ぜんぜん関係ないけど、関係させたくなっちゃうのはなぜ
受付窓口のボードが取り外された。
コロナが流行りだしてからずっと置いてあった透明のアクリル板。
わたしは受付で働いているのだが、働き出した頃にはすでに置いてあった。
なので、ボードのない開放的な窓口を初めて見たのだ。
最近わたしは、ずっと乗りこえられないでいることについて書いてみようかなと思っていて、でも、やっぱちょっとこわいな、とも思っていた。
だけど、向き合わないといけないときが来たのかなって感じもしている。
そんな風にもたもたしていたから、ボードが外されたところを見て、書いてしまえばずっと感じていた壁が取り外されるんじゃないかって、そのときが来たんだよって言われたような気がした。
ぜんぜん関係ないけど。
勝手にわたしが関係させてるだけだけど。
壁のなくなった窓口は、正面玄関が開くたびに風が吹いてくる。
ちょと寒い。
だけど、外の風が入ってくるのが新鮮だ。
わたしの壁も、なくなれば風が吹くんだろうか。
何か新しいことが始まるんだろうか。
窓口とわたしの壁は、ぜんぜん関係ないけど。
関係させたくなっちゃうのは、わたしがわたしの背中を押してるってことだろうか。
おわり。