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妊活日記_8 ありがとう!クリニック!(最終回)
前回はこちらから
身体と心に少しずつ変化が訪れる
前回、胎嚢が確認できてから
食べる量がこれまでと減って
全然食べられなくなったり
今から10kg近くも太るのかと…
目を背けたくなったり
風邪がぶり返したのか
咳がひどくなったり
やる気がなかったり
なんとなくだるかったり
そんな身体の不調もあり、
食べては寝る、食べては寝る
そんな年末年始を過ごしました。
クリニックで運動はダメだと言われてから、
動くとしたら
自転車、階段ぐらい
もっと動きたい
家族への報告
年末年始だったため、
実家、義実家に早めの報告
アプリの妊娠スケジュールを見ると
親への報告は、7週目
心拍が確認できてから、とあり
フライングだったか…なんて思ったりしました。
(報告時は5週目あたり)
喜んでくれる親の反応、
姉や義理の弟たちの言葉が
なんとなくプレッシャーに感じる自分もいました。
私も動物
妊娠中の経過が見れるアプリで
我が子の成長を見て
2週間ほどで明太子一粒から
コーヒー豆一粒になっていて
生命の神秘を感じました。
私のはじまりもこうだったのかと思うと
私も動物なのだなと実感
外の空気が処方箋
クリニックに心拍を確認する数日前、
家にいても体調が悪いだけなので、
外の空気を吸いに出かけた
自分は身体を動かすことが好きだと感じた
外に出てお買い物したら、元気になってきました。
元気になってきたと同時に
これってつわり?と思う症状が少し減ってきました。
食べられる量が増え、
なんとなく感じてたけだるさも減っていった。
つわりの症状が軽減されたことで、
不安の感情が湧き出てくる。
早く心拍を確認して
生存確認をさせて欲しい
小さな命の心臓の音
そして迎えたクリニックの日
朝8時過ぎに向かう
まずは採血
何度も通うことで
クリニックにだいぶ慣れた
待ち時間をどのように過ごせば良いのか
持ってきた朝ごはんを食べ
葉酸サプリを飲む
採血後、私より後にきた方から
内診室へと呼ばれる
後にきた方から呼ばれるなんて
これまでに何度もあったけど
採血の値が良くなくて
もしかしたら、、
なんて不安がよぎる
採血から約1時間
待ち時間中、ぐっすり寝ていました。
そして、内診へ
画面に映る
小さな黒い丸
胎嚢(赤ちゃんのお部屋)の中に
小さな白い何かがいる
妊婦向けアプリで見た赤子の形をしてる
そして白い何かの真ん中が
色が濃くなったり薄くなったりと
脈を打っている
これが心拍!?
先生が白く映る命の中心を拡大する
心拍の音が波形に現れる
ドクドクドクドクと
雑音も混じりながら
一定のリズムで音がする
心拍だ!心臓が動いている!!
この心拍確認の瞬間を夫に共有できないのが、悔しい
そして内診は終了
卒業間近
診察室に呼ばれました。
先生の説明は、
・心拍が確認できた
・ホルモンの値も順調
・次は12日後
・その時に紹介状が出ると思う
・出産予定の病院に連絡しておいて
このまま順調にいけば、
真夏の出産になりそう
つわりがないことを先生に伝えたら、
個人差なので大丈夫、とのこと
受付から帰るまで2時間
クリニック卒業!
続いての心拍確認日がやってきた
前回、心拍が確認できてから約2週間
お腹に赤ちゃんの存在を感じるような
気のせいのような
普段ぽっちゃりな私だけど
いつも食べ過ぎでお腹がぽっこりするところじゃない
さらに下のお腹がなんだか膨らんできたような?
お腹が空くとなんだか気持ち悪い
食べ過ぎると苦しい
仰向けで寝るのが辛くて、横を向く
それも右側はダメで、左側オンリー
そんなこんなで、クリニックの日
まずは保険給付金の診断書の請求
保険の範囲内の不妊治療は
民間保険の給付金の対象になるらしい
(YouTubeで知った)
そんなことをたまたま知った私は
保険会社の担当さんに連絡
私の保険が給付金の対象かどうかを確認。
対象になるとのこと!
そして、クリニックで所定の診断書を提出
作成までに2-3週間、費用は5000円だ
今日は採血からではなく、内診からだった
前回確認した時よりも大きくなってる
ハムスターのような
小動物みたいだ
まだ指1本にも満たない我が子
こんなに小さなところから始まってるなんて
ドクドクドクドクと聞こえる心拍
これで安心して、紹介先に行ける…
と思いきや、今日の内診はなんだか長い
前回は赤子のサイズと心拍を確認するだけだったのに
今回は子宮付近を念入りに見ている
妊娠のホルモンによって、
筋腫が大きくなってきたかな?
確かに赤子とは別に
黒い丸がポツポツとある
筋腫とは長い付き合いだからな、、
(2018年に直径約11cm、2022年にも同様の筋腫を摘出済)
その後、診察室へ
今日は採血がなかった
胎嚢の大きさは、37mm×34mm
赤子の大きさは、22mm
心拍も問題なし
筋腫は2cm×3つほど
今日で卒業して良いって!
こんなに早く卒業できるとは思わずに嬉しい!
母子手帳はもらって良いとのこと
紹介状は受付でもらって下さい、と
出産予定日は変わらず真夏の8月
看護師さんから
出産後に送る出産報告書を受け取る
「おめでとうございます」と
先生にも看護師さんにも言ってもらえた
このタイミングで言うんだな
血液検査で陽性となった時でもなく
心拍が最初に確認できた時でもない
卒業が決まったタイミング
ここではじめて受け取るお祝いの言葉
「大変お世話になりました」と返して会計へ
あぁ、ここに来て良かった。
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ここまで8回にわたり
不妊治療のクリニックに行くまで、
行ってからの流れや気持ちを綴っていきました。
そして、これを書いている今は
出産間際の病室にいます(笑)
まだ1年も経っていないのに、
自分が残してきた当時の感情や夫とのやり取りを見て、
そういえばこんなこともあったなぁ〜と
しみじみ込み上げてくるものがありました。
時間が経つと意外と忘れてることが多く、
日々を残していくって大事だなと思いました。
不妊治療を経て、感じたことは
『生命は奇跡』
お腹の赤ちゃんが
人生の終わりを迎える時、
色んなことはあったけど、
自分は自分のありたいように生きてきた。
あぁ、人生楽しかったと
全うできたら、この上ない幸せです。
もうすぐ母1年生。
程よく手を差し伸べて、程よく手を抜いて
共に歩もう
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最後まで読んでくださり、ありがとうございます!
どなたかのお役に立てたら幸いです!!