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「春に散る」@2023.8.26シネマちゃーじ
「あんたにボクシングを教えて欲しい‥。
全部、ゼロから!」
「…」
「お願いします。」
「春に散る」。
心臓に病を抱える
元ボクサーの彼は、一度ボクシングをやめた青年と
出会う。
「俺、世界取るから。」
「走れ!」
二人は世界チャンピオンを目指し
共に夢を追いかけていく。
しかし─
「翔吾君‥どうしたの?」
「試合は中止だ。」
「そんなことさせねぇよ。」
「顔を打たれたら‥次は‥ない。」
「守りたいのは、選手じゃなくて‥
年寄りのプライドでしょ?」
「もう1回、言ってみろよ。」
「あいつ相手に、無傷じゃ終われない。」
「今しか、ねぇんだよ!」
それぞれの人生を賭けた‥
世界タイトルマッチが、始まる─
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佐藤浩市さんと、横浜流星さんにお話しを伺いました。
Q.リアルにこだわったというボクシングシーンについて
佐藤浩市さん「ボクシングの持っている強さって何が面白いかと思うのは‥結局‥1パンチ、1パンチ‥」
横浜流星さん「(頷いて)」
佐藤浩市さん「それは練習のシーンなんだけど、それが一つ一つのセリフになってるんですね。ちゃんと‥」
横浜流星さん「(頷いて)」
佐藤浩市さん「それを‥セリフを放つ、セリフを受ける‥またこっちからも。そんな風な関係性が‥ワンカットで‥見ている側が感じ取れる。だから、余計なセリフは要らないし‥」
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横浜流星さん「やっぱり、アクションシーンもそうですけど、ケガのないようにというところもあるし‥。ええ‥でも、リアルが、どんどん、どんどん、欠けていってしまうんですよね。………そこを‥自分らの出来る範囲で‥ウソの無いようにリアルを追求したくて‥。だから、本当に、窪田くんや、坂東君じゃなきゃ、そういうボクシングを経験している二人じゃなきゃ‥出来なかったので‥そこは本当に皆さんに感謝ですね。うんうん‥」
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佐藤浩市さん「なおかつ、最後、あの試合‥音楽がついていないんですよ。(笑って)ほとんど。」
横浜流星さん「(笑って)」
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佐藤浩市さん「その試合の盛り上がるところには音楽がかかることによって‥」
横浜流星さん「(大きく頷いて)」
佐藤浩市さん「より、エモーショナルになっていくというのが‥それが‥映画の常識な訳で‥。でもそれをあえて省いて、音楽を付けなかったというところに、ふっと気持ちが入っていけるぐらい‥やっぱりそれが、二人の本気度がそうであるからということが、客をグッと引っ張ってくれる。」
横浜流星さん「(頷いて)」
佐藤浩市さん「見る者を引っ張ってくれる‥そういうもんになってくれていると思いますけどね‥」
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お2人「【ちゃーじ】をご覧の皆さん!こんにちは!」
佐藤浩市さん「佐藤浩市です。」
横浜流星さん「横浜流星です。」
佐藤浩市さん「映画‥『春に散る』。」
お2人「ぜひ劇場でご覧ください。」
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はるなさん「まず拍手じゃない?この映画。見たでしょ?」
森アナさん「(拍手)はい。」
はるなさん「もう、素晴らしかった!」
森アナさん「うん」
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はるなさん「やっている本気度がすごいこの映画に出ていて‥」
森アナさん「うんうん」
はるなさん「リアルな‥生な人生が描かれているのが、すっごいリアルにあるんですよ。見たでしょ?どお?」
森アナさん「二人のボクシング‥横浜さんと佐藤さんの‥二人のボクシングの熱量によって‥周りのこう‥落ちこぼれていた人々というのも、奮い立っていくっていう‥周りを巻き込んでいくパワーというのに、すごく圧倒されましたね。」
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はるなさん「正直ね‥私ね‥こういうスポーツものの映画って‥と思ったけど‥あっという間に見たのは‥」
森アナさん「(大きく頷いて)」
はるなさん「やっぱりね‥リアルがそこにあるってすごい力やねんなと思いましたね。」
森アナさん「ボクシングこう‥そんなに精通していなくとも、やっぱり、その‥そこに懸ける情熱であったりというか‥人間模様に惹かれていく‥そういう戦いなんだなと思いましたね。」
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