
移転/AI開発向けクラウドアプリケーション展開のFastLabelが新宿住友ビルへ
AI開発向けクラウドアプリケーション展開を促進するFastLabel社が住友不動産の通称三角ビルとして新宿住友ビルへ移転を行う。
移転の目的はコストの削減と事業の拡大の2軸の模様である。
会社概要と業態
FastLabel株式会社は2020年に創業されたスタートアップ企業である。
同社はAI開発支援に強み。プロジェクト企画からデータ収集、モデル開発まで一気通貫でのサポート。0→1のフェーズを実施したノウハウは全て納品しAIモデルの改善を促しそれらを企業側が扱いやすいように支援している。
非構造化データをワンストップでカバーし、教師データ準備を圧倒的に効率化。非エンジニアでも使えるUI/UXと各種機能で、部署や会社を超えたデータ活用・共有をセキュアに実現している。
沿革
2020.01 FastLabel株式会社 創業
2021.02 シードラウンド 総額6500万円の資金調達
2022.07 シリーズAラウンド 総額4.6億円の資金調達
2023.01 パーパス “AIインフラを創造し、日本を再び「世界レベル」へ” を制定
2023.05 AIデータプラットフォーム「FastLabel」 利用ユーザー数5,000人突破 2024.09 シリーズBエクステンションラウンド 14.5億円調達、累計調達金額21.5億円
サービス
FastLabel Data Factory:データ収集・管理、アノテーション、モデル開発までワンストップで提供SaaS。DataOps構築を実現し教師データ準備を大幅に効率化
主要株主
インキュベイトファンド
NTTドコモ・ベンチャーズ
MPower Partners Fund
ジャフコグループ
ジェネシアベンチャーズ
Salesforce Ventures
Sony Innovation Fund
セーフィー
DBJキャピタル
パナソニックくらしビジョナリーファンド
丸紅
移転の背景と目的
同社の移転リリースによると、コロナ後にフルリモートに近い形で営業していたが、徐々に出社へ移行している模様である。移転前オフィスはリンクスクエア新宿ビルのWeworkにオフィスを構えていたが、同社の従業員数は増加している。移転直後は50名程だった従業員が現在は100名近くへと拡大の模様だ。
その中で事業の拡大と固定席や対面を重視する中で適切なオフィスが必要になったと考える事が出来る。weworkはイニシャルコストが安いという強みやスタートアップと相性が良い働き方ができるが、ランニングコストが高いというボトルネックもあり事業拡大する企業にとってメリットデメリットが同時に存在する。
移転先のオフィス
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主にオフィスに関する不動産知識や趣味で短文小説を書いています。第1作目のツボ売り、それ以外も不動産界隈の話を書いていければ良いなと思っています。 サポート貰えると記事を書いてる励みになります。いいねをしてくれるだけでも読者がいる実感が持ててやる気が出ます