の"七瀬シリーズ"第一作。七瀬が家政婦として様々な家庭を覗いていく。七瀬シリーズは、これの他に、最終作の『エディプスの恋人』を昔に読んだ。二作とも、出てくるのは基本的に欲にまみれた嫌な人間しかいない。七瀬が隠している人の心を暴くからそう思えるだけなのかもしれないが、世界ってみんなそんなか、、、?そっか、、、そうかも、、、という気持ちになる。

・性欲についての言及が多いのは心理学が大きなテーマになっているからなのか?フロイトとかそういうイメージある。心理学勉強してたらもっと面白く読めたのかも。

・覚悟はしてたけど天気の良い昼に読む話じゃなかった。

・ちょうど読み終わる頃に帰宅。テンションがた落ち。こりゃあいかんと30分昼寝するが、気分上がらず。

・家事をする気にもならず、今から書いちゃえ!と日記に取りかかる。今日誰とも喋っていないのでとても寂しかったみたい、筆が乗る乗る。

・今日一日起きたこと、思ったことを書いたが、起きたことが薄すぎて悲しいな。飯くって本読んで自己嫌悪してただけじゃん。脳みそがとっ散らかってるのもばれちゃうし。家のなかもとっ散らかってるし。いえあ。

・祝日ガチャ失敗

・火曜日か~ 

・火曜日か~

・おしまい!

Mより

追記

・Aちゃんからイチゴをいただいた。夜ご飯として食し、現在とてもハッピーなのでガチャは成功でした。補助チケ5枚貯まってたのかも。

・イチゴがまだ残っていて明日も食べれるの、陛下のお誕生日スペシャル11連ガチャでUR確定かなにか??



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