会社組織における年寄りの役割
自分も年齢を重ねるにつれ、会社のゴールも見えてきた昨今、自分の会社の役割について考察していきたいと思います。
さて、
昔、ローマ帝国においては、元老院という組織がありました。役職は終身議員だそうで、ある時期、最高権力組織でもあったようで、ただ時代が下るにつれ、有名無実化した組織でもあったようです。
江戸時代には、家老という役職がありました。これも調べたところ、家臣のうち最高職だとか。
これらの言葉には、「老」という文字が入ってあるように、昔から年寄りは重職として重宝されたものでした。
例えば、
昭和のホームドラマにおいては、一家の長が最後に出てきて諍いをまとめたりするようなストーリーがよくありました。
会社組織においては、役職を退いた後、顧問という立場で職務されたりします。顧問の存在是非の議論はここではしませんが、それなりの個人の知識と経験の活用を期待されているものです。
翻って、一般職員に対してはどうか?
少なくとも、継続して会社業務をこなしてきた経験があれば、ある程度は役に立つ知見や経験が備わってるはず。それを後輩へと共有することは、最低でも年配者の責務かと思いますし、私はそう思います。ただし、組織全体としての想いと、個人の想いは違うもので、やっぱり人材の新陳代謝へ舵を切っている感じは否めません。
今後、労働人口が減ってきており、そのうち組織として立ち行かなくなるのは明白です。私は早くこのことに気付いて欲しいと思います。
夏