伝統の和菓子の新たな挑戦!「御菓印」って知ってる?
9月2日放送のちゃーじでは、「御菓印」という言葉を初めて知りました。(最初、読み方も分からなかった‥💦)
「御菓印」とは、老舗和菓子店でももらえる、いわゆる御朱印。
今年1月から、全国銘産菓子工業協同組合に加盟する全国の和菓子店が、消費者の皆さんと縁を深める為に作った❝和菓子の御朱印❞です。
でも、もらえるのは、本店のみなんだそう。
今回ちゃーじでは、愛知・岐阜・三重から1店舗ずつ紹介。
この「御菓印」とともに、今の季節にぴったりの各店自慢の和菓子が紹介されました。
きよめ餅総本家(愛知県名古屋市熱田区)
熱田神宮のすぐ目の前にある和菓子店。
「きよめ餅総本家」の御菓印は、熱田神宮の鳥居と室町時代から伝わる、大鈴をイメージしデザインされたもの。
そして、ちゃーじ部屋には、御菓印と一緒に「ほうじ茶きよめ」が届けられました。
きよめ餅の魅力は、お餅の柔らかさ。
その羽二重餅の中には餡子がぎっしりと詰まっています。
「ほうじ茶きよめ」は濃い茶色に、うっすらと抹茶色が混ざった絶妙な色合いの餡子が‥
この餡は、同じ熱田区にある妙香園のほうじ茶を使っているそうで、画面越しにその香りまで香ってくるような気がしました。
はるなさん曰く、そのお味も、ほうじ茶の茎の部分の濃い味が出ているそう。
このほうじ茶と、きなこ味は、土日祝限定で販売。
しかも、本店のみでしか取り扱っていないそうです。
御菓子つちや 俵町本店(岐阜県大垣市)
御菓子つちやさんは、創業268年。
こちらの御菓印は、お店の看板商品でもある、竹の容器に入っている「柿羊羹」をデザインしたもの。
ちゃーじ部屋に届けられたのは、その柿羊羹は柿羊羹でも、2色の美しいグラデーションが楽しめる「柿と檸檬羊羹」。
こちらのお菓子は、今年6月に柿羊羹発売185年記念菓として新発売されたもの。
自家製農園の檸檬と、堂上蜂屋柿の2層の味わいが楽しめます。
はるなさん、森アナさんの感想は‥
食べ初めに、檸檬の香りと味がクッと来て、一瞬、レモンティを飲んでいるような感じ。
その後に‥
柔らかい、柿の風味が広がってくる羊羹だそうです。
深川屋 陸奥大掾
三重県亀山市にある東東海道の宿場町「関宿」に本店を構える、「深川屋 陸奥大掾」さん。
創業は、なんと380年。
深川屋さんの御菓印は真ん中に「鼠」に似た大きな朱書き文字が印象的。
こちらは、関宿の「関」の字を小篆文字(秦の始皇帝の時、丞相李斯(りし)が創始したもの)をアレンジして、ご主人が作ったものなんだそう。
ちゃーじ部屋には、銘菓「関の戸」が届けられました。
一見、柔らかそうに見えますが、しっかりとした弾力が‥
赤小豆のこしあんを、ぎゅうひ餅で包み、和三盆がまぶしてあるシンプルな和菓子。
はるなさん曰く‥
「味を探しながら食べるって、こういうことよね‥」と。
森アナさんは‥
「なめらかな、上生菓子のような‥。すごく繊細に練られた舌ざわりで‥。あんこをそのまま食べているんだけど、より上質な感じがありますよね‥」
そして、こんな会話も続きました。
はるなさん「差し入れや、手土産に持っていくと‥わぁ‥分かっているわぁ、と思われるよね?」
森アナさん「あの‥通な感じが‥しますね‥」
はるなさん「うん‥」
こちらは、今の創業当時の江戸時代と変わらない、配合や作り方を守っているそうで、
現在のご当主は14代目なんだそうです。
はるなさん「すっごい!‥もう、iPhoneを超える勢いになってきたね~」
森アナさん「(笑)」
御菓印を取り扱っている和菓子店は全国42店舗
東海地方は9店舗が参加。
残りの6店舗がこちらの和菓子店です。
両口屋是清(愛知県名古屋市)
赤福本店(三重県伊勢市)
田中屋せんべい総本家(岐阜県大垣市)
備前屋(愛知県岡崎市)
平治煎餅本店(三重県津市)
柳家奉善(三重県松阪市)
因みに‥
集めた御菓印は、「御菓印帳」に収めることができます。
更に‥
御菓印を10種類集めると、「御菓印マイスター」に認定されるそうです。