移転/丸の内のJPタワーにオープンハウスグループが拡大
株式会社オープンハウスグループが事業規模の拡大に伴い2023年1月5日から本社を千代田区丸の内「JPタワー」へ移転した。1フロアが約900坪のオフィスを2フロア利用する形になるとみられる
JPタワー20階を総合受付とし21階の合計2フロア約1,800坪の大型移転となる。
会社概要と業態
オープンハウスグループは1997年にオープンハウスとして渋谷に創業
し、株式会社センチュリー21・ジャパン」とフランチャイズ契約を締結が同社のスタートとなる。
当初はセンチュリー21としての事業を拡大していくが、2001年頃から独自路線の企業として歩み始める。
2001年にオープンハウス・ディベロップメントにおいて、自社新築一戸建て住宅の販売を開始しその後の同社の主力事業として成長していくこととなる。
2008年には株式会社オープンハウス・ディベロップメントがマンションの販売を開始
2012年には「株式会社センチュリー21・ジャパン」との間のフランチャイズ契約を解約自社ブランドによる営業を本格化させていく。
2013年には東京都千代田区丸の内に本社を移転し、同年9月東京証券取引所 市場第一部に上場している(現在のプライム市場)
移転の経緯と背景
同社は丸の内に移転後もフロアを拡大させており現在は丸の内ビルにて2フロア分を借りている丸の内ビルは通称丸ビルと呼ばれ、丸の内エリアの注目ビルである。基準階面積は約589坪ほどになる模様だ。
同社は2015年以降も事業を大きく伸ばしており、東京の丸の内の本社以外に発祥の地である渋谷エリアでも事業を拡大し分室や支店機能の拡大を行っている。
今回の移転の目的は明らかではないが、主には事業の拡大と立地の改善や1フロアあたりの面積の確保という課題があった模様である。
同社はTVなどでも取り上げられているが、社員を集めた朝礼を本社で行っている。
一説では丸の内ビルの1フロアでは社員を集めた総会や朝礼を行うスペースが確保できず1フロアが1,000坪近く取り今後も社員が集まることができるビルというのが選定であったのではという情報がある。
移転先のJPタワーは事業主として日本郵便株式会社、東日本旅客鉄道株式会社、三菱地所株式会社によって運営されている。同社の移転はビル間移転の意味合いが強い。
JPタワーは長らく募集がなかったがJPタワーメインテナントであったセールスフォースが丸の内の日本生命ビルに移転した影響から複数フロアの募集が出た。テナントの入れ替えや移動がありその中の1例と言える。
また以下のグループ会社も順次移転する見通しである
株式会社オープンハウス・ディベロップメント
株式会社オープンハウス・リアルエステート
株式会社オープンハウス・プロパティマネジメント
MAP
[移転の概要]
企業名 :オープンハウス
移転目的:本社拡大
エリア :千代田区
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