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【サイキックイクリプスreload感想】それは、「ヒトと機械の絆と共に『成長』していこう」がテーマの物語。
サイキックイクリプスReloadプレイ感想
〜シリウスルート編〜(本編)
※今回の記事にはゲーム本編の重要なネタバレを含みます。
ご注意ください。
【君は優秀で究極のAIドル、シリウス】
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ゲッターじゃないよ!
さあ、3人目の攻略対象になるシリウスさん。ゴージャスな衣装に身を包んだ金髪まつ毛美人(?)であり、ホログラムの光が眩しくて、星の王子様と呼ぶに相応しい子ですね。
(でも、体格は『男性』な所がグッドポイント)
そんな彼ですが…。
元はまるゼロハーツという事務所に所属するというアイドルであり、育成アプリのキャラクターです。
キラキラな見た目と合わせて明るい性格で、とにかく可愛い。
特に「省電力モード」でいるちびキャラの姿はまさに妖精さんでこれまた可愛いんですよ!
いっぱい笑い、いっぱい泣く。
感情も豊かで「AI(機械)である」事を忘れさせてくるぐらいなのです。
…という、他の攻略対象キャラと違いかなり特殊な子。
そして、ストーリーの内容や流れも特殊というね!
それでは早速いってみましょう!
【生まれたてのはずなのに…?】
さてここで問題。
シリウスさんのうっかりで遅刻しそうになっている中、リヒトさん達に捕まったケイ君。
この状況をどう乗り越えたでしょうか?
正解は……。
A.逃げる。
詳しく説明すると。
シリウスさんがドーム内の周りのセキュリティシステムを乗っ取り警報を鳴らした事でリヒトさん達を撒いて職場まで猛ダッシュ!!!
その発想はなかったというか…。
もんのすごい思い切ったような行動でしたね…。
その結果、仕事が始まる時間ぴったりに間に合って事なき事を得る事ができました。
(その後に「来ちゃった♡」な感じで先回りしていたリヒトさん達には思わずズコーってなったけど)
シリウスさんのお陰で何とか助かった…と言うには微妙な結果であり、更には車の中で蝕人の死体の事に関して話を聞かれてる時にも出しゃばっては空気が読めない発言をする…などでケイ君は困ってしまいます。
でも…「お仕事、お疲れ様です。」と優しく声をかけてくれる所は少し嬉しかったそうです。
とってもお喋りで、時にはとんでもないスキルを発動してくるシリウスさん。
授けてくれたスバルさんは、彼を『機械』とハッキリ見分けており、扱いが慣れているようでした。
ケイ「こいつ起動してない時も勝手に喋るんだけど!」
スバル「コミュニケーションの一環だと感知したんだろ」
この視点は機械いじりが得意だからこそ分かるものというのもありますが…まるで人間そのもののようなシリウスさんにとっては可哀想と思ってしまう所もあります。
ケイ君はというと…シリウスさんの事をどうやら『自分より人間らしい』と思っており、スバルさんが「シリウスを消すか?」と提案すると戸惑うような素振りを見せていました。
それだけでなく、アプリのプレゼント機能でご飯…というか差し入れとしてあんぱんをシリウスさんに食べさせてあげたりと、スバルさんとは逆の視点でシリウスさんと接しているように見えました。
でも、やっぱりシリウスさんは機械とは思えないです。
私的に例えるとしたら、魔法少女系のマスコット枠みたいなイメージがあるかな?と思います。
なんてったって、彼はこのサイキックイクリプスというダークSFストーリーの中では一番の光属性キャラなのですから。
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とっても可愛い所がいっぱいですが、紳士を思わせる美しい所もあります。
シリウスさんは、まだ出会って1日しか経ってもいないのにケイ君を思う気持ちはとても強い。
…しかし、彼は『ケイ君が穏やかに過ごせる為の存在』ではなく『育成ゲームキャラクター』である事は捨てる事ができません。
アイドルとしてはレベル1であり、歌は下手くそ(らしい)
レベルをあげようにしてもほぼ全て課金制であり、アプリの製作会社もこんな世の中の為、存在しないのでどうしようもない。
シリウスさんは本来できるはずの事(アイドル活動)が出来なくて、出来ないはずのこと(システムジャックなど)ができるという逆の状態になっているのです。
大体スバルさんのせい?お陰?ですねこれ。
というか、このルートのスバルさんはいろいろやってくれてます。いろいろ。
でもちゃんと睡眠は取れよな!!!!
ケイ君とのお約束だぞ!!!!←
(そもそも、ケイ君の言葉に「そーだそーだ!」って言える場面が多いルートでもある気がする)
【このルート名物?特殊な事件とサービスシーン】
新しい家族、とも呼べるシリウスさんとの日常が始まった中…事件は起きます。
それは、スバルさんから聞いたこんな話。
『蝕人の死体を見た者は翌日、失踪する。』
まさかの感染云々と違うタイプの事件でした。
にしても、何故死体を見ただけで行方不明になるんだ?って疑問がここで浮かぶと思うのですが、死体を見ただけではまだ害はありませんでした。
その理由は、実際にケイ君が体験する事に……。
ケイ君はシリウスさんと一緒にスバルさんを待っていましたが、その時にふと、ケイ君は電光掲示板に目をやっていました。
するとだな…。
シリウス「ケイ‼︎止まってくださいっ‼︎」
突然、ふらふらと何処かへ歩いていくケイ君。
シリウスさんが止めようにしても、自身はホログラム。目の前で立ち塞ごうにしてもすり抜けられてしまいます。
そう。失踪の原因は『モニター、ディスプレイなどの機械類に目につける』というのがトリガーになっていたのです。
このままではケイ君まで犠牲者になってしまう!
と、思っていた矢先にスバルさんがケイ君に麻酔を打つという物騒なファインプレーをした事で、無事に免れる事ができました。
ですが、ケイ君は自由に行動ができなくなってしまいました。
スバルさんからは、失踪防止という事とケイ君の持つ『確率選択』というもう一つのサイキック能力もあって、手錠に布製猿轡という監禁プレイ対策を受ける羽目になってしまいました。
(さすがに布は目が覚めた時には外してくれたけどね(当たり前))
というか、なんでそんなモンをラボに置いてんだ(真顔)
そんな中、ケイ君は昨晩寝てないスバルさんを寝かしつけてシリウスさんと会話をしていました。
スマホの画面も危険な為、シリウスさんの姿を画面越しに見る事はできませんでしたが…。
しかし、サイクリ界の光属性であるシリウスさんとのお喋りは、この今の状況を耐える為にはとても支えになったでしょう。
「好きな子はいますか?」
「好きなアイドルは?」
何か話を振ってよ、とお願いするとウキウキで質問を投げてくるシリウスさん。
しかし…ケイ君が乗れるような話は見つからず。
そもそもケイ君にはスバルさん以外の友達がいない今ですし。
(それを思うとなんだかな…よく考えてみたら中学生〜成人をドーム内で迎えたって事になってるからな…)
そんな中……。
「どうして、あの時僕を捨てたのですか?」
うわぁ!!いきなり重たくなるな!!!←
あの時、誰かに操られてるかのようにふらふらしていたケイ君でしたが、その時に実は微かに意識がありました。
「シリウスだけでも逃してあげないと」
そう思って、携帯を放っていってたのです。
シリウスさんを守ってやる為に取った行動。
ケイ君の『優しさ』を感じられる良シーンでしたが…シリウスさんは何もできなかった事からわんわん泣き出してしまいました。
そりゃあそうだよな…。
なんせシリウスさんの一番の願い…というか役割は『ケイが穏やかに過ごせるようにする』という事なのですから。
「ありがとう」と答える事がなく、ケイ君を救ってあげられなかった事が悔しくて泣いちゃうのが、人間らしいというか…。
結論、シリウスさんの心はとっても綺麗って事か←
あと、スバルさんは「日に日に誰とも喋らなくなる事を気にしてる」とも言っていましたが…彼の扱いが上手いあたりもあって、シリウスさんにはどうやらまだまだ秘密が隠されているみたいです。
それ以前に、ケイ君がピアノ弾けてた説があるってのがスゲー情報だと思います。
…さて、何とか行方不明になる事は逃れられたとしても一件落着ではありません。
ミカゲさんとリヒトさんの件がありました。
この二人、なんと本来は朝に訪れるつもりだったのですがカーナビの故障により遅れてラボにやってきたのです。
しかも、今回はスバルさんに用がある様子。
借金取りの如く襲撃してきたふたりなんですが、お金トラブルではなく例の失踪事件が理由なんだそうで。
ですが、ミカゲさんがこんな提案をしてきました。
ミカゲ「ここは男同士、お風呂にでも行きませんか?裸のお付き合いって奴ですよ。」
というワケで銭湯来ちゃったよ←
ドーム内でもこういう場所ってあるんですねぇ。
しかも見た感じ4人(シリウスさんはお留守番)しかいないので貸切りでしょうか。
…実はわざわざここで集まるのにはちゃんと意味がありました。
『風呂場には盗聴器や監視カメラがないから』
あ、なるほどね。あるあるですな。
とは言え、なぜそこを気にするのかというと…。
ミカゲさん達は『ポラリス』から監視を受けており、ふたりはそれを停止させる為にスバルさんもとい門杭六連に協力を求めてきたという話でした。
ですが、スバルさんはそう簡単に引き受けません。
ポラリスとは二度と関わりたくないから、だそうですが。
しかし、ミカゲさんはケイ君を囮にし始め…。
ミカゲ「どうします坊ちゃん?(ケイ君の)腕くらい折っときます?(タオル一丁で)」
スバル「やめろッ‼︎そんな事したら、絶対協力なんてしねえぞ‼︎(迫真)(だがタオル一丁だ)」
ミカゲ「おや?考え直していただけるのですか?(タオル一ちy(ry」
スバル「…………ッ(タオr(ry」
あの、そのー…………。
皆揃いに揃って「タオル一枚=裸」という状態でそんなクソ真面目な話をしないでくれ。
皆の胸筋腹筋にめっちゃ目がいくから話が頭に入ってこないんだよ←
そう。この場面というかルートの見どころは
スバルさん、リヒトさん、ミカゲさんの雄っぱい上半身が拝める所です。
あと、タオルの巻き方もそれぞれちょっと違うみたいでそこも良い。←
スバルさんはスリットみたいに足見えてるし、リヒトさんは結構腹筋ある方だし、ミカゲさんはボインちゃんで胸筋が一番でかい。
(ケイ君もケイ君で胸筋かなりある方ですし)
まあ、こんな感じで目のやり場に困るせいで会話がまともに追えないのでPC版ではディスプレイにハンカチを被せて、switch版ではティッシュ一枚を添えてなんとか話を聞いてました。
(たまに暖簾から覗くみたいにチラ見したのは内緒)
あとですね。
switch版にはスチルに規制があり、湯気マシマシでミカゲさんとスバルさんの〇首が隠れてます。立ち絵にはフツーにあんのに隠す必要あるのか?
最近は男のチ首にも厳しいんだな…
……で、結論になりますがスバルさんは「俺のことはいいから」と言うケイ君の言葉に耳を貸す事なく「考えさせてほしい」という形でリヒトさんに手を貸してやる事になりました。
ケイ君だけが理解できずに話に取り残されてるこの状況。
スバルさんとの間にできた溝は、この次に悪化していく事に……。
【少し…頭、冷やそうか…。】
気まずい状態で帰ってきた二人を迎えてくれたシリウスさん。
置いてきたのもあり、いつも通りの明るい声でケイ君の帰りを待っててくれてました。
しかし……。
さて、ここの場面ですが
私的にシリウスさんルートの名シーンだと思うくらい印象が強い場面だと思います。
その為、ここでじっくりお話していきます。
リヒトさん達とスバルさんの会話には、ケイ君の知らなかった事が沢山ありました。
・『ポラリス』はスバルさんが作ったという事(にされてる事)
・『ポラリス』はただの機械ではなく自我のあるAIである事
スバルさんは元からそれを知っており、ケイ君には一切話していなかったのです。
シリウスさんも「スバルにもきっと言えない事がある」とヒントのように教えてくれた事もありましたし。
恐らく、ケイ君と接触させたくない為に黙っていたのでしょうが…。
しかし、ケイ君の中には
「スバルは俺一人じゃ何もできないと思っている」
…という思い込みがありました。
(この時点でもう悲しみ)
スバル「お前には関係のない事だ。」
ケイ「そんな言い方ないだろ!一蓮托生って言ったじゃん!何か悩んでるなら、相談くらいしてくれよ!」
スバル「……うるせえな。お前は、俺の言う事聞いてればいいんだよ…!」
積極的に助けてあげようとしているケイ君に対して、この態度というか発言。
お前、本当にスバルさんなのか?という事を疑いました。
…ですが、これもまた『スバル・アカツキ』というキャラクターの特徴のひとつなのかという事でしょうか。
彼は『頭脳派キャラ』の特徴として『現実主義者』というのがあります。
簡単に言えば「事が起きた時に慌てたりする事なく『今何をすればいいのか』という判断や対応がすぐにできる」という感じ(ラヂオでの解説より)
頭の回転が早いといった所でしょうか。
しかし…言い方がアレなんですよ。
イライラすると人は無意識にきつくあたるのはあるあるだけども、第三者からすればムムッとする事なんですよね、これが。
ヒヤヒヤしてる中、二人の口論はまだ続きます。
ケイ「俺を蚊帳の外にすんなよ!俺、ずっと一緒にいたのに…お前の事、何も知らなかった!ポラリスの事だって」
スバル「ッ、その話はするなッ!!!!」
突然、トラウマでも甦ったのかと思うかのように怒鳴るスバルさん。
ああ、きっとケイ君とポラリスを絶対関わらせてはいけない事があるんだな。というのが分かります。
理由は言わなくとも分かる。
なんせケイ君とスバルさんは、お互いがたった一人の遺された家族のような存在ですから。
平和的に言えば過保護、と呼べるくらいスバルさんはケイ君を守りたいのです。
でも、ここではそんな言葉では通用しないと思うんです。
スバル「…じゃあ聞くけどよ。お前に何ができるって言うんだ?」
ケイ「具体的には分からないけど…スバルに出来ない事で、俺に出来る事があるかもしれないじゃんか。」
スバル「そんなもんはねえよ(即答)」
ええ………。
スバル「…俺が、俺が今まで間違えた事が一度でもあったか?優秀な方の判断に従った方が効率がいい事ぐらいお前にも分かるだろ!」
もうやめて(涙)
何が言いたいのかって言うとですね。
スバルさんの言い方が非常に刺々しすぎてケイ君に愛想が尽きて鞭を振るってんじゃねえのか?って感じで正直、プレイヤーという第三者視点から見ててもしんどいものがありました。
「いつも優しかった子が突然豹変して冷たい態度を取るようになる」ってシチュエーションは、私自身かなりショッキングなものがある為、かなり苦しいんですよ…。
ケイ君が「スバルさんの為に力になりたい」と言っているのにこれはあんまりだよ…。
この場面はスバルさんの現実主義である所が短所とも化してますし、「ケイ君を守りたい為に」って所以外同情はできません。
とは言え、これはゲームであり我々は話を追うプレイヤー。
スバルさんに説教したくても、その声は届かないし選択肢も出ません。
ですが、そんなつらい場面にスカッと…というより「それだ!」と歓喜できる瞬間が訪れたのです。
シリウス「スバル、発言の許可をください。」
割り込んできたのは、静かに怒っているようなシリウスさんでした。
「今のは適切ではない発言です。ケイが傷ついてしまう。大切にしたいなら、ちゃんと言葉にしなければ。後悔した時には、もう伝えられないかもしれません。そんな事……優秀なスバルなら分かるでしょう…!?」
そう!!!
それだよ!!!
それを伝えてほしかった!!!!
一番言ってほしい事をシリウスさんがバッチリしっかり言ってくれた事。
もう本当に感動しました。
この真面目な怒りを見せているシリウスさんが美しくもありカッコイイのも最高。
散々「俺がいなくなったら〜」という死亡フラグや不安を煽るような言動があったスバルさんに言うべき事もちゃんと伝えてくれましたよ。
言葉の力って、大事ですよね。
過ちや間違いを卑下や暴言、暴力を一切ナシでちゃんと分からせてあげているってのもまたポイント。
…でも、冷静に考えてみると。
「本来のスバルなら分かってるはず」って事になるんですよね。この事は。
何故かというと。
シリウスさんはスバルさんが命を授けたものだから『スバルの息子』『もうひとりのスバル』みたいなものだって事になるからです。
シリウスさん自身はケイ君だけでなく、製作者であるスバルさんの事も分かっていたのです。
…となると、ケイ君を一番に守りたいという思いはスバルさんがそうさせたからなのか?
シリウスさんは、ふとそこに疑問を抱き始めて…。
(話が変わりますが、私はシリウスさんとスバルさんの組み合わせも大好物です。立ち絵が並んでるだけでも最高の栄養素になります。公式グッズも必ずこの二人セットで買うぐらいです。)
(尚、これは調べて知ったのですが『シリウス』の星の名前の由来はギリシャ語の『セイリオス(焼き焦がすもの)』から来てるそうです。スバルさんは炎使いであるから…それってやっぱりシリウスさんはスバルさんを継いでるってコト⁉︎←)
…と、美しくもアツいシリウスさんの名シーンがあったワケですが。
翌日、また新たなシリウスさんの顔を我々は拝む事になるのです。
そう。
屈託のない眩しい癒し枠が何処かで起こすんじゃないかと身構えていた事。
【悲報】シリウスさん、ここにきて豹変する
(実はスバルさんルートでも豹変を起こしてるのですがそちらもかなり恐ろしい事になってます。やべえよ…)
まるで別人のような笑みを見せているシリウスさんですが、その正体はなんとポラリス。
普段のシリウスさんとは大違いの低くて冷たい声が緊迫感を増してくる。
「そいつ(スバルさん)殺してよ。」
自身を消そうとする者を始末しようとケイ君の確率選択を利用するシリウスさんの姿をしたポラリス。
ケイ君は当然、そんな事できるワケが─。
スバル「ひでぶ!!!!」
※実際はこんな叫び声あげてません(当たり前)
や……やりやがった……
やりやがった!!!!!
ここに来てメインキャラ脱落すんのかよ!!!!!!
つーか本当に「ひでぶ!」みたいにもっとグロい散り方するのかと思ったら喀血だけでしたわ!!!
……と、思っていたらこれはケイ君のプレコグによる夢でした。
(そうじゃなかったらゲームオーバーじゃん←)
しかし、スバルさんの死というものは命に関わる危機のある夢。
つまり、的中率が高い可能性があるのです。
ケイ君はスバルさんを守る為に、まだ夜が明けないうちに行動に出ます。
しかし、今のケイ君には朝の催眠による効果がまだ怪しい為、好きに動く事ができません。
スバルさんに直接電話も出来ない。
朝の検温に来たアンドロイド達が来ないようにする為に、まずやる事は何か。
スバルさんが死ぬ事を絶対に避ける為に、ケイ君はその場を離れていきますが…シリウスさんが場違い過ぎていました。
「ただの夢でしょう?レベル2のプレコグなら大丈夫!」
「スバルならもう怒ってませんよ。帰りましょう?」
きっと、ケイ君を安心させようとするシリウスさんなりの慰めの言葉だったのですが…。
返って逆効果でした。
シリウスさんの気遣いは彼の悪い所である「空気が読めない」に変換されてしまうって言うね…。
しかも、シリウスさんはケイ君が奮闘している中、こっそりスバルさんと連絡を取っていたせいで、カチコミに来たんじゃねえかという勢いで突然出てきたスバルさんに見つかってしまいます。
(いや、本当に唐突なスバルさんにはビックリしましたよ←)
スバルさんに引っ張られる帰り道。二人の空気は相変わらずピリピリしていました。
「誰よその女!」案件もあり
そんな空気が長続きするのはよくねえよ!!
それはシリウスさんだって同じです。
……しかし、仲裁に入ったシリウスさんのホログラムが引き金となり─。
スバル「あべし!(喀血)」←
※実際はこんな叫び声あげてn(ry
【勇気を持って、立ち向かえ】
ケイ君のプレコグで見た「確率選択によるスバルさんの死」
それはケイの努力も虚しく現実となってしまいました。
※でも安心してください、死んでません。
ド直球ではあったものの、気管支あたりが損傷しただけらしく、本当に死ぬことはありませんでした。
しかし、スバルさんは意識がなく病院で入院。
病に倒れるヒロインと化しました(言い方)
結果、ケイ君はひとりで自宅に帰り着き─。
何度考えてもスバルさんが治る可能性は低い事。
自身のサイキック能力を使って、スバルさんを救えなかった事。
自分自身が無力で、そんな自分のせいで─。
アツい主人公の事です。
ケイ君は一人ぼっちになるのが嫌で仕方がなかったんでしょう。
でも、「寂しい」「悲しい」って思いよりも一番先に「悔しい」って思いが出てくるっての…ホント…なあ……。
そして最後に泣き喚きながら「ひとりは嫌だ」と言う本当の思いを口にするっていうね…。
ケイ君、「強い子」なんだけど鋼の如くとは言わないからね…。
そんな彼を支えてくれたのは、励ましの言葉と歌を贈るシリウスさんだけではありませんでした。
ケイ君の話を聞いてくれただけでなく、病院の手配までしてくれたミカゲさんでした。
![](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/118450086/picture_pc_612ab8ecb8b8874ba5ef10a61d6705c1.png?width=1200)
※ちなみに本編内だとCVが「???」とされていますが、その正体は是非ともReloadの公式サイトを覗いて確認してもらいたい。
ミカゲさんはポラリスを主と言っていましたが、リヒトさんと共に「自己顕示欲が強い」と言われているポラリスの破壊を企んでいました。
それはつまり、裏切る行為なのでは?とケイ君は疑いましたが本人は躊躇う様子は全くナシ。
「アレは私の主人ではない。あれの喉笛を嚙みちぎって心中するのも悪くはないとは思っている」と言ってはいましたが…。
(そりゃあ、ミカゲさんにはリヒトさんがいるんだもの、わかるよ……←)
それだけじゃありません。
ミカゲさんはシリウスさんの事を「機械」として見ています。
「機械のあなたには分からない」と突きつける場面もありました。
さて、朝になりミカゲさんはまたケイ君の元を訪ねてきましたが…目的はシリウスさんでした。
しかし、シリウスさんはケイ君と離れる事が嫌で必死になって断ります。
それじゃあ、どうするかって?
またケイ君を囮にするんですよ。しかし…。
今のケイ君は病に倒れたヒロインと化したスバルさんを救う事でいっぱいなんですよ。
当然、ミカゲさんに怯むワケがありません。
やったれ!僕らの主人公!!←
ケイ君は今まで隠してきた確率選択を惜しまなく使いこなして、リヒトさんとミカゲさんの体内の爆弾を解除して、プレコグの可能性を大きくして、さらにはミカゲさんに能力の証明をするために銃弾を「当たらない」と決めつけると、己の力を存分に解放しました。
(スバルさん見たら卒倒不回避じゃないっすか)
そして今、ケイ君を「捕縛」しに来るアンドロイド達を止めるべく、ピーター〇ンの如く現れたリヒトさんと共に夢の世界ではなくポラリスがいるとされている電波塔へと向かいます。
ここでケイ君と瓜二つの姿をしたポラリス君と顔合わせする事になります。
彼は見た目も性格も無邪気な少年そのものでありながら、自身を「人間だ」と名乗るAIでした。
「平和的に解決したいから、そっちに向かう」とケイ君は本体のある研究所に行って直接会うことを言うと、ポラリス君は大喜び。望み通りアンドロイド達をおとなしくさせて、更には「大好きなお菓子を用意して待ってるからね!」と接し方が友達そのもの。
見た感じ、友好的そうなAIでしたが…シリウスさんとリヒトさんは彼の恐ろしさを知っている為、ケイ君に対して少し反対してるかのようでしたが…。
そう。二人の忠告は本当でした。
なんせ、蝕人の死体がドーム内に出てきた事とそれを見た者は失踪するという事件の真犯人なのですから。
フレンドリーに解決、なんて簡単じゃないんです。
【AI対決!北極星VSおおいぬ座】
そんなポラリス君であれど会いに行くと決めたケイ君は、シリウスさんと共に電車を利用して第一ドームの研究所へ向かいます。
しかし…突然の爆発が発生。
「俺達は【死なない】!」
そう言ってケイ君は巻き込まれる事を逃れましたが…。
目を覚ますと、ポラリス君がホログラムではなくハッキリとした姿で立っていました。
なんとポラリス君は人間の大脳…もとい夢の中にアクセスした事から実体化していたのです。
ポラリス君は、友達であったケイ君に様々な事を教えてくれました。
ここに来るまでには自分が記憶障害を起こしていた事と、今の記憶はスバルさんが復元した事を。
そしてこの場所では確率選択の仕組みと代償をとても分かりやすい説明と共に。
(ちなみに本当に解説の仕方が上手いんですよね、これが。)
そして、ポラリス君の持っていた「憎しみ」と「悲しみ」も。
ポラリス君は「蛍(ケイ君)によって人間にしてもらった」と言ってましたが、これはすなわち「感情を与えてくれた」という事です。
そのせいで、ポラリス君はケイ君に会えなくなった寂しさや悲しみを持ってしまったのは蛍と出会ったから(機械としてはエラーになる)と、ケイ君を責めます。
【注意】
ポラリス君のスチルの中に、exe系ゲームを思わせるような差分が入ってます。
switch版はスッ…と出てくるのですがPC版は突然バッ‼︎‼︎と出てくるのでかなりのビックリ演出になっています。
(ちなみにexe系ゲーム、というのもホラーが苦手な方は容易に検索しない方がいいです。)
…しかし、そんなポラリス君は「また友達になってくれるなら」という事である事を頼みます。
「そいつ(スバルさん)殺してよ。」
(あれ?これどっかで聞いた事あったような…。)
つまりだ。
夢の中の豹変シリウスさんは彼だったのです。
ケイ君を利用してスバルさんを命の危機に晒したのも、彼。
勿論。理由というか、動機はあります。
「僕がいれば自分以外の友達はいらない」
「自分の邪魔をしてくるから」
「自己中心的で独善的な、最低な人間だから」
3つ目ひどくねえか⁉︎(半ギレ)とは思いますが、このルートのスバルさんの動きや発言からそう誤解してしまうのがやはり出てくるんだな。と。
悔しいですが反論ができません。
今のケイ君にはスバルさんがいない。
身寄りになる人は…誰もいない。
……いや、違う。
彼がいるじゃないですか…!!
「貴方のアイドル、シリウスです。」
ここに来てシリウスさん降臨&初めてケイ君に触れるという激アツ展開きちゃああああああああああああ!!!!!!
本当に、ここはとっても盛り上がる展開でした。
ここはスチルではなくカット絵になるんですけどシリウスさんが「可愛いアイドル」としてではなく「カッコいいヒーロー」のような面構えをしてるんですよ!!!
シリウスさんの男らしさがめっちゃ出てるんですよ!!!!
(当然スクショしましたよ、ええ)
なんと、シリウスさんも同じ形でアクセスをしてケイ君の夢の中に来てくれたのです。
薄暗い病院の中に現れた眩しい英雄は、ケイ君をしっかりと引き寄せてくれていたのもグッド!
これはミラ◯ルライトを持って「がんばれ〜!」ってやる奴ですね(違)
…しかし、シリウスさんに対してポラリス君は彼を見下していました。
シリウスさんはポラリス君と違い「自我」がないAI。
例えケイ君を大事だと思っていても、それはスバルさんによって設定されたもの。
「お人形」「門杭六連の劣化版(コピー)だ」と言ってきました。
確かに、シリウスさんは自らを「自分は機械だから何をされても傷付かない」「自分はスバルの息子みたいなもの」と言ってはいましたが…。
「ケイ君の事が大事」という思いは作られたものじゃないと、否定していました。(これはミカゲさんにも指摘された)
そんなシリウスさんを憐れんだのか、ポラリス君はシリウスさんに知恵の実として「感情」を与えたのです。
(与え方がヒロインピンチみたいなのだった事にちょっとオホ…ってなったのはここだけの話)
つまり…シリウスさんはこれでポラリス君と同じAIになったのです。
それはつまり、ポラリス君と同じようになれたという事です。
それにしても、ケイ君とシリウスさんの成長ぶりがすんごいわね、このルート。
ケイ君は自分を閉じ込めていた殻を自ら破り、大切な家族を救う為に成長する。
シリウスさんはアイドルとしてではなく、ケイ君のパートナーとなり、人を愛する事を学んでレベルアップする。
勿論…シリウスさんからのケイ君への想いは友達以上になっていました。
ケイ君のピンチに思い出になる歌を口ずさみ、涙を流して「ずっと、こうしてあなたに触れたかった。」と想いを告げるシリウスさん。
コレ、BLゲームでしたねそう言えば(?)
シリウスさんはAIだから、ってのもあるからキスができないんですよね。
つまりケイ君のファーストキスはまだなんですよ。
携帯越しは果たしてカウントされるのか、直接会うにしても難しいし。
果たしてどうなるんだこりゃ…。
そして、ケイ君が夢から覚めて現実世界に戻るとそこでは─。
各エンディング感想に続く。