Webライターの会計処理はそんなに難しくないと思っている理由
12月も半分過ぎましたね。2024年もあと2週間。
先日、本屋さんに立ち寄ったところ、平積みで確定申告コーナーが設営されていました。
「えっ、もう確定申告??」と思ったのですが、皆さんはいかがですか。
副業やフリーランスで活動されている皆さん、領収証は整理されていますか。会計ソフトへの入力は進んでいますか。
私の会計ソフトは4月から時が止まっています…。
お世話になっている美容師さん(個人経営)とはお金の話をよくするのですが、このくだりに毎回ドン引きされます。
でも、Webライターは美容師さんとは違います。会計処理も美容師さんに比べればとても簡単です。たぶん。
というわけで、美容師と比較しつつ、Webライターは会計的にラクだなーと思った理由を解説します。
あくまでも私の経験に基づく解釈という点をご理解ください。
1.入出金の回数が少ない
Webライターだけをやっていると、基本的に入出金の回数は少ないはずです。
例えば個人経営の美容師であれば、営業日には複数の顧客から売り上げが発生します。
さらに店舗備品の購入なども不定期に発生するので入金回数は多くなりますし、仕入れがあれば在庫管理も必要です。
一方、Webライターの入金回数は取引先企業ごとに月1回。
単発で受けている場合でも受注から納品まで時差があるので、毎日入金が発生することはないでしょう。
毎日売り上げが発生している人は、ものすごく行動している人だと思うので、単純にスゴイ。
さらに、Webライターが経費にできるものは美容師と比較しても限られていますし、仕入れや在庫管理もないですよね。
あくまで私の感想ですが、Webライターは入出金回数が少ない、かつ固定化されている=会計ソフトへの記帳など事務処理がラク!というわけです。
まあ半年以上放置していてラクかどうかは不明ですが、とにかく毎月の手数が少ないのは事実です。
2.基本的に源泉徴収される
私が地味にメリットだと思っているのが、源泉徴収です。
Webライターの報酬は「原稿料」にあたりますが、原稿料は個人事業でも源泉徴収の対象です。
そのため、基本的にWebライターの報酬は支払いの時点で10.21%が源泉徴収されることになります。
【念のため解説】
簡単に説明すると、支払われるお給料・報酬から「税金ざっくり引いとくね!」というのが源泉徴収です。
最終的に、1年間の結果(給料・報酬の額の確定、各種控除などの反映)をまとめて、確定した税額との差額を支払うor還付されるのが年末調整であり確定申告なのです。
会社員が年末調整でお金が戻ってくるというのは、毎月のお給料から源泉徴収されたもののうち、払いすぎた部分が還付されているというわけです。
話を戻しますが、美容師さん曰く、確定申告=税金を払うイベントという認識なのだそうです。
でも、会社員を続けている限り、年末にお金が戻ってくることはあっても、追加で支払いを求められることはありませんよね。
Webライターも会社員と同じで、源泉徴収されるお取引が多ければ、確定申告は税金が戻ってくるイベントになるのです!笑
会社員感覚が強いのかもしれませんが、私は源泉徴収されたい派です。
勉強のススメ
ところで、お金の話ってややこしいし難しいですよね。
今回は確定申告について書きましたが、ここまでの話も読むの面倒臭そうですし、細かいことを突き詰めればキリがありません。
ここまで読んでくださってありがとうございます。
副業を始める時や、フリーランスになろうと思った時、日々の会計処理や確定申告を心配する人もいるのではないかと思います。
私は副業を始めた初年度のみ白色申告、2年目からは開業届を出して青色申告になりましたが、「なんとかなるでしょ」と思えた理由のひとつは、簿記の資格を持っていたからです。
といっても、私が持っている日商簿記3級は、簿記の入門編のような資格です。
受験したのはコロナ禍の在宅勤務で勉強時間が取りやすかった時期ですが、知識レベル1くらいから1か月半ほどで合格することができました。
(金融業界にいたので、ゼロとは言いませんが…)
簿記の知識は副業やフリーランスにかなり役立ちます。
副業を始めたいけどためらっている、全然動き出せない、とモヤモヤしている人は、寄り道して先に簿記の知識をつけてみるというのもいいかもしれません。
たぶん、そのうち「簿記の知識いるな…」って思う時が来ます。
まとめ
副業を始めると確定申告が大変だと思うかもしれませんが、Webライターは会計処理はそんなに難しくありません。
何より、副業Webライターの方は多いので、情報が見つかりやすいというのもメリットです。
そういう意味でも、会社員の副業に向いているのではないでしょうか。
とはいえ、確定申告からは逃れることはできません。
副業やフリーランスとしての活動を検討中~始めた人は、簿記とFPの勉強をするのがおすすめです。