「やるしかなかった」
久しぶりかつ実質初の投稿
いまや世界一の美食の街、サン・セバスチャン
食とアートで世界有数のクリエイティブシティになったビルバオ
同じスペインバスクでライバルでもあり、隣人でもある
料理人達による「ヌエバ・コッシーナ」(新バスク料理)の一貫で、
①「オープンレシピ」に取り組んできたこと
②4年生料理大学
③メディアをうまく活用したこと
が今につながっているらしい。
料理人による運動から始まり、今は行政も積極的。ある意味、アジャイル型というか、ボトムアップ型の先進事例。
ビルバオとサン・セバスチャン、
他方で隣人のビルバオは基幹産業の重工業の著しい凋落、独立運動、そして洪水と一時期底になる時期があったとのこと。
ビルバオの行政の方に、どうやってここまでの変革を実現できたのか、聞いた時の回答が、
「やるしかなかった」
「先人達が20年先を考えて取り組んできた結果」
との話があった。
そして、グッゲンハイム美術館は氷山の一角であり、今に至るまでに浄水やウォーカブルなまちづくりを数十年積み上げてきた結果であり、まだ続いているとのこと。
バスクで星の数を競いあう両都市
そこに至った道は意外に違う印象
料理人達に(うまく?)巻き込まれていったサン・セバスチャン
強力なリーダーシップにて築き上げたビルバオ
まだまだ知らないことだらけだけど、そんな印象
けど、この両都市が同じバスクエリアで競いあい高めあってきたからこそ、独立運動の底から今の集客都市への変貌を実現できているのではないか、ますます興味深いバスク。
しかも、ボルドーを始めとするフランスバスクもあるとくる。バスクは奥深い。