スポーツと音楽で街は変わるか?デトロイトの旅13
まだまだ続きます。デトロイトの話。笑
地域の活性化とか、再生を考える人にも、読んでいただけると、嬉しいかも?
曲は今やもう世界のセレブな、マドンナ。正直この時期の彼女は、私はキワモノ系の人かと思ってて、ごめんなさいですが。笑『Hang Up』
デトロイトは音楽の街?
車無しで、アメリカ旅行に行く、それも車の街デトロイトに。笑
まあ、色んな面で無謀な計画だったなぁ…とはなり。
でも、歩き回ったことで、ネットで調べたことだけでは、見えなかったことも、少しはわかったかも?はアリ。
車の街でブラックミュージックのモータウンの街で、テクノもラップもデトロイトは盛ん。
古いオペラハウスもあるし、クラッシック系の演奏会もある。
昔の街の成り立ちの頃から、音楽を楽しむ土壌は多分あったのかなぁって。
そして、あちこちにある教会。ゴスペルが盛んになり、ポップスを産んだし。
知れば知るほど、デトロイトは音楽の街であり続けてる感じで。
Music Town Detroit
今、Music Town Detroitってサイトがあり、音楽系のイベントをまとめて紹介したり、試みはしているようで。
運用してるのが、どこかはよくわからなかったけど。facebookのアカウントもある。
チケットを発売する時に、お知らせしてくれたら、なお良いのに…ってなったけど。笑
日本や海外で、音楽の街をうたってる街は色々あるけど、街全体で連携してやるなら、サイトを見たら、チケットが買いたくなるような、仕様になってるほうが、見る人が増えるのでは?って。笑
まあ、今週ライブをする主な人、みたいな紹介も良いんだけど。
ちなみに、あの週にはスティービーのコンサートも、ピックアップされてた。
アリーナはスポーツとの複合
まずは、音楽でトップの人たちが演奏してるのが、バスケとアイスホッケーのホームの、リトルシーザースアリーナ。
バスケとホッケーで、チームがあるから、ホームの試合がある。
ホッケーもバスケもシーズンは、10月頭から4月まで。ホーム試合が41試合。
約180日で、82試合はこのアリーナでやる。半年で半分近くはスポーツだけで、稼働してるのは、固い経営だなぁな感じ。
3000人の常用雇用を産んだって、日本の文科省のレポートにあった。笑
3分の2は市内在住者に限る、とか市の雇用対策としても、有効だったかも?
アリーナの成功事例として、
文科省もレポート?笑
たまたま、このアリーナのことを調べてたら、日本の文科省のレポートを見つけて。
海外のアリーナ施設でも、上手くいってるところを選んで、調査したレポートだったようで。
選ばれた施設は、アメリカが半分ぐらいだけど、フランス、ドイツ、イギリスも入ってるし。
ドイツはサッカーのアリアンツが選ばれてるし。有名どころや、再生エネルギーを使っているとか、選んでるテーマは色々あるみたいだけど。笑
完成が2017年とかで、翌年のアメリカのベストアリーナにも選ばれてたらしい。イリッチさんは、この時期に亡くなってるから、完成は見られたのかなぁ?
このシーザースアリーナは、徹底的な顧客主義と、最新の設備と高い稼働率が評価され、事例に選ばれてて、笑えた。
確かにチケット販売サイトから、チケット予約すると、パーキングも予約しますか?って一緒に聞いてくれて、便利。
アリーナ側がそう言うシステムにしてるから。
全員分の駐車場は、無さそうだけど。が、近くの野球やアメフトのスタジアムとかの駐車場も、イベントが無い日には使えるだろうし。被らないスポーツ施設どうしは、駐車場を融通出来そう。詳しいシステムは、よくわからないけど。
実際に当日は、帰りは球場のほうへ歩いて行った人も多数いた。
まとめて、スタジアムと球場とアリーナを作ったメリットかも?って。
アリーナや駐車場は、イベントの無い時には、ランニングコストだけはかかる。イベント時には、フル活用しなきゃだし。まとめてやれるのは、アリーナ側も観客にも嬉しい。
ホッケーとバスケを一緒に出来て、隙間にはライブ会場として、かなり稼働してるから、選ばれてもおかしくはないと、実際に行って感じたけど。
日本の文科省が、取り上げてたとは!って。笑
オープン1年だと、年間29回ライブをやったらしいけど。多分今は、もうちょっと増えてそう。
ちょっと見ただけで、今年に入ってからも、マドンナ、エアロスミスのファイナルツアー、シャキーラがライブ。
ワールドクラスを、お近くで聴けるのは良いなぁ。羨ましくもある。
ちなみに、私たちが帰国してからライブしてたはずの、ジャスティン・ティンバーレイクは、ライブをキャンセルしたらしく、リスケジュールされてて。笑
一瞬滞在を伸ばして、観てから帰るか?ってなってたけど、無くなってたなら、延泊しなくて良かった。笑
ちなみに、アリーナの席は日本と比べても、座席のサイズはあまり、変わらなかった。
体格の良い人だと、狭いか?な感じ。笑
謎のQ LINE
あと、文科省のレポートには、駅近って分類されてたけど、肝心の路面電車の乗り場が、全くわからない。笑
使い方も調べたけど、イマイチ不明。
現金じゃダメで、なんとかカードみたいな交通系カードしか使えないのか、料金がいくらなのか、そこら辺がサイト見ても、わからなくて。
まあ、私らがアホ過ぎて理解出来なかったかも?だけど、走ってるのを見たら、ほぼ人が乗ってない感じ。
帰りに、アリーナ近くの道路の真ん中に、人が立ってたのを見て、初めてここが停留所だってわかったぐらいで。笑
アリーナ開業時期ぐらいに、運行を始めたらしい、Q LINE。
メインのウッドワードアベニューを南北に走るだけの路線しかない。
時代に逆行してるような、エコって言えば先端のような、今更?な感じだけど。笑
道はめちゃくちゃ広いのに、車はほぼ走ってないから、これなら後から路面電車の線路作っても、大丈夫そうではあった。
ちなみに、停留所に立ってたのは、ブラック女子。公共交通機関を使うのは、ブラックの人だけみたいな記事もみたけど、バスも殆ど見かけなかったし、この路面電車も30分か1時間に1本か?ぐらいしか見なかった。時刻表も探せなかったし。
ここらあたりが、わかりやすくなってると、道に詳しくない、駐車場も予約してなくても、フラッと観に行きたくなった観光客にも親切かなぁ…とはなったけど。
FOX劇場はバラエティ豊か
アリーナの少し手前、野球のコメリカパークの向かいあたりにあるのが、この劇場。
リトルシーザースの会社の人も、関連施設に用があったら、すぐに行ける。
一つはエレベーターで降りるだけ、他は道を渡ればそこだし。笑
出来たのは1928年。5000席ちょっとの劇場。出来た時は、FOXの映画館だったようで。
5000人入る映画館って、めちゃくちゃな規模な気がするけど。
で、ピザ長者の話にも書いたように、改装して、今は上の階はリトルシーザースピザの本社に。
通りを歩いていたら、やっぱりエントランスなんかは、雰囲気があるし、オペラハウスも、わりと近くて、繁栄していた時代が偲ばれる感じ。
行ってた時期には、シンディ・ローパーのライブや、セサミストリートのショーは、2週間ぐらいやるみたいだし。
SNOOPYのチャーリー・ブラウンのポスターもあったから、ファミリー向けのショーは、わりとやってる様子。
アリーナじゃなく、小さめの劇場で、楽しめる場を残して、いつでも音楽を楽しめる環境を守ってて。
昔は、スティービーもこの劇場で、モータウンのオーディションを受けたように、アーティストを育てるためにも、役に立つだろうな…がわかる。
フィルモア劇場
日本の漫画があるぐらいだから、デトロイトはメタルシティなのか?笑
曲は、デトロイトメタルシティの
『SATSUGAI』
同じウッドワードアベニューのFOX劇場の隣にもう一つ劇場があって。
アリーナを含めて、同じ通りのほぼ隣に3軒ある感じで。
劇場のサイトは、コレ
ここは、席数が1500ぐらい。
元は州立劇場だった。最近名前が変わって、フィルモア・デトロイトに。
アーティストマネジメントをやってる、ライブネイションって会社が、オーナーに。
ロスなんかで知名度のある、フィルモアって名前をブランド化して、ニューヨークなんかを含めて、チェーン化した。
マネジメントに関しては、前の会社名の時には、アーティストからの不満も多くて、色々言われてたらしく。笑
バスケに行く途中、一緒に歩いてた人が入って行ったのが、ここ。
あの日は、メタル系のバンドのライブだったらしく、相棒が知ってるレベルの、中堅以上のクラスのバンドな雰囲気。
正直、私は今の洋楽は、全然わからないけど、ラインナップを見たら、それなりに知られてる人が、出ているようで。パンク系とか、ロックが中心。
あの日のお客さんらしき人は、10人ぐらいしか見てないけど、タトゥー率高い感じ。笑
女子含めて、寒いのにタンクトップとか着てるから、タトゥーもわかりやすい。服装も真っ黒だし、白人男性が多めかなぁって。
ちなみに、個別のパーティーなら、25人から利用が可能で、ケイタリングとかもやってるから、結婚式なんかも出来るようで。
音楽好きの仲間で、皆んなでデトロイトで結婚式!なんて言うのも、面白そうではある。笑
他にもホールがたくさん
デトロイトは、この3つの劇場だけでなく、オペラハウスに、シンフォニーホールみたいな、クラシック系もある。
もうちょっと、おとなしめの音楽をやるホールもある。
私が懐かし〜い!ってなった、ジョン・デンバーも、クリスマスコンサートやるらしく。
昔、カントリーも盛んだった、名残りなのかは、わからないけど。
アレサ・フランクリンパーク
曲はもちろんの、アレサ・フランクリン
『Think』ピアノのとかの感じも好き。昔は、曲名を勝手に『Freedom』だと思ってた。笑
他にも、アレサ・フランクリンの名前が付いた、公園の野外劇場もあって。
Aretha Franklin Amphitheatreって場所。
川沿いに、レンセンから東に行った場所なんだけど、シーズンが終わってたから、観に行かず。サイトはコレ。
元々あった公園を、アレサの葬儀の時に、当時の市長が改名することを発表したようで。
野外劇場だけど、6000席収容で、JAZZやブルース、ソウルのライブをやってた場所。
アレサ・フランクリンも、生まれはメンフィスだから、出身の一覧には載ってないけど、育ちはデトロイト。
お父さんが牧師をやってた教会で、ゴスペルを歌ってたから、デトロイトが生んだシンガーと言うと、彼女はまさにそんな感じ。
ローリングストーン誌の、偉大なシンガーの、No.1だし。
デビューが、60年代初めだから、まだデトロイトに活気があった時代に、ここで過ごした人。
公園は夏の夕暮れ時とかは、気持ち良さそうな感じの写真があるけど、川沿いも両側は、少し注意が必要な場所みたいだから、コンサートがある時か、行かれるなら、昼間が良さそう。
地元の音楽の店と
ストリートミュージシャン
グリーク地区には、写真撮りそこねたけど、夜のみ営業のJAZZクラブもあった。
他にも店の中で、不定期にライブしてる店は探してみたら、10軒ぐらいはあるみたいで。
行くな!危険の地区、川沿いから西の地区には、多分クラブとかもありそう。
ちなみに、バスケの試合があった日には、アリーナ近くにストリートミュージシャンもいた。
アンプで伴奏を流しながら、エレクトリックヴァイオリンを弾いてた、ブラック系の男子。
スティービーのライブの日なら、音楽好きを狙うなら、そっちのほうが良かったか?ってなったけど。笑
が、まあアリーナ付近は、バスケが目的だから、全く人は立ち止まってはいず。
おまけに、今どきだから、皆んな現金を持ってないせいか、前に置いた箱には、お金は全く入ってなかった。笑
ストリートでやるには、色々と厳しい時代になってるのかも?
プロモーターとの繋がり
地方の問題って、箱はあるけど、観客が観たくなる、聴きたくなる人を呼ぶのが、なかなか難しいはあるのかも?
誰をブッキング出来るかで、人が来るか来ないかは、かなり違うだろうし。
フィルモア劇場は、オーナーが変わってからは、ブッキングは多分問題が無さそう。アーティストマネジメントの会社だし、出る人には多分困らない。
チケットが売れるのかは、知らないけど。笑
アリーナとFOX劇場は、リトルシーザースの関連会社が、人を呼ぶのをやってる様子だけど。
プロモーター機能が強いとか、文科省のレポートで、褒められてて。笑。
デトロイトは、これまでに輩出したミュージシャンがたくさんいるから、音楽界のツテには、困らなそう。笑
多分、過去から繋がる人脈は、役に立ってるかと。
デトロイト市内から、車で30分圏内ぐらいで、郊外地区がたくさんあって、地域全体だと、373万人以上になるから、日本で人口が10番目の静岡県ぐらいの規模。
静岡は端から端まで、2時間ぐらいかかるから、ギュッとコンパクトなデトロイト地域。カナダも30分圏内に入るし。
地の利は、かなりあるかなぁ。
で、他の大都市からは、ほど良く離れているのも、多分良くて。アリーナツアーやるなら、デトロイトも入れるか?ってなる感じ。
音楽関連の、アミューズメント施設も出来てるし。詳しくはまた。
人がいる、比較的安全と言われてる場所にしか行ってないけど、変わろうとしてる感じは、かなり感じたかなぁ。
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