特抜雑記#2 道化役はかくして踊る

 前回に引き続き、僕の音楽づくりについて書いていこうと思います。
 今回は『作詞』について。基本的には、
〘テーマ決定→作曲(仮)→作詞(仮)→編曲(仮)〙の順で始まります。
正確にはここまで明確に分けていないのですが、言葉の単語ベクトルによって音の作り方も変わってくるので、絶対に編曲をガチる前に歌詞は完成させます。
 僕の曲は物語になっていることが殆どで、普遍的な一瞬の感情を用いることは無いのこともあって、特異な歌詞になりがちでして、音作りに難航しますw
 最近は、ようやく音楽の作り方を理解してきて空想をDAWに出力することも可能になってきました。
自分の経験をもとにしたり、歴史的事象を扱ったり、新作のように小説をもとにしたり、作詞に関してはそこまで立ち止まることは無いのですが、やはり編曲の細かな音選びには悩みます。とはいえ今回は作詞の話なので、この話はいったんここまで。

 じつは、ぼくは小説を書いていたことがあります。もう何年もまえの話ですが。
https://ncode.syosetu.com/n0240ex/ 

https://ncode.syosetu.com/n1924ex/

https://ncode.syosetu.com/n1690gv/

https://ncode.syosetu.com/n1690gv/2/

物語には起承転結があり、基本的にはそれに則って進行します。僕の場合、作詞にも同じことがいえます。問題を提示し回答する。詳細や感想が語られ、最後に自分なりの結末を用意して終わります。
この曲なんかはまさにそうですね。https://youtu.be/q7EYKKbXozs

人生で初めて作詞した自分の曲です。それからしばらくしてこのボーカロイド版を制作しました。
ここまで自分の考え、概念的な事柄を書いたのはこの曲だけです。
寂寥闊歩。前衛芸術の道は、前衛故に孤独なものです。

 冒頭の惑星を見るくだりは、当時何度もみた夢の内容です。土星みたいなでかい惑星が寝室の窓から端だけ見えていて、跳ね起きてエレベーターに乗り込むもいつも扉が開く前に目が覚める…という内容です。
 
 欲しいものには、いつも少し届かない。

 根底にあるのは、芸術とは何か?ということです。青い英数字、とは言わずもがなURLのことであり、抽象画を理解しようとするなら作品を見るだけでは不十分である。つまり作品は表紙に過ぎないとなかなか過激なことを言っていますが、この考えは今でも変わりません。
 生まれ持った才能なんて僕にはありません。
 好きな作家たちだって、才能によるところより、努力の方が多いかもしれません。なんにせよ、素晴らしい作品です。それこそ、人生に多大なる影響を与えるほど。
 曲中何度も、先生、救世主と呼びますが、これらは姿ある他人ではなく、自分の思想を形成作った言葉に他なりません。
 希望の光とは、歩き始めた者に与えられるのかもしれませんね。

せっかくなので、もう一曲。
寂寥闊歩が勇敢な物語だとしたら、その対極に位置するのはこの曲でしょう。

こんなに暗い歌が良く書けたものだと感心さえしますw
この曲は実は経験が元なのです。さすがに自殺はしてませんがね。
100パーセント実話はこっちですw

 恥ずかしながら、随分家庭内での立ち位置で葛藤があったのです。
僕は三兄弟の末なのですが、幼いころに父が家を出て、姉は軽く不良になり僕は中学校にいかなくなり絵ばかり描いていました。三年生になり少しずつ学校に行きだし、周囲を見渡したす余裕が出来たとき、あまりのことに愕然としました。

≫≫≫一家心中でもするのかってくらい暗いwww≪≪≪

 足りない役割は何か?一目瞭然でした。そうして哀れな道化役が誕生した次第です。
一番上の姉が結婚を機に家を出た後、母と兄と三人になりましたが、この二人が僕が馬鹿なことしないと笑わない人種なんです。君ら表情筋死ぬでほんま。

 非常に痛快に今日あったことを語れます。全部嘘ですけど。
 相槌は十種は用意してあげましょう。塵ほども興味ないですけどね。
 わざと失敗するならタイミングは重要です。気付かれなければ失敗。不快にさせたら大失敗。死にましょう。
 それから、言葉は慎みましょう。これは接待です。

でも結局のところ、僕は不幸に酔っているんでしょうね。本当はこんなんじゃないんだよとお道化を断ち切ろうにも中毒性は勝てませんし、もうどうでもよくなって
「ゲームしすぎて徹夜してもた」
でなかったことにしましたw   (ほんとはASMRで熟睡しt)

とまあこんな感じの経験をもとにした結果こんな陰気な歌が爆誕したわけです。

次回はそうだな、銘酒探偵シリーズの話をしようかな。
ではでは~

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