お年寄りの住みやすい田舎。
こんにちは、浜松市天竜区佐久間町の オールディーズが大好きな理容師の 乗本和男 です。
地元の浦川でも、毎年のように後期高齢者が、どんどん増えています。これは全国的だからしょうがないと思っていたのですが、若い子のいない田舎は、その速度がめちゃ早く感じるんですよね。そんな僕自身も、後4年で60歳という、とんでもない年齢になってしまいます。
田舎ってお年寄りに優しい場所だよなって、ずっと思っていました。でもよく考えてみると、交通は不便ですし、病院もあるにはるけど、都会の大きな病院みたいになんでも揃っているわけではない。何よりお年寄りが楽しく時間を過ごせる娯楽もない。
そしてなんといっても、食料を気軽に買える店がない。今は移動販売があるからいいですが、これから人が少なくなり、移動販売も来れなくなったら、どうなるんだろうなって心配になります。そして気軽に外食を楽しむ場所もありません。これで本当に、田舎はお年寄りの住みやすい場所なのかなって感じるんですよね。
でも環境はすこぶるいいんです。何十年も住み慣れた土地、ここで暮らすことは自分のなんでも知っている庭で遊ぶことと同じなんですよね。なんでも分かるんです。それに何より大事な思い出がいっぱい詰まっている場所です。これが1番の、お年寄りが住みたい住みやすいと考える理由なんですよね。
確かに不便さはいっぱいあります。でもそれ以上にこの町への愛着があるんですよね。それがお年寄りには大事なことなんです。きっと不便がない都会に引っ越しても、そこは思い出も何もない場所、手にとるほど知っている場所ではないんですよね。
不便でも、お年寄りには、やはり生まれ住み慣れた場所、特に思い出の地が1番の住みやすい場所なんですね。田舎に取り残されていくお年寄りは、きっとそう感じれいるでしょう。僕も同じように、そう感じています。