お花の「色あわせ」にまつわるエトセトラ
え~っと。
お花の画像を、
透過させて・・と。
うん。
「同系色」なので、
全体に統一感を与えてくれる
とてもいい配色🧡💗
なにしてるの????
とっこちゃん:
知りたい??❤
べつに・・・・・
え?!
え!!
ちょっと、まってよ・・
お願いします!
聞いてください!
なにしてたの??
じつはね、
5月10日の「母の日」に
娘の家族のみんなに
お花をいただいたの💗💗
へ~
うれしいね。
「おかあさん いつも ありがとう」
だってさ。
そっか、とっ子ちゃんの娘さんは、
子供がいるから「おかぁさん」だけど、
その「おかぁさん」の「おかあさん」は
とっ子ちゃんだもんね。
母親は少しの間だけ子どもの手を支えるが、
その心は永遠に支える。
カーネーション、
ガーベラ、
かすみ草。
どれも私の大好きなお花ばかり!
ってじつは~
ピンクの「ガーベラ」もいただいたのですが、
早々にしおれてしまいました・・・
( ごめんなさい 🙇 )
それでね、
このいただいたお花の
「色の組みあわせ」を
ちゃんと調べてみようと思ったの。
キレイな配色になっているかどうかを
知りたくてね。
※「配色(はいしょく)」とは、
2種以上の色を取り合わせることをいいます。
ボクは、とーっても
キレイだと思うけどなぁ。
そうなのよね。
でも、私たちは色彩学もしらないし、
フラワーコーディネーターでもないから、
感覚で「キレイだな~」って思ってしまうでしょ。
それでいいんだけど、
ちゃんとしたお花の「色の合わせ方」が、
あるのかな~って。
ところで、みなさんは、
お花を「センス良く飾ろう!」
って思いますか?
思いますよね(笑)
ですが、
センス良く飾ろうと思っても、
「生け花などの知識がないから、
お花をセンスよく飾れない...... 」
というように、
飾っては見るけど、
センスのなさにおじけづいてしまって、
結局、お部屋や玄関にお花を飾るのを
ためらってしまっていませんか?
どうでしょう?
そんなお悩みをお持ちの方も
いらっしゃると思います。
センスよく飾ろうと思ったとき、
全体のバランスとかも考えなくてはいけない
と思いますが、
そもそも、
「お花の色の組みあわせ」が悪いと
バランスに気をつけても
キレイに飾れないのよね。
むしろ、
「お花の色の組みあわせ」さえバッチリだったら
多少バランスが悪くても、パッとみて
「キレイ!」って思えるから不思議です。
それだけ、
色が与える影響力は大きい
ということですね。
ですが、
「色の組み合わせが苦手・・・」
と言う方もいらっしゃると思います。
正直私も苦手です💦💦
お花そのものがもともと鮮やかなので、
とくべつセンスよく飾ろうとしなくても、
自由に好きなように飾るのが
私は、一番楽しいと思っています。
でも、やっぱりどうせ飾るなら、
センスよく飾りたいですよね(笑)💗
そこで、
お花の色の組みあわせに自信がなくても、
それなりに、センスよく飾れる方法を
考えてみましょう。
役に立つかなぁ〜と思う
「色の組み合わせの知識」について、
基本的なことだけ取り上げてみました。
「色」のことを少しだけでも
知っておくと、
花あわせがグーンと
楽しくなります!🧡
もちろん、
日ごろの洋服あわせやお化粧、
お部屋のインテリアにも活用できます。
なのでこの際、
ちょっとだけ「お勉強」してみましょう。
小難しいことは書きたくないので、
ほんとに「超超基本的なこと」だけを
ご紹介させていただきます。💦💦
ではさっそく、参りましょうか。
お花の「色の組みあわせ」を
考えるときに、
すごぉーく便利なのが、
「色相環(しきそうかん)」
というものを使います。
色相環???
ですよね。
とりあえず、こういうものです。
学生のとき、
美術の時間で見たことありません?
「色相環(しきそうかん)」というのは、
色相を環(わ)のようにならべたもの
をいいます。
その前に、色相って何??
ですよね。
たとえば、
りんごの色は「赤」、
レモンの色は「黄」、
ドラえもんの頭の色は「青」、
ついでに、
フクまるくんの頭は「茶色」とか。
このように、
「これが何色か」という
色の区別はできるはずです。
りんごも、レモンも、ドラえもんも、
(ついでに、フクまるくんも)
ぜーんぶが「赤」に見えたりは
しないですよね。💦
つまり、
赤、黄、青・・・というように、
色の種類の違いを
「色相(しきそう)」といいます。
色あいのことですね。
もっと単純に、
「色相」 =「色」と思ってもらえれば
大丈夫。
「色」のことを専門的に、
「色相(しきそう)」って
いってるだけなのです。
「色相」とは、単純に「色」のことなので、
「色を輪っかにした図」のことを
「色相環(しきそうかん)」と言います。
ですが、単純に、赤・青・黄・緑・・・
だけではないですよね。
同じ色でも明るかったり、暗かったり、
鮮やかだったり、濁っていたり・・。
とにかく、
数えきれないほどの色があるわけです。
たとえば、「赤」なら、
「明るい赤」もあるし、
「暗い赤」もありますよね。
明るい色とか暗い色というように、
色には「明るさ」の度合いがあります。
たとえば、
「レモンの黄色」と「グレープフルーツの黄色」では、
レモンの黄色のほうが、より明るいですね。
それでは、
「レモンの黄色」と「あずきの赤」
ではどうでしょう。
やはり、
レモンの黄色のほうが、
明るい色ですね。
このように色に関係なく比較できる
「明るさ」の度合いを、
「明度(明るさ)」といいます。
ですが、同じ黄色でも、
「レモン」と「梨」でくらべてみると
どうでしょう。
「明るさ」というよりも、
レモンは、あざやかな黄色で、
梨は、少しにぶい黄色というように、
「あざやかさ」に違いがあることがわかります。
赤色のだって、
「地味な赤」もあれば、
「鮮やかな赤」もありますよね。
この、地味だったり、
鮮やかだったりを色の
「彩度(さいど)」といいます。
ここまで大丈夫でしょうか?
・・・・・・・・・
つづけますね💦💦
「色」というのは、先ほどの、
「色相」「明度」「彩度」
の3つの要素でなりたっています。
この3つの要素を、
「色の三属性(さんぞくせい)」
といいます。
色の三属性(さんぞくせい)を、
もう少しわかりやすく言い換えてみると、
色相 = 色あい
明度 = 明るさ
彩度 = 鮮やかさ
ということです。
この、
色あい・明るさ・鮮やかさを
輪っかにしたものが、
最初にでてきたコレなのです。
「色相環(しきそうかん)」ですね🧡
なんとなく、
ご理解いただけたでしょうか??
あらら・・・・・
いっちゃった(笑)
それでこの、
「色相環(しきそうかん)」の
何が、便利かといいますと、
たとえば、
「赤いお花」に合う色の、
お花選びに悩んでしまったとしましょう。
そんなときは、
「色相環(しきそうかん)」の図を使って、
「隣り同士の色」を使います。
「色相環(しきそうかん)」の
赤に隣接した色で組み合わせると、
赤色のお花と、バランスのとれた組みあわせが
できてしまうのですね。
このように、
「色相環(しきそうかん)」を使って、
隣り同士の色を選んで組み合わせると、
センスがなくても、ちゃんと全体の
バランスがとれちゃいます。
では、今度は、
赤にお花を「目立たせたい!」
って思ったときは、ここでも
「色相環(しきそうかん)」を使って、
「反対側の色」を選びます。
「色相環(しきそうかん)」の
赤の反対側の色で組み合わせると、
このように、
赤色のお花を目立たせることができます。
赤の反対側のいろは、緑ですが、
この、反対色のことを、
「補色(ほしょく)」
といいます。
「補色(ほしょく)は色の差が大きいので、
お互いの色を目立たせる効果があります。
補色(ほしょく)は、お花だけでなく、
お店のロゴマークとかでも活用されてます。
あともう一つ。
たとえば、
赤系のお花だけで、
全体的に統一感をだしたいときは、
「色相環(しきそうかん)」から、
一つの色相だけを使って
「同系色」で揃えると上手くまとまります。
では、娘から母の日に頂いた
お花を見てみましょう。
まず、お花だけを写真で撮影します。
そして、
「Adobe Color CC」といって、
写真や画像をアップロードするだけで、
それらの配色を知るツールを使います。
すると、このようにアップした写真の
色を抽出してくれます。
これを、色相環にしてみましょう。
どうでしょうか?
娘に頂いたお花の配色は、
「同系色」ですね。
すごくキレイでしょー💗💗
って、いいたいところなのですが・・・
大事なポイントがもう一つあります。
もう一度、
お花の写真をみてください。
見事な「同系色」の配色なのですが、
かすみ草の、
「白」をわすれています💦
「白」はどんな色とも合わせられる色
なのですが、
お花の色を組み合わせるとき
「白い花」はキーポイントなのです。
人間の目は、びっしり詰まったものよりも、
多少、「すきま」があったほうが
見やすいですよね。
びっしりとならんだ文字が読みにくいのと一緒で、
お花を飾るときも、
「余白」があったほうがいいのです。
「白」を入れたほうが、
スッキリしたイメージになります。
反対に、
「どっしりさせたい」ときは
白を使わない、という方法もあります。
さて、
少しだけ、色の配色について、
ふれてみましたが、
じつは、
ほんの少しかじっただけです。
形式にこだわりすぎることはありませんが、
少しだけでも、「色彩」の知識を
勉強してみるのもいいかもしれませんね。
では、今回はここまでです。
あ、そうだわ。
お花と一緒にあなたたちも
写真撮っておきましょう。
カシャッ!
ん~
どうも、「茶色」が多すぎるような?
なんとなく、全体的におもすぎるかな~
もう少し、「白」がほしいわね。
白が・・・・
しろ ??!!
タヌまるくん・・・
白い白い!!
・・・ホワイト??!
よしっ!
「同系色」でいい配色になった🧡
今回も、最後までお付き合いいただき
本当に、ありがとうございました。
では、次回また、お会いできることを
心よりお待ちしております。