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ヤマハコミュニケーションプラザ見学
スズキ歴史館に見学に行ったのだから、せっかくだからヤマハにも行っておかないとねと言う事で行きました。
スズキの工場とヤマハの工場は距離的にも近く、ヤマハが公道テストしていた車両をスズキの社員が見つけ、パクって似たような車種を先に販売したと言う都市伝説があるほど距離的に近いです。実際にはそんなことはないでしょうけど。
コミュニケーションプラザは2階分を使用していました。(3階にはカフェがあるのですが、見学時はコロナの影響で休業でした。)
1Fは最近の車種や、バイク以外のヤマハの商品や事業が紹介されていて、2Fには歴代のバイクが展示されています。
入口を入ると沢山のバイクが展示されています。その中にピアノや車もあります。ピアノは分かりますが、車に関してはなぜ展示されているのか分からない人もいるかと思います。
ヤマハは以前からトヨタのスポーツ車部門的な役割を担っていて、かつての名車トヨタ2000GTも実はヤマハが制作した物です。その関係は現在も続いているため、ヤマハが制作に関わった車が展示されているのです。
バイクに目を向けると最近のモデルが並べられています。
新しいモデルでもこれだけの車種をゆっくりと見る機会もなかなかありません。
実写を使ったしシミュレーターもありましたが、残念ながら稼働は土日のみで乗る事はできませんでした。
ちょっと面白い所ではTVの「充電させてもらえませんか?」のバイクが展示されています。そう言えばヤマハの電動ビーノでしたね。
電動自転車も展示されていました。今では当たり前となりましたが、最初に発売したのはヤマハなのだそうです。このおかげで原付バイクは壊滅的に売れなくなってしまったので、電動自転車の成功ってバイクメーカーとしてのヤマハにとってはどうなのだろうとも思ってしまいました。
2Fには歴代のバイクやレース車両が展示されています。
会社の成り立ちから現在の経営の多角化に至るまでのムービーもありましたので見ました。
ですがこれが半端に長く、途中で飽きてしまう感じでした。微妙にテンポが悪いのも影響しているのかもしれません。
ヤマハのバイクと言えば個人的にはデザインが良くスタイリッシュな印象があります。
それはヤマハ初のバイクからそうだったようで、1955年の発売当時、他のメーカーは黒一色と言うのが当たり前だった時代にエンジ色と白のツートンカラーです。
当時バイクメーカーは国内に150社もあったとも言われ、その中でも最後発に近いヤマハは性能面でも高品質を目指さないといけなかったようですが、カラーリングも目立つようにしたかったのかもしれません。
市販車の展示は1980年代以降のエポックメーキング的なバイクが展示されていますが、世代的な事もあり自分には馴染みのあるバイクです。
レース車両に関してはかなりの数の車両が展示されていました。昔TVや雑誌で見ていた実物が目の前にあると言うのは興奮します。
個人的には1985年のTECH21カラーのFZR750には「おおぉ」となってしまいます。
2Fには休憩スペースもありバイク雑誌や書籍が置いてあります。
バイク雑誌に関してはモーターサイクリストが1980年から全てバックナンバーがそろっていました。読みだしたらキリがなくなるやつです。
社報も全て置いてありました。社報まで自由に見れるのは面白いと思いました。
映像などの紹介は少ないので、見る人によってはさらっと終わってしまう可能性も高いです。当たり前ですがバイクが好きな人が行く施設ですね。