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残りの月《日詩》

街路樹の隙間から 残りの月
一方通行の裏通り 左に曲がっても
海は見えてはこない どこまでも
黄色の点滅 そろそろ目を覚まそと

陽気でおしゃべり トリックスター
どこまでも 匂いと音が近いんだ
本当の姿は 知る勇気もないから
戯れということで 仏の小説きどり

コーヒーと胡桃のキャラメリゼ
これだけで ずっと楽しめちゃう
こんな話 したかったんだなと知る
合わせられている 訳でもなさそで

心の胡桃 割る人 いるのかな
食べられるため 有るわけではないよね
そのまま 木になってしまえばいいのに
あなたの殻 割ってしまわないように






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