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1/18読了『本なら売るほど』(児島青,KADOKAWA)
※画像はギャラリーからお借りしました。
先日、仕事でちょっとした文章を書く機会があった。そこで文章力のようなものが著しく低下していることを実感してしまい、国語が得意だった人間として落ち込んでいる。
そういうわけで、文を書く感覚を少しでも少しずつでも取り戻したく、こうして久々にnoteを開いている。
しばらくは特にテーマなども設けず、できるだけ高い頻度で、思いついたことを気軽に書いてみたい。
衝動買いした漫画が最高に好みだった話
仕事帰りに書店に寄り、ジャンルは問わず気になった本を衝動買いする。予算は決めていないけれど、いつも2,000~5,000円くらいになる。これが月に1、2度のお楽しみ。
今回購入したうちの1冊が、『本なら売るほど』という漫画だった。
それは漫画の新刊コーナーに「本好きに読んでほしい漫画」というPOPとともに平積みされていた。そのPOPと、帯の文書「本と人とがもう一度出会うための場所」。そして、(失礼ながら)あまり本を読みそうにないビジュアルの、おそらく主人公……。
とにかく気になったので、直感を信じて購入。気になったら買う。あらすじなどを詳しく見ないまま、なんとなく気になった勢いで買うのが一番楽しいのだ。
さて、帰宅してビニールから取り出してみる。なんとこの作品、まず装丁(装丁という言葉が本の何をどのあたりまで指すのかイマイチ理解していないので、間違っていたら大変申し訳ない)が素晴らしい。
まずカバーの材質。この、粒粒が混じった紙質の名称を知らないのだが……。いかにも紙の本です、といった様相で良い。そして、そのカバーの下。漫画を購入したときに、「描き下ろしがあるかな?」と最初にカバーをめくる癖があるのだが、今回はこれが大正解だった。開いて、
――文庫本のやつ! 古本だとカバーなしで売ってたりする、あの。
もうこの時点で、まだ1話も読んでいないのに「買ってよかった」と心から思った。
内容についてはネタバレ防止のためにも詳しくは触れられないけれど、この作品はとにかく「本が好き」な人には是非読んでほしい。できれば電子書籍ではなく、紙の本を手に取って。
そして「本が好き」にも色々あるから、読書が好きな人も、紙のにおいが好きな人も、デザインに惹かれる人も……そして。「本が好き」な誰かを好きな人も。私はというと、最近は本を表紙買いするのが好きな積読常習犯だが、こういう「本が好き」もあって良いのかもしれないと思えるようになった。ちなみに今巻で一番好きなエピソードは第4話です。