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weworkとオフィスビル賃貸を比べる話1【入門】
ウィーワーク人気ですよね。しかし知名度はオフィスビル業界や不動産関連の方もしくはスタートアップなどです。本当に使いこなせますか?というお話です。個人的な意見や予測、使ってみた感想などを記載します。
weworkの簡単な説明
クリエィティブな方や起業家向けのコワーキングスペース。簡単に言うととてもお洒落な小割りのレンタルオフィス。とても沢山のビルをフロア単位や一棟単位で借りてリノベーションして個人や企業に貸す仕組み。転貸収益をあげるビジネスです。
weworkが最近強い理由
2018年、2019年はオフィスビルの空きスペースが本当に少なかったです。
そして大型ビルをウィーワークが積極的に借りてしまうので更に空きが少ないのも理由の一つ。稼働時点では空きが多いので大型顧客の取り込みや営業を積極的にかけます。だからフロア単位などで顧客が借りるのです。また、インフラなどウィーワーク側で準備されているので即日すぐ営業開始できる、解約する場合も容易な仕組みは大手企業にとって楽という評価されてます。リモートワークやコワーキングという働き方に一定のニーズがあり認知ができつつあるたのも追い風です。また、Powerd by WeやHQ by Weworkといった顧客向けのカスタマイズプランもある為、不動産賃貸とぶつかる可能性は高くなっています。
weworkのプランと条件
オープンスペースのフレキシブルなホットデスクか、共用オフィスに常設の専用デスクというのがプランとしては安いです。ホットデスクは人気のワークプレイスだと、場所の確保が難しいのがネックですが一番安い。拠点が決まっているならば専用デスクだとわずらわしさは無くなります。個人事業主などで拠点間の移動が多ければホットデスク、法人や拠点とするウィーワークがあれば専用デスクです。また、小人数のチームであればプライベートオフィスです。これは実際間仕切りされた機密性もある程度確保できます。プライベート確保であればどの拠点も今のところ1名あたり8万円~14万円前後。これを高いと取るか価値を感じるかです。
ウィーワークのメリットデメリット一般
メリットは大型のオフィスの1区画もしくはフロアを内装など初期投資低くかなりお洒落に使いこなせる事。ビル指定の分割ライン以下に間仕切りできてる事でスタートアップにも優しい事、人が多く常に活気がある事、デポジットするお金が少ない、短い期間でも借りられる、内装やらないで良いので初期投資少ない。
デメリットとしてオフィス単価がべらぼうに高いです。所有よりリースしていくという時代の流れを汲んでいますが、内装つくらない代わりに基本単価高いです。そして資産として残るものはありません。イニシャルは安くランニングは高い事を理解したほうが良いです。
賃貸オフィスに比べて安いの高いの?
同じ目線で攻めてないので価値観によるとしか言えないですが、個人的には高いと感じます。ハコそのものよりも利用する人材やコミュニティの付加効果を利用できるのならば価値ありです。その付加価値とは施設のアメニティだったり、大手企業とのコラボレーションだったり、日本および世界各地拠点がカードキー1枚で使えるなどです。また大型ビルは3年~5年の定借(中途解約条項なし)がマストの大手地主が多いです。企業にとって解約コスト面、事業部撤退や増床をフレキシブルにできる点は日本で好まれるポイントかもしれません。ハコそのものは200坪以上のものかある程度自由度の利く一棟貸しを好んでいる同社ですが、ハコの中身も充実しています。一番話題になったのはドリンクスペースやビール無料などです。ただビールどんなに飲んでもペイできるわけではないので、そこだけ付加価値とするのであれば、普通にファミレスに行った方が良いと思いますけど。坪単価で計算しないでまずはウィーワーク無いって人も見に行くだけ行ってみると良いです。見るのはタダだし賃貸オフィスと比較するも良しです。
新しい刺激のある環境(オフィス)を選ぶならば
大手企業とのコミュニケーションや刺激、イノベーションを求める方には最適と言われるweworkですが。まだ内部コミュニケーションも専用コミュニケーションアプリも活用しているとは言い切れません。wework自身も稼働率が良いといっていますが、今のところはソフトバンクのリモートオフィスとして使っているケースが多いです。アメリカでは独り勝ちのWeが日本国内でどういう立ち位置になれるかが課題です。最近はかなり拠点数を増やしているので主要都市に出張するような場合はメンバーになっておくと、便利といえば便利。
果たしてこの躍進が続くのか
weworkの拠点数はまだまだ少ないので現在はどの拠点も満室稼働中に近い状況です。それでもフロア丸ごと借り切るUberのような使い方ならまだしも、コワーキングスペースはかなり込み合っています
それこそスタートアップ界隈のおふろcafe状態になっています。
とにかく満員満席
決してコスパが良いわけではないWeworkです。その中でのメリットをちゃんと見出せるのか。
入門編終了
後日weworkをマニアックな不動産視点での活用方法と今後の競合などオフィス移転ベースでの対応方法を解説したいと思います。
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