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移転/DeNAがオフィスを分散、新規開発に向けWeworkを本拠地へ

※記事修正しました

インターネット企業大手のディー・エヌ・エー(DeNA、渋谷区)が2021年の8月を目途に横浜スタジアム(横浜市中区)近くにオフィスを新設することが明らかになっている。開設先は関内新井ビルディングになりDeNA横浜ベイスターズの本拠地オフィスが入居しているビルである。

会社概要・業態

DeNAの創業は古く有限会社ディー・エヌ・エーを1999年に設立までさかのぼる。ビッダーズ (インターネットオークションサイトの運営)を皮切りにサービスを伸ばし携帯向けのモバオクで大きく成長する。

その後、携帯電話向けのモバゲータウン(モバゲー)の運営を開始することによりゲーム運営会社として大きく有名になる。2005年に 東京証券取引所マザーズに上場、その後2007年12月に東証一部へ指定替え。

2011年にTBSより球団株式の譲渡を受け横浜ベイスターズ改め「横浜DeNAベイスターズ」が誕生し2017年にはプロバスケットボールBリーグに所属する川崎ブレイブサンダースを運営承継する。

また既存のスマートフォンゲームも任天堂と共同開発して「マリオカートツアー」をリリースするなどコンシュマーゲームのプラットフォーマーとも友好的な関係性を持つ。

・Mobage(スマートフォンゲームプラットフォーム)
・Pococha(ライブコミュニケーション)
・GO(タクシー配車アプリ)

同社は横浜エリア内でエンタメを通じて様々な実証実験を行っている。

移転の背景や今後

コロナの影響によりリモートワークを同社は推進している。現在渋谷のヒカリエに本社を置いているが契約期間の満了に伴う退去になる模様である。約6フロア強のオフィスを賃借しているが、リモートワークによって稼働率はかなり低い模様である。約4,000坪近い面積を返却して、同社はスクランブルスクエアのWeworkへ本社機能を移すという話が業界筋から出ている状況である。

また三井不動産を中心とした関内の開発にも共同事業体として名乗りを上げており、オフィスやライブビューイング拠点として関内エリアの開発も行っていく

開発予定地は旧横浜市役所の跡地に計画されている事業コンセプト「MINATO-MACHI LIVE」として、新産業拠点などの産学連携拠点や体験型観光サービスなどを取り入れ、関内・関外地区の活性化やブランド向上を目指す。一体開発である。

ライブビューイングアリーナは約3,000㎡、そしてこれらはDeNAが手掛ける計画になっている。同時にイノベーションオフィスも約51,900㎡の床面積があり同社の入居も濃厚である。

今回の拠点開設はそれらの開発も視野に入れたオフィスになり関内新井ビルディングの2フロア、約500坪を開設する見込みである。すべての拠点計画が明らかにはなっていないが渋谷オフィスをWeworkに固め、拠点を分散させる事でグループ企業間のシナジーを生みつつ本格的に横浜関内エリアへの拠点として腰をすえるもようだ。

他にも代々木オフィスなど分散していた同社がコロナを契機に新たな働きかたを模索していく可能性が強い。代々木オフィスについての運用については現在明らかになっていない。

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主にオフィスに関する不動産知識や趣味で短文小説を書いています。第1作目のツボ売り、それ以外も不動産界隈の話を書いていければ良いなと思っています。 サポート貰えると記事を書いてる励みになります。いいねをしてくれるだけでも読者がいる実感が持ててやる気が出ます