モノカキングダム優勝したとき、どう書いたのか
ついに、12月になった。
モノカキングダム2023まさかの優勝から1年、
今年もモノカキングダムが始まる…!
今日、テーマが発表される。
こわい…
こわいよ…
今年も出ようと思ってるけど…
参加者は猛者だらけ、しかも今年はもっと増える予感…
本気でハートを射抜きに行くしかない。
でも、すっごいおもしろいのがたくさん読めるということでもある。
これスキー!っていうのと出会えるのかもしれないというのは、とっても楽しみだ。
去年は、いったいどうやって奇跡的に優勝したのだろう。
振り返ってみたい。
優勝したお話はこれである。
去年、モノカキングダムが開催されると知ったときにはもう、出る気満々だった。
当時はエッセイしか書いたことなかったので、エッセイで書くことは無意識に決めていた。
そして、テーマ「あったか」が発表された。
まず、あったかなものを思い浮かべていった。
ホッカイロ、こたつ、ヒーター、優しさ…ありきたりなものしか思いつかなかった。
でもそれがわたし。
しょうがない。
そこから、具体的なエピソードを思い出していった。
たしか二つを思い浮かべた。
受験とホッカイロのあたたかさの思い出と、病室での義父の優しさが忘れられないということ。
今度は、「あったか」の威力を上げたいから、「あったか」を一番感じるときってどんなときかな、って考えてみた。
やっぱり真逆の寒いときかな、と。
寒いとき、冷たいときに際立つのかな、と思った。
ということは、優しさをあたたかさとするなら、辛いときに優しかった義父のことがぴったりなんじゃないかなと思った。
しかも、何年も前から、誰かにこの話をしたかったのだ。
ときどき思い出しては、ひとりでグスグス泣いていた。
でも、これだけじゃせつない話になってしまう。
当時5歳の息子が、わたしの実父も義父も亡くなっているのを「じぃじは絶滅した」って言っていて、まわりのみんなが笑っていたことも入れてみようと思った。
そして、息子が夢でじぃじに会えなかったと泣いたエピソードも実際わたしが胸がギュッとしたことであり、この子にじぃじのことを教えてあげたいと思っていたので、そのままの構成にした。
“絶滅”というワードがラストにぴったりはまったのは、たまたまだった。
そもそも、いつか書きたかったことと、テーマがたまたま合ったという感じがする。
お義父さんの優しさが届けられて、受け取ってもらえてうれしかった。
そして、優勝することでたくさん読んでもらえてうれしい。
わたしじゃなくて、お義父さんの優しさが優勝したのだ。
今年は、どんなテーマなんだろう。
どきどきする。
あなたも是非!
おわり。