Macのウイルス対策：基本と最新の脅威に対応する方法
こんにちは。今日はMacのウイルス対策についてお話しします。最近、ニコニコ動画が攻撃されて落ちたというニュースもあり、ウイルスの脅威を身近に感じることが増えてきました。特に、Macは安全だという認識が広まっている一方で、近年の報告ではMacにもウイルスの脅威が増えてきています。今回は、Macのセキュリティを強化するための基本的な対策方法と、最近のマルウェアの例についてご紹介します。
なぜMacにもウイルス対策が必要なのか
昔はMacはウイルスに強いと言われていました。理由としては、Windowsに比べてユーザー数が少なく、攻撃の対象としてあまり価値がないとされていたからです。しかし、近年ではMacのユーザー数が増え、クリエイター以外の人々にも広く使われるようになったため、ウイルスの開発者にとっても魅力的なターゲットとなっています。
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最近のMacマルウェアの例
ここでは、近年発見された主なMacマルウェアとその影響について紹介します。
1. OSX/Shlayer
2018年に発見され、2024年でも依然として脅威となっているマルウェアです。主にAdobe Flash Playerのアップデートに見せかけて感染します。広告のポップアップやシステムパフォーマンスの低下を引き起こし、さらに危険なマルウェアをダウンロードする可能性もあります。
2. Silver Sparrow
2021年に発見され、IntelとM1プロセッサの両方を持つMacに感染しました。潜んでいる状態で最小限の痕跡しか残さず、サーバーに接続して指示を受け取ります。全潜在能力はまだ不明であり、懸念される脅威です。
3. XLoader
2021年に登場し、依然として活動しているマルウェアです。資格情報の盗難、スクリーンショットの撮影、キーストロークの記録が可能で、重大なプライバシー侵害の可能性があります。主にメールのフィッシングページから始まります。
4. ThiefQuest（EvilQuest）
2020年に発見され、ファイルを暗号化し身代金を要求するランサムウェアです。キーロガーもインストールし、ファイルを盗むため、二重の危険性があります。
5. Atomic Stealer (AMOS)
MacOS専用に開発されたマルウェアで、パスワード、ブラウザクッキー、暗号通貨ウォレット情報などの機密データを盗むように設計されています。Apple Notesや連絡先リストなどから情報を流出させることが可能です。
6. Cuckoo
2024年初頭に確認されたマルウェアで、検出されるのを回避するための新しい技術を使用し、通信を暗号化します。スクリーンショットのキャプチャー、キーストロークの記録、機密情報への不正アクセスが可能です。
Macのウイルス対策方法
ここでは、Macをウイルスから守るための基本的な対策方法を紹介します。
1. ソフトウェアのアップデートを欠かさない
セキュリティソフトウェアやOSのアップデートは常に最新に保ちましょう。新機能追加のアプデは急ぐ必要はありませんが、セキュリティ強化のためのアップデートは非常に重要です。
Macの更新方法:
システム設定に移動します。
[一般] > [ソフトウェアアップデート]をクリックします。
提示される手順に従って利用可能な更新をインストールします。（自動更新を有効にするのも良い考えです。）
2. ファイアウォール保護を有効にする
Macの内蔵ファイアウォールは、不正アクセスをブロックするために必ず有効にしてください。
ファイアウォールの有効化方法:
システム設定を開きます。
[ネットワーク] > [ファイアウォール]をクリックします。
スイッチを切り替えてMacの内蔵ファイアウォールを有効にします。
3. 信頼できるソースからのみアプリをダウンロードする
App Storeからのダウンロードは安全です。ウェブサイトからのダウンロードは慎重に行い、信頼できるサイトからのみダウンロードするようにしましょう。
4. リンクを無闇にクリックしない
フィッシングサイトや悪意のあるサイトからのリンクは避けましょう。SNSやメールからのリンクは特に注意が必要です。
5. 広告をクリックしない
広告からの感染も多いため、広告をクリックせず、商品名を自分で検索するようにしましょう。
6. 強力なパスワードと二要素認証の使用
すべてのアカウントに強力なパスワードを使用し、二要素認証（2FA）を有効にしましょう。
まとめ
今回は、Macのウイルス対策について基本的な方法と最近のマルウェアの例を紹介しました。セキュリティソフトはお守りのようなもので、最も重要なのはユーザー自身がセキュリティ意識を持つことです。セキュリティソフトに頼りすぎず、基本的な対策を実践してMacを守りましょう。
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