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不動産オーナー探訪記 第16話 髙木ビル
お久しぶりです。不動産の探訪記です。久々の更新です。
今回は高木ビルという渋いけど面白い取り組みをしているビルオーナーの歴史について探訪してみました。
会社概要と業態
実はオーナー業としてはそれほど古くない髙木ビル
株式会社髙木ビルとしては昭和36年の創業なんです。もともとは駐車場管理・貸家管理会社としてスタートし、長きにわたりビル開発用地の集約・整理を行う。
となっておりまして、ビル開発とビル運営業は武蔵境や府中のビルオーナーでした。武蔵境第一髙木ビル、府中髙木ビル、三鷹髙木ビルといった東京都の西側のビルを開発していました。
昭和55年3月
「府中髙木ビル」竣工
昭和55年10月
「武蔵境第二髙木ビル」竣工
古いシブめなビルを運営していたのですが、震災を経て、平成26年5月
(2014年)(新)虎の門髙木ビルを竣工します。ここから旧資産の売却などを行い同社が新しい試みへと向かいます。
主なオフィスビルについて
現在はいくつか売却されているのですが、虎の門髙木ビル、西新宿髙木ビル、神田髙木ビルなどを運用しています。とくに虎ノ門髙木ビルは虎ノ門駅の駅上一等地。建て替えを経て現在のオフィスビルになっています。
次世代型出世ビルプロジェクト参画
自らを次世代型出世ビルプロジェクトとして保証会社と組んで出世ビルベンチャー企業の誘致を始めます。
また、平成28年(2016年)には室内型自転車駐輪場「CYCLE REST 虎の門」をオープンしたりと旧来の髙木ビルスタイルとは異なる運営をはじめました。
このタイミングで丁度、社長の代替わりがあり新社長が積極的に施策しているような運営体制になっていきます。
この新社長の経歴が面白くて、早稲田大学の卒業後、バンドのメジャー・デビュー挟んでいるんですよね。
不動産業界ってなんで元バンドマンが多いんでしょう。とても親近感があります。
髙木 秀邦 (たかぎ ひでくに)
早稲田大学商学部卒。ミュージシャン、不動産仲介業を経て、家業である髙木ビル入社。3代目代表となる。東日本大震災を機に、「不動産の新しい価値」を創造し、不動産を利用した様々なプロジェクトを通し、「日本を元気にする」ことを目指す。
この上記のインタビューがかなり面白いのでこのインタビューで雰囲気はつかめると思います。そしてその後ですが「BIRTH」というコワーキングオフィスサービスも始めます。
2017年、コワーキングスペースBIRTH KANDAが誕生。成長するための土壌。
このようにベンチャー企業やスタートアップへのコミュニティサービスを開始することで、この会社の間口が広がったように思えます。拠点数はそれほど多くないのですがそこがまた堅実だなという印象です。
企業概要
企業名:株式会社髙木ビル
創立 : 昭和36年4月
所在地 :東京都港区西新橋一丁目7番2号
代表者 :髙木秀邦 会長 髙木邦夫
業 種:オフィスビル・マンションの賃貸運営 他
主な賃貸オフィス:虎の門髙木ビル、西新宿髙木ビル、神田髙木ビル、府中髙木ビルなど
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