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「企画」で特許が取れるか?【1000人ROCK FES.GUNMA】

YouTubeで感動する動画に出会えました。

「1000人ROCK FES.GUNMA」
です。リンクはこちら。(動画で音声が出ますのでご注意ください。)

年に1回、群馬で行われるイベントで、1000人規模で参加するロックフェスですね。

YouTubeのいいところは、他の人のコメントを見ることができることですね。自分一人だけ感動!というのは、ちょっと気恥ずかしい?

「すばらしい」「泣けた」「この企画考えた人は神!」などコメントを見て一安心(笑)

■「企画」で特許が取れるか?

では、このイベントの「企画」で、特許は取れるでしょうか?

私の場合、アイデアに触れたときには、つい特許のことを考えます。

まず、「企画」というカテゴリーは、特許の対象ではありません。

ただ、このブログでも書いていますが、ほとんどのアイデアは、なんらかの形で、特許の対象として捉えることができるものです。

ただ今回は、なかなか難しい!

✔この企画に絶対に欠かせない「物」があれば、「物の発明」として特許を目指せます。
✔コンピュータ上の情報のやりとりや、課金の仕方などに特徴があれば、「ビジネスモデル」として特許を目指せます。
✔そのほかにも、「方法の発明」や「生産方法の発明」として特許を目指せることがあります。

「1000人ROCK FES.GUNMA」の場合、例えば、

✔1000人をどのように集めるか?
✔演奏できる楽器の種類で、参加者をどう割り当てるか?
✔演奏できる楽器の種類やスキルで、参加費を変える?

などを考えれば、ビジネスモデル特許として特許を目指せるかも知れません。

「1000人ROCK FES.GUNMA」に感動したせいで、これ以上はあまり論理的に考えられませんでした(笑)

■「企画」を特許の対象にしたい!

「企画」というカテゴリーそれ自体は、特許の対象にはなりません。

しかし、「1000人ROCK FES.GUNMA」の企画は、経済の発展にはとても貢献するでしょう。

以前にも、「ハンバーガーを食べ比べて投票しよう!」みたいな「企画」がありました。あの「企画」に触れたときも、同じことを考えたものです。

すばらしい企画は、特許で独占なんかにしないで、世に広めればいいじゃないか?そんな意見もあるかも知れません。

ただ、そもそも特許の目的は、
「みんなでアイデアを出し合うことで、産業を発展させましょう!」
ということです。

アイデアを(秘密にせずに)世に出すことで、その代わりに、一定期間、独占権を与えるというのが特許の考え方です。アイデアを出そうという意欲を喚起するためには、特許は効果的です。

■いかがでしたでしょうか?

最後は、特許の制度趣旨にまで話しが広がってしまいました。最後に、話しを戻しましょう。

「1000人ROCK FES.GUNMA」に負けない企画のアイデアを、みんなで出し合いましょう!

良い企画が思いついて、特許で守りたいと思ったときには、ぜひお知らせ頂ければと思います。

●YouTubeで音声でもご覧いただけます

●元ブログ(+αの情報あり)

https://www.tokkyoblog.com/archives/80255136.html

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東雲特許事務所(しののめ特許事務所)
弁理士 田村誠治(元特許庁審査官)
【東京都港区新橋】【東京都中央区八丁堀】【東京都北区田端】
【稀有な経歴】特許技術者→特許庁審査官→特許事務所運営


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