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子宮頸部腺がんとは

子宮頸がんは主に2種類あります。扁平上皮がんと腺がんです。扁平上皮がんが8割近くと多いのですが、最近は腺がんが増えてきています。

子宮頸部腺がんは子宮頸部扁平上皮がんに比べると、がん検診で見つかりにくく、放射線治療が効きにくいです。子宮頸がん検診を受けていたのに初期には見つからず、わかった時には進んだがんになっていることもあります。

子宮頸部腺がんの場合は、離れた部分にもがんの病変があることがあるので、円錐切除術だけでは全部取りきれていない可能性があります。円錐切除術で子宮頸部腺がんと診断されたら、基本的には子宮をとることをすすめられます。また卵巣にも病変があることがあるので、卵巣を取るか残すかは相談して決めます(若い方の扁平上皮がんの場合は卵巣を残せることも多いです)。

子宮頸部腺がんの90%以上にHPV感染があります。予防できたらいいですね。

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