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些細なアイデアでも特許や実用新案を取れますか?
(Q)些細なアイデアなのですが、特許や実用新案を取れる可能性はありますか?
(A)些細な(ささいな)アイデアでも特許や実用新案を取れることがあります。
<解説>
「些細な」の内容にもよりますが、アイデアコンテストのような意味での「すごいアイデア」と、発明が特許になるかならないかとでは、判断基準が異なります。
アイデアコンテストに入賞できないアイデアでも、特許を取れることがありますし、特許が取れない発明でも、アイデアコンテストに入賞できる可能性はあります。
結論としては、些細なアイデアでも特許や実用新案を取れることがあります。
詳細は、こちらの記事をどうぞ。
アイデアの評価について~アイデアコンテストと弁理士(特許審査官)の違い
こちらの記事もご参考にどうぞ。
【Q&A】こんなアイデアで弁理士さんに笑われませんか?
●アイデアコンテストと特許の目的
上記記事で書き忘れましたが、アイデアコンテストと特許の判断基準が違うのは、そもそもアイデアコンテストと特許の目的が異なるからです。
アイデアコンテストは、「すごいアイデア」を競うものです。アイデアコンテストの目的は、賞賛されることと言ってもいいでしょう。この意味では、ご質問の「些細なアイデア」では、入賞は難しいかも知れません。
一方、特許の目的は、賞賛のようなものではありません。「特許を取ってすごいね!」と称賛されることが目的ではありません。
特許の目的は、自分の発明を、独占して実施するためのものです。独占できるというのは、ビジネスにとって、大きな武器であり、防具であり、保険です。
このようにアイデアコンテストと特許では目的が異なります。ご質問の些細なアイデアも、それを自分のビジネスとして、独占して実施したいのであれば、特許を取るべきです。
もちろん、特許を取るためには、一定の審査がありますが、「些細」であることは、ただちに特許が拒絶される理由とはなりません。
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●元ブログ
https://www.tokkyoblog.com/archives/75023174.html
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東雲特許事務所(しののめ特許事務所)
弁理士 田村誠治(元特許庁審査官)
【東京都港区新橋】【東京都中央区八丁堀】【東京都北区田端】
【稀有な経歴】特許技術者→特許庁審査官→特許事務所運営