「模倣」「パクリ」「マネ」されたときに検討すべきこと3つ
先日こんな記事を書きました。
「そのアイデア自分も考えていたんだけどなぁ」と感じたときにすべきこと3つ
本記事はこの逆です。
あなたのアイデアをだれかに、パクられた(模倣された、マネされた)ときに検討すべきことについてお伝えします。
<ポイント>
①あなたが権利を持っているか確認
②ネットで相手を中傷しない
③権利を持っていないなら権利取得を目指す
●「模倣」「パクリ」「マネ」されたときに検討すべきこと
●①あなたが権利を持っているか確認
あなたのアイデアが、だれかにパクられたと感じたとします。
パクられたと感じて不愉快になるのは理解できます。
なんらかの対応(訴えるなど)をしたい気持ちもわかります。
しかし、実際に対応を取るには、それなりのハードルがあります。
まず、本当にパクられたのかを確かめるのは難しいものです。
また、仮に本当にパクられたとしても、なんらかの対応をするには、あなたに「権利」が必要です。
まずはあなたが「権利」を持っているかを確認しましょう。
ここでいう権利とは、一般には「知的財産権」です。
特許権や商標権や意匠権や著作権が知られていますね。
これらの権利がないのに、相手に対してなんらかの権利を行使することはできません。
●②ネットで相手を中傷しない
①のように、一定の権利を持っていないと、相手に対して対応を取ることはできません。
だからといって、安易な方法を取ってはいけません。
例えば、ネットで相手を中傷したりしてしまうことは避けましょう。
ネットで相手を中傷すると、逆に法的措置(侮辱罪・恐喝罪・脅迫罪・強要罪などでの訴追)を受けるおそれがあります。
●③権利を持っていないなら権利取得を目指す
上記②のようなリスクを避けるためには、できるだけ事前にあなたのアイデアについて、権利取得を目指しましょう。
なお、知的財産権の内容によっては、パクられた後でも、権利取得できる可能性があります。
アイデアについては「特許」、デザインについては「意匠」、ブランドについては「商標」などの権利取得を目指せることがあります。知的財産権の専門家に相談されるといいでしょう。
ご参考になれば幸いです。
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●元ブログ(+αの情報あり)
https://www.tokkyoblog.com/archives/80246190.html
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東雲特許事務所(しののめ特許事務所)
弁理士 田村誠治(元特許庁審査官)
【東京都港区新橋】【東京都中央区八丁堀】【東京都北区田端】
【稀有な経歴】特許技術者→特許庁審査官→特許事務所運営
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