シニカリストの一言


昨今、いろんな世代の方と仕事をしていて、時代が変わったなぁと思うことが二つあります。ひとつは、労務管理が厳格化されて楽になったこと、別の見方をすれば管理が画一化されていまひとつ面白くなくなったこと。ま、体力が減ってきているおじさんの労働環境においては、労務管理の厳格化は賛成すべき事柄ではあります。
もうひとつ、仕事の意見があまり聞こえないこと、各種ハラスメントには気を付けましょうといった世間の流れから、個人尊重される時代になってきているのは歓迎すべきことではありますが、一方で、意見として発信するのはどうか、といった迷いも増えている感じもします。「わざわざ波風立てなくても」という意味合いです。そういった社会に慣れ親しんでいるのかどうかわかりませんが、今の世代の方々、若い方々にはそういった意見を会社内で発現される回数が減っているのかと思います。


今の時代、コミュニケーションが多様化されて、いろいろなツールでできるようになった。
ただ、おじさんが少し思うことは、会社では、オピニオンが少なくなったかな、特に若い人たちは。
SNSではdisるくせに、面倒向ってはなかなかいう勇気がない。
エンジニアの素養は、基本的技術の習得にありますが、それ以前にコミュニケーション力が問われます。
シニカル(皮肉)は、直接的な批判的意見をいうのではなく、比喩(揶揄)を使って批評するものです。
なので、それを言われたからといって、皮肉と捉えるのは、相手次第。
そういった発言を理解できるためには、こういうことを経験して言語化力を鍛えてもらいたいものです。

いいなと思ったら応援しよう!