「落選」、、、そしてこれから。
4/9に投開票が行なわれ、落選という結果となりました。4/10から昨日までの3日間ですが、駅頭を再開しました。
駅に立ち、声かけしてもらい、改めて多くの方々、男女関係なく、様々な年代の方より、応援を頂けていたのだと実感しました。
「なんだよぉ!落ちるなよ!!」と、私に一票を投じて怒りを向けてくださる方、優しく声を掛けてくださる方、私の顔を見るなり一緒に泣いてくださる方、私や家族だけと思っていた落選後の反応が、街の方々からも頂き、正直驚きました。
公式LINE、ホームページより、メッセージ頂くことも多くありました。
『心より当選してほしいと応援させてもらっておりました。御自身のお子様、地域のために人生をかけて、挑戦をしている姿に非常に感銘を受けました。そう思わせていたのは、私だけではないと思います。』
『無所属で出る覚悟、話をする姿勢、聴く姿勢、真剣に考えていらっしゃる様子が伺え、応援したいと思いました。』
『3,231名の方が茂野さんの名前を記し、宮前区が良くなるようにと一票を託した事実を忘れないでください。宮前区の誇りです。』
『毎朝、しげのさんが駅で早朝から居る姿をお見かけしておりました。段々と熱意を感じました。あなたを見て、この方に任せてみたいと思いました。』
『落選後も、朝居る姿に胸が熱くなりました。家族間でしげのさんに投票しようと、政治の話をしたのは初めてのことでした。川崎市の政治に、興味を持たせてくれてありがとうございました。』
『いつも朝早くから、声をかけていただいてありがとうございました。 選挙が終わった今日も朝から行ってらっしゃい!と、声かけてもらって、とても元気出ました。 次も機会があるなら、また絶対投票します 。』
『あなたの真摯なチャレンジにこちらも気力や活力を頂きました。本当にありがとうございました。』
自分の人生、家族の人生・時間をかけての今回挑戦でした。
直ぐに切り替えて、「よし!次!!4年後だ!!」とは今は正直思えません。
ですが、街の方々の反応、メッセージを受けて、糧になっているのは事実です。
私は、2018年国民民主党の当時議員の方が、新川崎駅で配っていた政治活動チラシを見て、政治に興味を持ちました。
内容は当時、大阪府で起こった北部地震で通学中の子どもが事故に遭い、同じことを川崎市で防ぐための対策を記したものでした。
地震の発生日が、長男の出産予定日でしたので、ニュースで見て、感想を持っていたので、そのチラシの内容を見て、その方に話しかけて、事務所でお話しをきかせてもらうなどの行動に繋がりました。
それから、中原区で活動している無所属の重冨たつやさんと出会い、話しをさせて頂く機会を得ました。
真摯に活動されている事を知り、街のために活動している政治家が他にも居る事を知り、政治について、川崎市について、勉強したいと思いました。
2〜3ヶ月に一度、テーマを決めて、調べて発表する機会を得ました。
『パブリックコメント制度について』、『生活保護費について』、『粗大ゴミの収集方法について』、『指定管理者制度について』など。
どれも答えが出るわけではありません。ですが、街の方々と同テーマを決めて、語らう事で、制度の問題点、改善点、他都市の取り組みはどうか。など、知見が、見聞が、広がる機会となりました。
2019年から参加させてもらい、妻にも協力をもらい、調査する時間、発表する時間をもらい、家事育児から少しの時間、離れさせてもらうことがありました。
どれも有益な時間でしたが、家族の時間を犠牲していたので罪悪感があったのは事実です。
けれど、街のために行動したい、街のために発信していく準備(政治活動、選挙活動)を妻は許してくれていました。
2022年に深作ヘススさんと出会いました。
自分が政治活動を本格的に開始した、直ぐのタイミングでした。貴重な出会いでした。
深作さんは、政治、選挙の話ではなく、まず言語聴覚士としての自分の仕事に興味を持って、話を聴いてくれました。
それから、何故街のために行動しているのか、活動に至ったのか、を聴いてくれました。
緊張していたのに、初めてお会いしてから、3時間程度話しを出来ていたのを覚えています。
私は「公認をもらわず、無所属で出馬する。」事の大きさを深作さんは案じてくれました。しかしどんな形でも、「応援する!あなたの覚悟を見届ける!」と話しをしてくれました。
皆さまご存知のように、川崎市は国民民主党と、立憲民主党が当選後に同じ会派(2023年4月現在)「みらい川崎市議会議員団」として活動しております。
自分は国政では、国民民主党を推しています。
ですが、川崎市政の中では大きな括りとなり、同じ会派での活動となるため、対案が出にくい構造だなと思っています。
有り難いことに、他の政党からもお声がけいただき、大きな政党として出馬する事を考える時間もありました。ですが、地方議会です。自分の意見や、考えた政策を発信して意見していかなければ、意味がないと思っています。
今回の挑戦を通して、自分の子どもも含めて、投票権がない、18歳未満の方々からも、多く声がけ頂きました。本当に嬉しいことです。
「議会のアーカイブを観るようになった。」
「政治活動のチラシの中身を見るようになった。」「投票に行きたいと思った。」などと、
声かけいただいた事です。
自分の行動が、誰かの行動のきっかけになる事を本当に嬉しく思います。
私は、出馬ギリギリまで、訪問看護の仕事をしていました。
何かをしてあげる、サービスを提供してあげている、感覚でいたことを勤務当時していました。
週に一度、多くて週に二度、自宅という環境に直接出向く仕事です。その方の生活、家族の環境の機微を捉える仕事です。
ですが、約10年勤務して気づいた事があります。
何かをしてあげるのでは無いという事です。医療従事者である自分たちが、その方、その方の家族と触れ合うことにより、得ているものも、大きいとの事です。
今回の政治活動、選挙活動も同じでした。
宮前区を良くしたい、川崎市の問題点を是正したいと発信しながらも、駅に立ち、街を歩くことで、街の方々のお話しを聴き、解決するアイデアを、きっかけを頂いていました。
今回の結果を踏まえて、自分の人生を彩るキッカケをいただきました。
本当にありがとうございました。
自分の子どもを、子ども世帯に、「宮前区は住みやすい!ここで子育てをしたい、人生を送りたい」と思ってもらえるように、行動していくことは、変わりありません。
しげの真
川崎市議会議員選挙2023
宮前区選挙区 立候補経験者