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【実録!ADHD】薬、何飲んでる?
こんにちは、とこぶしです。
全国のADHDの皆さん、お薬飲んでますか?
ADHD(注意欠陥・多動性障害)には、落ち着きがない・注意力が散漫になる・忘れっぽいなどの特性があります。
手術か何かでパッと治ってしまえば楽なんですが、そうもいかないのが精神的な病気の悲しいところ。
そこで、お薬による症状の緩和が始まります。
今回は、私が今までに飲んだお薬とその感想を書いていこうと思います。
■ADHDの症状を改善する薬
・コンサータ
脳内の神経細胞の間で情報を伝える神経伝達物質(ドパミン、ノルアドレナリン)を増加させ、神経機能を活性化し、注意力を高めたり、衝動的で落ち着きがないなどの症状を改善します。
通常、注意欠陥/多動性障害(AD/HD)の治療に用いられます。
(出展:くすりのしおり)
ADHDといえばコンサータ、コンサータといえばADHDというくらい(?)治療薬として定番のお薬です。
初めて飲んだ時は驚きました。
頭の中がスッキリする!
集中できる!
仕事が捗る!
例えば仕事でいうと、PCの中にグッと入り込めるイメージ。
やるべきことがトントンと片付いて、気が付いたら数時間経っていた、という感じです。
ただし、効き目が切れてくると少し体が重くなり、頭痛がしたりもします。30倍界王拳使用後の悟空のようなものだと思ってください。
【飲みかた】
朝に服用。18mgと27mgを1錠ずつ。土日は休薬。
【感じた副作用】
食欲不振・口が渇く
・アトモキセチン
脳内の神経伝達物質濃度を調節し、忘れ物が多いなどの不注意症状、落ち着きがないなどの多動性・衝動性症状を改善します。
通常、注意欠陥/多動性障害(AD/HD)の治療に用いられます。
(出展:くすりのしおり)
コンサータと並んで「2大ADHD治療薬」と呼ばれる(私が勝手に呼んでいる)お薬です。日本での商品名は「ストラテラ」といい、そちらの名前で処方されている方もいるかと思います。
このお薬は一時期飲んでいましたが、今はやめてしまいました。
特に効果が見られなかったな……というのが正直な感想です。
■うつ病の症状を改善する薬
・トリンテリックス
セロトニンの再取り込みを阻害したり、セロトニン受容体を調節することによって、脳内の神経伝達をスムーズにして、憂うつな気分などの症状を和らげます。
通常、うつ病・うつ状態の治療に用いられます。
(出展:くすりのしおり)
発達障害には、たびたび「うつ病」「不安障害」といった二次障害がみられます。私はどちらかというと抑うつ傾向にあるため、このお薬を処方してもらいました。
感想としては「すっごいリラックスする」
コンサータと併用しているせいか、気持ちがスッと落ち着き、感情が一定になるような感覚があります。頭の中の整理ができるというか。
ただ、この薬を飲み始めてからというもの「寝過ぎ事件」が頻発する事態となりました。
特にコンサータと一緒に飲むと「眠い→コンサータの集中力で眠れない→でも眠い」を繰り返すので、体が怠くてしょうがない。
さらに、土日になると「これは薬のせいなのか?それとも自分が堕落してるのか?」と考えざるを得ないほど、ほぼ一日中寝ていました。
目が覚めると、夜の6時だったこともあります。
さすがに体が震えました。
もちろん、副作用は人によると思うのですが。
【飲みかた】
朝に服用。20mgを1錠。
【感じた副作用】
眠気・体のだるさ
・アモキサン
脳神経細胞への脳内伝達物質(カテコールアミン)の再取り込みを阻害することにより、シナプスにおけるカテコールアミンの濃度を上昇させ、憂うつな気持ちや落ち込んでいる気分を和らげます。
通常、うつ病・うつ状態の治療に用いられます。
(出展:くすりのしおり)
こちらもトリンテリックスと同じく、憂うつな気持ちを改善するお薬。
飲み始めてまだ日が浅いのですが、「眠気の暴れん坊」ことトリンテリックスと比べると、やや静かな感じがします。寝る時に飲んでいるので、余計に効果を実感しにくいのかも知れません。
そういえば、これを飲み始めて、さらに口が渇くようになった気がします。飲み物必須。
【飲みかた】
寝る前に服用。カプセル50mgを1錠。
【感じた副作用】
食欲不振・口が渇く
■その他の処方薬
・炭酸リチウム
中枢神経に作用して気分の高揚を抑えます。
通常、躁病および躁うつ病の躁状態の改善に用いられます。
(出展:くすりのしおり)
・バルプロ酸ナトリウム
脳内の抑制性神経伝達物質γ-アミノ酪酸(GABA)濃度やドパミン濃度を上昇させ、セロトニン代謝を促進し、脳内の抑制系を活性化させ抗てんかん作用を示すほか、GABA神経伝達促進作用が抗躁作用を示します。
通常、各種てんかん、てんかんに伴う性格行動障害(不機嫌・易怒性など)、躁病、躁うつ病の躁状態の治療に用いられます。
(出展:くすりのしおり)
・リボトリール
脳のベンゾジアゼピン受容体に作用し、脳の興奮している状態をしずめ、てんかん発作(けいれん、意識消失など)を抑えます。
通常、小型(運動)発作、精神運動発作、自律神経発作の治療に用いられます。
(出展:くすりのしおり)
・デエビゴ
覚醒維持に関わるオレキシン受容体へ作用することで、寝つきをよくし、眠りを維持する働きがあります。
通常、不眠症の治療に用いられます。
(出展:くすりのしおり)
・トリアゾラム
ベンゾジアゼピン系のマイナートランキライザーで、脳内の情動機構に抑制的に働き、不安や緊張をやわらげ、寝つきをよくします。
通常、不眠症の治療や麻酔前に用いられます。
(出展:くすりのしおり)
以上、まとめて紹介しました。
どれも主にリラックス系のお薬ですが、バルプロ酸ナトリウムとリボトリールはてんかんの治療にも使われているそうです。
特に私が注目したのは、入眠剤の「デエビゴ」です。
「静かだな~」と思っていたら、ある時点で突然眠気がやって来ます。まるで凪からジョーズ、凪からヒノカミ神楽です。
この感覚は初めてでした。
また「リボトリール」には「尿漏れ」という副作用があり、多尿感が出る炭酸リチウムと併せて飲んでいた私は、世にも恐ろしい体験をしました。
察しのいい方は、既にお気付きかも知れません。
そう、おねしょです。
大人になってからのおねしょというのは、想像以上にショックを受けるものですね……
■薬と付き合おう
お薬のお話でした。
どのお薬も、良い面があれば困った面もあります。
取っかえ引っ変えするのは、あまり良い行為ではないのかも知れません。
とはいえ、お薬の助けがないとしんどいのが現実。
ここはひとつ、上手く付き合っていきたいものです。
次もまた、よろしくどうぞ。
注)この記事の内容は、すべて個人の感想です。
【追記】
今回、見出しの作成にあたり、こちらの記事を参考にさせていただきました。
ありがとうございます。