ダメ男との決別へ、オトナの階段のぼる。これからのトーコが進む方向と、執筆開始宣言。

 一週間近く、ぐちゃぐちゃ考えていた。ダメ男なるお仕事をどうするか。建設的な方向に頭を向けようとするのだけれども、ダメージが大きく疲れてしまって、エネルギーが湧かなかった。辛いし、面倒くさかった。先日年下女子の友人に話したのだが、「いろんなことが次々に重なって、HPが徐々にへずれていって、回復しない感じ」で低迷していた。しかしわたしはロールプレイングゲームをやらないのでHPという言葉がいまいち薄らぼんやりしていて、「あれ、あの、なにポイント?ゲームとかで基礎点みたいなやつ」と、その年下女子に教えてもらったのだが。

 わたしはもともと一年更新の有期雇用で、この身分での雇用が可能なのは最長五年だ。なので、期限が切れた後の離陸の仕方は、それなりに考えていた(とはいえ、この事業を続ける限りは役所はわたしを手放したら困るだろうに、次年度の雇用継続の可否が毎年毎年年度末まで引っ張られるのもうんざりするし、事業をストップすることになったらなったで「次年度から予算はつきません、ですのでサヨウナラ、悪いけど今年度限りで」と放り出すんだろうな、と思うと腹立たしいのだ)。役所から心が離れていくに従って、町の事業から徐々に手を放し、自分の事業の準備をしていこうと思っていたけど、こんなに急に直面する羽目になるとは思っていなかった。想定より一年二年、早い。

 悩むポイントはふたつあった。ひとつは、わたしに金がない。離婚した時にすべての貯えを吐き出したので、手元資金は雨水がちょろちょろと溜まったくらいしかないし、新しい収入確保の目途はまだ立ってないし、しかし大きな固定支出はまだ残っている。もうひとつは、事業がまずい。この事業の基礎設計を描いたのはわたしだし、構想的にもオペレーション的にも少しレベルを上げ過ぎた。偉そうな話になるが、わたしならこれをまわせるけれど、次に役所の担当者に渡すにしても新しい人材を雇うにしても、少し頑張らないと手に余る気がする(これは本当によくなかった。仕事って本来、誰が担当してもまわるようにしておかなきゃならないのよね)。それに、地方の花形は「地方活性」「まちおこし」なので、「結婚支援」など好きこのんで手を挙げる人材は多分いない。専業業者に委託すれば話は別だけど、そういう人は他にもたくさん案件を抱えているので、それほど細やかにオペレーションはまわしてくれない。

 そこでぐるぐる悩んでいたのだが、昨日あたりで心の決着がついた。とりあえず、新しい仕事にもう手を出そう。進んじゃおう。そして、来年からの事業に関しては、わたしが面倒を見られる範囲と条件を提示して、どうするかをお役所に選ばせよう。幸いなことに、わたしの現在の仕事は、まったく安定性がないが副業はおとがめなしなのだ。

 決着のひとつのきっかけは、これだ。

 現時点で、わたしがこの先やろうと思っている仕事は、以下の四つに大きくまとめられる。

【やりたい仕事】
自分の理念と思想でやる仕事。自分の名前、自分の顔を出して、自分の言葉でやる仕事。要するに、わたしのミッション。

1.「菊池とおこ」でやる仕事
執筆活動。「菊池とおこ」名で仕事を受けて、原稿を書きたい。ただしすぐに依頼はこないしすぐに金にはならない。また、金に換えるために心にもないことを書くつもりもない。なのでこれは、徐々に増やしていって将来でかくしていく仕事。

2.本名でやる仕事
結婚支援。ただし、税金と縁を切ってプライベートビジネスで。とはいえ、収入源として確保するためにユーザーの数を増やすことに熱を注ぐ方向に行くつもりはなく、必要な人だけに、そして丁寧に対応したいので、ものすごくスローにスモールに始める。収入源としてあてにはしない。むしろ、社会貢献的なサービスで、提供した分はお金を頂戴します、スタンス。

【収入を得る仕事】
ということで、【やりたい仕事】はすぐに金にならないので、収入を確保するために次の仕事をする。

3.受注業務
雇用形態ではない仕事を受注する。ここに、自分のスキルを突っ込む。スキルを売る仕事。単位時間当たりのスピードを上げて数を売る。他の仕事の合間にモザイクで突っ込む。従って、雇用で時間を拘束されると困る。当面、ここの稼ぎを売上高ではメインにする。ひょっとすると、ここで、町の結婚支援事業を受託してもいい。

4.短時間の雇用業務
とはいえ3は受注に左右されるので、継続的な固定収入として、短時間雇用形態で稼ぐ。時間を売って確実に収入を得る仕事。ただし毎月の固定支出の限度で構わないし、時間を拘束されるのでここが大きくなり過ぎると困る。できれば、1~3とは異なるタイプの仕事がいい。体を動かす系、人と接する系。

 これらの四つの仕事を組み合わせて、自分を食わせていこうと思う。

 ここで、田舎ならでは、実家ならでは、独身ならでは、のメリットが発揮される。金額としてそれほど稼ぎ出さなくても、生きていけるのである!東京でサバイヴしている方が聞いたら、(えっ、年収それだけでいけるの!?)と衝撃を受けるだろう。いけます。とりあえず、自動車関連費と年金、保険に充てる部分を毎月の固定収入として確保できたら、なんとかなる筈だ。

 また、(そんなにいろいろやるの、大変そう……)と思われる方もいるかもしれない。ところが、ここ数年で気づいたのだが、どうもわたしはひとつのことに注力するのが向かないらしい。いろいろなタイプの経験を組み合わせておかないと、飽きるようなのだ。昔、研究者になりたいと思っていた頃もあったが、アカデミック方面に行かなくてよかった。そして、そのいろいろなタイプのことを、組み合わせて関連づけて混ぜ合わせて例え話化してひとつの結論に導く感じで、ものごとを扱っているらしい。要するに、インプットを多方面から引水して、ひとつのアウトプットに収束させているらしいのだ。1~4はそれぞれ面白いインプットとして機能し合うだろうし、アウトプットとしての表現型は1~4でそれぞれであるとしても、考える主体としてのわたしはひとつだから、この分担方法ならそれほど引き裂かれずに済むと思う。それに、インプットが収入を兼ねるなんて、一石二鳥だし。

 ということで、今から手をつけるのは、1と3です。年度末までに、導入部は形づくりたい。どちらも、能力もスキルも実はレベルが高くなくて進むうちにへこたれるかもしれないが、どうせ初めて手を出す分野なのだし、過大評価も過小評価もせずに、元気よくやろう。

 という結論を出しました。どうぞ、お仕事の発注を検討してくださる方は、是非お声がけください!遅くとも明日中に、お仕事受注のための自己紹介兼原稿サンプルまとめのnoteを作成します。ご覧いただければと思います。そして、執筆も仕事にしていくことにしたので、この先有料 note も考えていきます。どうぞ、いい記事だ、と思ってくださったら、ご購入下さい!そして、個々の記事を越えて、(キクチトーコって、なんかいい)と思ってくださったら、ファンになってください!

 あらためてこれから、よろしくお願いいたします!

 あと、ソーシャルネットワークをうまく使えなくてむむむと思っていたのだが、この間からツイッター強化月間として、なるべく毎日3回呟くようにしている。呟く回数が増えると余裕がなくてカッコつけたこともなかなか語っていられないのだが、彼氏情報とかネコ情報とか、あとたまにいいこととか、よろしければ、フォローしてください!

 菊池とおこツイッター(@toko_kikuchi)

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