2024.08.10:墓泥棒と失われた女神
2023年製作
イタリア・フランス・スイス合作
原題:La chimera
監督・脚本:アリーチェ・ロルヴァケル
キャスト:ジョシュ・オコナー、イザベラ・ロッセリーニ
半分までいかないけど、おそらく三分の一くらいは寝てしまった。大したことは書けないので(いつもですが)、こちらは無料公開します。
※ 寝てしまうのは決して作品がツマラナイからでもデキが悪いからでもありません。体調その他色んな理由で寝落ちしてしまうことはあり、作品自体の善し悪しによるものではありません。
予告篇はもっとずっと面白そうでした。イタリアらしさも感じられて。
同監督による『幸福のラザロ』はまだ観れてないです。評価が高い作品だと記憶にあります。
イザベラ・ロッセリーニなんてもう映ってるだけで貫禄が感じられる。この女優さんを観られるだけでこの映画を見る価値はあると思う。
原題のキメラ(キマイラとも発音される)は、ギリシャ神話に出てくる怪物でライオンの頭に山羊の胴体をもち、蛇の尻尾がついてて、口から火炎を吐くと。まぁ、このキメラが示すところをWikiなどで調べ始めるといわゆる「淫欲」が強く浮かんでくるので、その辺りの諸々も考慮して見ようなんて考えると、とってもとっても深くなりそう。という意味もあって邦題は長いのが一概に悪いとは思ってないのだけれど、「キメラ」や「キマイラ」じゃ意味も分からんけれど、まぁ、もうちょっと分かりやすいのにした方が良かったんじゃないのとは思います。
なんかね、ヘタなイタリア語も出てくるんですよね。これとかもヒネリの意味がありそうで。だってじゃないとわざわざ文字に書いてまで見せないと思うんだなぁ。
女性の名前が「イタリア」。これもすっごく象徴的。
泥棒七人。これもなにかあるはず。
靴下屋とかもねー。ところどころに映る鳥もねーって。考え始めると本当に象徴するものだらけなんだろうなーって…疲れてしまいそう。分かった風な口をきくインテリ風な批評家然とした人とか、いっぱい出てきそう(いまのところ見かけてないのが幸せ)。
まぁ、自分がこれを語るにはあと何回か見て、ギリシャ神話などもいろいろ復習してからじゃないとムツカシそう…。上辺だけでシンプルな話、90分程度の作品の方が自分には向いてるような気がします。
決してつまらなかったとか、面白くなかったとか、難しすぎたとかいうのではありませんでした。面白かったとまでは言えないけれど、良さそうな要素が散見した、というのがいまの感想としては正確かなぁ。
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