【永久保存版】読みやすい文章を書くためのスキルアップ法
何年も前から在宅で仕事がしたいと思っていた。そのために資格をとろうとハンドメイドの講座にも通った。そして作品を販売できるほどになった。
でも在庫をかかえる無駄、時間がかかるわりにもうからないのがイヤだった。
そんなとき、野口真代先生のライティングカレッジを知った。もともと読書好きだった私。書籍を出版するのが夢だった。卒業生がたくさんいたことと、先生の圧倒的な知識と経験に心うたれてライティングカレッジ6期生になった。
そして入塾したもう一つの理由。それは読んでもらえる文章の書きかたがまーったくわからないから(笑)
文章に関する私のお悩み例がこちら☟
✖ Twitterやブログを書いていても、なかなかフォロワーが伸びない。
✖ いいねがもらえない。
✖ 話し言葉を書くのも難しい。
✖ おもしろい文章が書けない。
✖ 電子書籍を書きはじめたのに、とちゅうで書けない。
✖ 何をどう書いたらいいのかわからない。
✖ そもそも読まれていない(笑)
ないないづくしの私の文章。とくに話し言葉が書けなくて、まよ先生に聞いてみた。
【 名文を写経する 】
まよ先生から教えてもらったこと。話し言葉で書くためには、「音声入力」と「写経」がおすすめ。とくに編集者の竹村俊助さんの文章 #@tshun423をうつすと勉強になる。
私がまず写したのは、”読みやすい文章を書くための「おもてなし」” 。
A4サイズのノートに約5ページ分。人の文章をうつすのは初めてだったので、なかなかのボリュームに心が折れそうだった(笑)
でもうつしてみて分かったことがある。それは「読み手の気持ちを考える」こと。そして、「脳に届けるのではなく、心に届ける」ということ。
私が同じような文章を書くと、ぜったいにひとり言のように聞こえると思う。そして、言いたいことだけをツラツラ連ねる(笑)
けれど竹村さんの文章には愛がある。とくに印象に残ったのは
「もう少しだけ話を進めます。」
という言葉。自分が文章をつづけたいとき、なるべく文章がつながるように、余白をつけたり型にはめたりと、テクニックばかり考えてしまう。
竹村さんは「もう少しだけ話を進めますので、聞いてください。」と読み手の心に語りかけている。読み手に了承を得るかのように。
このように人の文章をうつすことは、表現のストックが増えるのと同時に書き手の人柄や優しさが伝わるので、その気持ちをマネしたいと思えるようになる。
【 ジャーナリスト池上彰さんの「優れた文章を書き写す」 】
池上彰さんはNHKの記者時代、ニュースの原稿をどう書けばいいのか分からなかったそうです。そこでどうしたかというと、先輩記者がかいた原稿をひたすら丸写ししたそうです。
いったん会社を出てから、深夜に局にもどって先輩たちの原稿をひっぱりだし、一字一句を書きうつしました。
当時はパソコンもワープロもない時代。鉛筆でひたすら書きうつして、ニュース原稿の書きかたを頭とウデに叩きこんでいったそうです。
これは池上さんだけに限らず、作家の浅田次郎さんも文章修行のため、川端康成や谷崎潤一郎の文章を書きうつしていました。
池上彰著 「伝える力」PHPビジネス新書より
【 ジャパネットたかた馬場雄二さんの完コピ 】
局アナから転職したジャパネットたかた馬場雄二さんは言います。
ジャパネットは台本がない。だから自分なりに商品を徹底的に研究して分析、わかりやすいプレゼンにして練習する。そして本番当日、「やりきった!!」と思ったのもつかの間、お客様の反応がまるでない。
先輩や高田社長なら、10倍、100倍売れるのに。。。
そこから馬場さんの苦悩と修行の日々が始まったそうです。
年下の先輩から、「社長の完璧コピー」を教わった馬場さん。
高田社長のVTRのしゃべりの一言一句をそのまま文字に書き起こして、停止、巻き戻し、再生を何百回も何時間もかけてノートに写しました。何度もしていると、丸暗記だけでなく、物を売るプレゼンテーションの中にテレビのむこうのお客さまと会話をかわすテクニックがわかったそうです。
完コピにこだわった馬場さんは、こうも言ってます。
自分らしく、自由に、個性的にといいますが、個性を出すまえに基本をたたきこむ。アナウンサーにかぎらず仕事を覚えるには必要なこと。学ぶはまねると言います。
日経スタイル 梶原しげる 「しゃべりテク」より
【 まとめ 】
何度もいいますが、書写することは文章上達の近道。時間はかかるけど読みくらべをしたときの気づきがちがう。読み手へ伝えるには、読み手の気持ちを考えること、読み手と会話すること。それが一番。ベクトルを相手に向けて発信していこう。