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【サイキックイクリプスreload感想】この展開に、見事に浮かれてしまった末路がこれでした。
サイキックイクリプスReloadプレイ感想
〜スバルルート編〜(DARK END)
※今回の記事にはゲーム本編の重要なネタバレ&忖度なしの感想を含みます。
ご注意ください。
このEDはね
いろんな意味で燃えまくった
【疑い!メタい!知らない!!】
さて、今回はスバルさんルートのDARK ENDに繋げる為の選択肢による会話の感想から始めていきます。
個人的に大問題だと思う選択肢をお話したいと思います。
本編感想で一度お話しましたが、選択肢は基本は3択ですが、なんとこのルートの4章は2択。
この2択はスバルさんの生死を決める究極の選択肢だったんです。
それは…
『分かった』
『嫌だ』
この2つ。
「研究所のパソコンを利用して追っ手の機械を止める」そう言っているスバルさんですが…。
スバルさんの今の状態をここで振り返ろう。
・モブから撃たれている(弾丸は除去済?)
・ミカゲさんから尋問拷問受けている
・謎の機械による『実験』らしきものに利用された
・サイキック能力を酷使した
もうね、十分ボロボロなんですよ。
そんなスバルさんを置いといて、ケイ君ひとりで第三に逃げるなんて…。
できるワケねえだろ
初見時、この回答にはもう真っ先に選びましたね。
『嫌だ』を。
ケイ「それ完全に死亡フラグじゃん。俺がなんの為にここまで来たと思ってんだ!」(全くです)
スバル「いいから言う事聞けよ!」
ケイ「行くなら俺も行く!パソコン弄るだけなら別にいたっていいだろ!」
(ロボット達がまた襲ってくるかもしれないからスバルさんの気持ちは分からんくもない、けどな…)
スバル「どっちも死ぬより、一人でも生き残れる可能性を選んだ方がいい!子供じゃねえんだから分かるだろッ!!」
\ダンッ/
うっせええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええ!!!!!!!!!貴様それどう言う事だぁぁああああああああああああああああああああああああああああああああ!!!!!!!(本音)
何があろうが場所どうなろうが二人一緒に生き残る、って方が一番じゃないっすか!!!!!!
ケイ君は無力な足手纏いなヒロインじゃないんだよ!!!!!力もあって!!!スバルさんを信頼してて!!!一緒にいてあげて!!!帰ろうってスバルさんを助けてくれたじゃないっすか!!!!
それなのに、それなのにギャース!!!!!
なんで「自分が死ぬかもしれない」前提で話しちゃってんのさ!!!!
残されたケイ君だけじゃなくて、俺も悲しくなるからなぁ!!??
それに、今の自分の体の事考えてみい!!!いくら不眠でも大丈夫と言ってもサイキック能力に耐性があってもあんたは身も心も機械じゃなくてれっきとした人間なんだよ!!!!
頼むからさあ…!!ホントさあ…!!
これ以上死亡フラグを生やすんじゃねえよ!!!!!!生きろばかちん!!!!
かさついてるとか言われてる唇に甘い香りのリップクリーム押し付けるぞ!!!!(????)
……はい、すみませんでした。
つい、スバルさんの死亡フラグの多さ故カッとなってしまいいろいろぶちまけてしまいました。
(スバルさんを離したくないって思いもあったので「嫌だ」を選んだのもありますがね)
というか、この選択肢の残酷なところは
『3章でTE選択肢を選んでもここで「嫌だ」を選べばスバルさんは……』
ってところなんですよ。
これはれっきとした罠ですねぇ…。
(そして見事に罠にはまり1周目でNEまっしぐらだった人)
【恋愛感情抜きでもアツすぎた罪深き男】
…さて、ここからDEの感想に入ります。
ですが、スバルさんのEDの導入は
『スバルさんの蝕人化が始まった所』となっております。
…あれ?もしもこれ、スバルさんの蝕人化がおさまらない限りNEと同じじゃんか。
そう思っていましたが、ここでケイ君は動き出しました。
フラグが出たなら、折ればいい─。
蝕人化が進むスバルさんはキョーカさんにケイ君を託す。いやだからNEと同じ流れじゃないかと思っていたその時でした。
ケイ君は真っ先にスバルさんが『蝕人になる』可能性をぶち壊して(?)くれたのです。
ですが、この選択による犠牲者が真っ先に出てきたのです。
スバルさんが蝕人化を免れた代わりに、蝕人になった人がいたんですよ。
キョーカさんなんですけど。
すげえ、この人…スバルさんをセイ的な意味で食らい、ケイ君をショク的な意味で食らいやがった…!
しかし、スバルさんが完治した今。
蝕人と化したキョーカさんは瞬時に焼き払われてしまいました。
その為ケイ君は噛まれるだけで済みましたが…もうこの場所は安全じゃない。
それに、ケイ君の能力が『蝕人を作る』という事だって分かった瞬間でした。
今のケイ君は「確率選択の代償はただ「しっぺ返しを受ける」だけ」という事でしたが…。
突然現れたラスボスもといポラリス君がそれを話してきたのですが…。
スバル「ポラリスルーするぞ(パソコンガシャン)」
ポラリス「ハアッ⭐︎」
悪魔に関わる暇はない、というようにスバルさんはポラリス君との話を即切り上げました。
ポラリス君の仕業でミサキさんは蝕人となり、かえらぬ人に。
(というか、スバルさんが真っ先に燃やしたのもアレ)
そんな彼を止められる方法なんてない。
スバルさんが出した答えは…
「ドームの外へ逃げる。俺達だけでも生き延びる」
しかし、ケイ君は複雑な気持ちでした。
「今や大きな世界のひとつとなっているドームという場所を捨てて、ふたりだけ助かるなんて」
「いざという時は俺とお前だけでも生かしてみせる」とは言え、ケイ君とスバルさんとで範囲が違うってのがあったのでしょうかね。
でも、スバルさんにとってはこれは『2回目』の行動と判断なんですよね。
それに、今の世界になったのはケイ君だけの責任じゃない。
スバルさんだって関わっていました。
大蝕の日が来るのを元々北辰さん達は知っていた。
ドームを作る事だって、蝕人化のワクチンを作る事だって、もう進めていた。
でも、その出来事をスバルさんが知ったのは大蝕の日が起きたその時。
たった一つのワクチンを北辰さんから受け取ったスバルさんは…それをケイ君に打った。
あの時のワクチンをちゃんと自分が分析していれば、蝕人化を抑える薬はもっと早く出来ていたはず。
家族も、周りの人達も全て捨てて…選んだのはケイ君たった一人。
もしもそれが世間に広まってしまったら。
あの時拡散された『国賊』『極悪人』と沢山の非難をスバルさんとケイ君に浴びせられたでしょう。
でも、スバルさんは後悔してませんでした。
「俺は、自分が死ぬよりお前が大事だ。世界中の誰もがお前を責め立てても、恨んでても…それでもお前が一番大切だし、何度だってお前を選ぶし助ける。」
「お前が極悪人だろうがなんだろうが関係ない。俺はお前を裏切らない。俺は…お前と一緒に生きていきたい。」
「俺の大事なお前を蔑ろにするな。自分を責めるのは後でいい…。いくらだって付き合ってやる。だから今は、生き残る事だけ考えろ。」
うわあああああああああああああああああああああああああああああああああああああ!!!!!!!!
お前もか!!!!!!!
お前もそういうアツい奴か!!!!!!!!!!!!
(バシバシバシ)
そうだよ!!
「一緒に『生きていきたい』」
これが正しいんだ!!!
ちゃんと学んでくれたみたいだなあ!!!
ホントこのキャラ達というかゲーム最高すぎだな…。
こういう胸熱友情シーン、大好きだよ。
「男達の絆」というキャッチコピーが生まれるのがすげえ分かるよ…。
ケイ君、本当にいい幼馴染を持ちましたね…。
そんなスバルさんにケイ君は
「俺だって、同じ気持ちなんだからな」
…と返します。
そりゃあそうだろ!!!
地獄の中でも二人がいれば何も怖いものなんてないはず!
これまで、ケイ君は「スバルなら大丈夫」と思っていた場面を何度も見てきたのもあり、こちらも思わず「大丈夫」と思ってしまいそうでした。
【犯した大失態が後から分かるのホント嫌だよね】
スバルさんとケイ君の互いの絆を改めて感じた後、二人はどんな場所でも絶対に一緒に生き延びる事を決意。
ドームの外を目指しますが…当然、手ぶらでずっと逃げ続けるなんて不可能です。
体力がケイ君より少ないスバルさんは、ケイ君を追おうと必死。
まるで追いかけっこでもして遊んでるかのようなやり取りを思わせた場面…ってそんな穏やかな状況じゃないのは分かってますけどね。←
そんなスバルさんに文句を言わずに「もうちょっと頑張って」と言ってあげるケイ君の優しさがまた沁みる…(?)
二人が向かったのは食品売り場。いわばスーパーみたいな場所。
不法侵入でしたがケイ君は、「悪党上等!どうせ嫌われるんなら、もう何個か箔付けとこうと思って。」と吹っ切れたように笑っていました。
ここのケイ君のニッとした顔に、安心感があるな…。
そこで食糧を調達していこうと思ったついでに一休み。
そんな中…ケイ君はこんな事をスバルさんに聞きました。
「ポラリスって、なんであの姿なの?」
中学生時代の自分の姿をしていた謎。
それは……。
A.小学生時代のスバルさんがモデリングしたものがなぜか採用されて使われたから
…つまりだ。
ポラリス君はスバルさんとケイ君の「合作」と言ってもいいって事なんですよね???
それを聞いてふたりは
ケイ「その時から俺の事好きだったの?」
スバル「…それ、聞いてどうすんだよ(赤面)」
ホアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアア(萌死)
ちょっとちょっとちょっとちょっとちょっとちょっとここでなんとスバルさんの照れというか赤面顔が見られるなんてねぇ〜〜〜〜?????????
ちょっとムスッとした感じというかこれまで余裕たっぷりな圧倒的『攻』の男である彼がこんなにも貴重というか可愛い赤面フェイス見せてくれるなんてねぇ??????
ねえスバルさん今どんな気持ちですか世界で一番大好きなケイ君に聞かれてどんな気持ちですk
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ああ
これ
DARK ENDでしたね
(実際は地文で一呼吸置いてこの瞬間を知らせてくれたのでビックリする事なく身構えできます(?))
というかですね。
ケイ君には『やったようでちゃんとしてない事』があったんですよ。
ケイ君はあの時、スバルさんの蝕人化を止めてくれました。
しかし、その時にへし折ったのは『死亡フラグ』ではなく『蝕人化フラグ』である事。
だから、スバルさんは─。
【あんな事言わなきゃよかった、そう思っても遅いんだよなあ(白目)】
あれから8日後。
ケイ君はてっきり死んだと思ってましたが、まさかの重傷という。
(なんだ軽いな、とか思ってしまったあたり私は)
目を覚ましたそこは、あの場所。
自分の目覚めに喜んでいるポラリス君が目の前にはいました。
自分が無事なら、スバルだって…!
ケイ君はポラリス君にスバルさんの事を聞くと、こう返してきました。
「『スバル』の治療ならしたよ。ほら、すぐそこにいるじゃないか。」
(え、マジっすか。
でも、向こうから何も言ってこないな?もしかしてまだ目を覚ましてないとかそういう奴?)
…とかそんな希望を持った事、私は浮かびませんでしがね。
だって、このケイ君がいる場所といい
あの時ミカゲさんが抱えていたブルーノさんの事といい
『スバル』というテキストの表現といい
これがDARK ENDである事といい
もう嫌な予感しかしませんでした。
覚悟を決めてAボタンを押した先に現れたスチル。
それが─。
「あいつ、頭しか取り柄ねえんだから」
ああ、だからね。
こんな姿にされたのね。
「愛し合う二人はいつも一緒、そいつが何よりだ」
という言葉を聞いた事がありますが………。
つまりそういう事なんですね。
(゚∀゚)アハハ八八ノヽノヽノヽノ\/\/\
ふざけているのかああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああ(ry
さらし首よりひでえや
…というわけで。
スバルさんDEは(個人的に)かなりショッキングな終わり方でしたね…。
例えケイ君とスバルさんがどれだけ絶望的な二人だけの世界になろうとも、それでも希望に満ち溢れていた展開からのコレって…。
ジェットコースターじゃなくて紐なしバンジーの勢いで突き落とされてそっから放心したみたいな気持ちでした。
私はてっきりあの後、ドームの外からあの人が出てきてスバルさんとケイ君の亡骸を見て何を思うか…っていう終わり方だと思ってたんですよね。
もしくは、ドームの外に無事に出たけどあの人によって二人は共に絶望に突き落とされる…とか。
でも、よく考えたらドームの管理とかに関わってるであろうポラリス君が有利になってるあたりその終わりは難しいのだろうなあと思ってしまった。
ドームの外に繋がるゲートに向かっても、そこでポラリス君が…的な。
それに、ケイ君もとい蛍君を逃したくないだろうからね。
あと、「ケイ君の判断が間違ってた!」とは言いましたが、スバルさんも間違った行動を取っていましたね…。
あの末路はポラリス君が取った行動の為、あの時…パソコンを壊さずにちゃんと話をしていれば、何らかの新しいアクションができたはず。
ケイ君もスバルさんも、やっちまったなぁ。
(でも、ここでドームの外を出さない=スバルさんとあの人をまだ再会させないって事で、後の展開のお楽しみに繋がるんだろうとそこへ希望を寄せていたりもする)
そして何よりこのエンディングのショッキングな所が、最後のスバルさんの末路。
コレいりますか…???
蛇足じゃないか…???
え、嫌がらせ…???
ってのが本音です。
目覚めた場所に並べられた「臓器」ってのがアレだとしたら……ますますポラリス君の『無邪気で親切な所から滲み出る残虐っぷり』が伺えますな…。
スバルさんルートのポラリス君の恐ろしさ、やばし。
あとですね。疑問がひとつ。
なぜケイ君までしっかり貫かれてたのに致命傷にはならなかったのかって話なんですが、これは私の考察なんですが「スチルからしてスバルさんの方がモロに食らっていた=どう足掻いても治療不可になったから」「一緒に死ぬという事を決めたけどやっぱりケイ君だけ生かしてやりたかった為庇う形で大きなダメージを受けたから」なんでしょうかね…?
でも、あんなオチを出すぐらいならスバルさんとケイ君が幸せなキスをして終了しながら一緒に死んで共にあの世へ逝った方がまだ良かったと思うのです。
でも、「こんな一連托生は嫌だ」に分類されますがね(白目)
あと、このエンディング。
reloadをプレイして、その感想を書いてて気づいてしまったのです。
この展開に見事に躍らされた、って事に。
「コレ本当にDEか?」と警戒していても、所々の燃えと萌えにニコニコしていたら…と、油断してしまった。
めちゃくちゃ悔しい。でも、そこがこのエンディングの魅力なのでしょう。
あと、いい所をもう一つ挙げるとしたら、あのスバルさんの赤面顔が拝めたのが最高でしたね←
余裕のある男が動揺というか恥じらいを見せる瞬間、最高にオイシイ。
switchのスクショ機能がホントありがたいと思いましたわ(何度も思ってるけど)
というわけで、スバルさんDEはこれにて完。
やはり、このエンドはいろいろ燃え尽きましたわ……。