移転/渋谷神泉のオフィスビルから恵比寿の恵比寿ファーストスクエアへ第一商品
商品先物大手であり、セミナー開催などで金の営業に強みの第一商品がオフィスを移転する。
移転先は恵比寿のビルになり約150坪となる見通しだ。2020年以降いったん大規模なビル内縮小を経ての移転となる
会社概要と業態
第一商品は渋谷区に本社を置く企業。
第一商品株式会社と高津商事株式会社の新設合併により1972年11月に設立された。
2004年12月にジャスダックに上場。主に貴金属やエネルギー、ゴム、農産物等の商品先物取引の受託業務及び自己売買業務を行う商品先物取引関連事業を中心とする投資・金融サービス事業などを展開している。
■沿革
1980年 東京繊維商品取引所の営業権を取得。日本橋支店を設置
1980年 本店を渋谷支店に移転(大阪本店は大阪支店となる)
1981年 金地金の現物売買を開始
1982年 東京金取引所(現東京商品取引所、貴金属市場)に商品取引員としての許可を取得
1984年11月 東京金取引所、東京繊維商品取引所、東京ゴム取引所の三取引所合併により東京工業品取引所設立
1988年3月 総合情報センター(情報サービス部・電算部)を東京都文京区に設置
1988年12月 豊橋乾繭取引所に商品取引員としての許可を取得
1990年2月 本店を東京都渋谷区神泉町10番10号に移転
2000年 店頭外国為替証拠金取引「チャレンジャー」の販売を開始
2002年 あしたば商品株式会社を吸収合併
2004年 日本証券業協会への店頭登録を取消し、ジャスダック証券取引所に株式を上場
2007年 本店を東京都渋谷区神泉町9番1号に移転
2013年 東京証券取引所JASDAQ(スタンダード)に上場
2020年 株式会社オウケイウェイヴからOKプレミア証券株式会社の全株式を取得
クラウドバンクと資本業務提携
同年 主務官庁の指摘により不正会計の調査を行う第三者委員会を立ち上げると発表し、2020年4月30日に調査結果を発表
従業員の40%に当たる100人の早期退職者の募集や、日産証券への転籍などにより、従業員を約200名削減
2021年4月30日限りで商品先物取引業を廃止。本店における金地金の売買業務も、同年7月1日付で子会社である第一プレミア証券へ譲渡
日本クラウド証券と共同事業(インターネットでの小口金取引)開始
2023年 暗号資産「Kinka」の販売開始
提供サービスについて
現在の提供サービスはグループ会社の経営管理及びそれに付帯する業務
貴金属の現物売買業務を主業務においている。
移転背景と目的
Daiwa渋谷神泉ビルはもともと第一商品が1棟で利用していたオフィスビルである。2020年に大幅な縮小を行い一旦は3階のフロアを同社が利用していた形である。
Daiwa渋谷神泉ビルは第一商品が1棟で借りていた物件であるが同社の解約が起きて複数フロアでの募集をしていた。渋谷は人気のエリアでありつつも駅からの距離など苦戦が想定されたが実際は2023年時点で渋谷人気にあやかって現在はほぼ満床というリーシング状況である。
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主にオフィスに関する不動産知識や趣味で短文小説を書いています。第1作目のツボ売り、それ以外も不動産界隈の話を書いていければ良いなと思っています。 サポート貰えると記事を書いてる励みになります。いいねをしてくれるだけでも読者がいる実感が持ててやる気が出ます