小規模の士業事務所の強み【小規模の士業】【特許事務所】
本記事は【小規模の士業事務所シリーズ】です。
この小規模の士業事務所シリーズは、小規模の士業事務所の所長さんの集まりでのお話しがベースになっています。
小規模の士業事務所に依頼を検討されている方や、小規模の士業事務所を開きたいという方に、ご参考になるかと思います。
●小規模の士業事務所の強み
小規模の士業事務所は、経営者の所長と、経営者に近い人が中心で運営されています。
例えば、所長1人と、スタッフ1人の士業事務所の場合、経営者の割合は50%です。
一方、所長1人と、スタッフ100人の場合は、経営者の割合は1%にもなりません。
近年では、従業員には「ワーク・ライフ・バランス」が大切などと言われることがあります。
一方、経営者は、自分のビジネスが人生そのものです。
つまり「ワーク・イズ・ライフ」「ライフ・イズ・ワーク」ではないでしょうか。
このように、経営者の仕事と、非経営者(従業員)の仕事とでは、質・量ともにまったく異なります。
以下、質と量のそれぞれについて述べます。
(1)経営者の仕事の「質」
経営者の所長としては、仕事の品質が悪かったりしたら、ビジネスそのものに影響してしまいます。
つまり、経営者の所長にとって、仕事の質を高めていくことは、ビジネスを継続していくために、必須のことなのです。
経営者は自分のビジネスに命を懸けています。
そして、経営者の最も重要な仕事は、ビジネスの継続です。
スタッフがどんなに優秀であったとしても、また、スタッフが士業の有資格者であろうとなかろうと、本気度がまったく異なるのです。
(2)経営者の仕事の「量」
経営者には、労働基準法が適用されませんので、お客様の大切な案件が入っている場合、休みなど関係なく、仕事をしています。
お客様の仕事でなくても、営業活動をしていたり、新たなビジネスモデルを考えたり、こうしてブログを書いていたり(笑)、休みに関係なく、アクティブに動いています。
これを、従業員100人にやらせていたら、それこそいわゆるブラック企業になってしまうでしょう。
ちなみに、もう一つ別の事情で、小規模の士業事務所のほうが、お客様の案件1件に掛けられる時間は、多い傾向にある(すなわち、各案件が大切に扱われる)ようです。
この点については、「小規模の士業事務所の強み(2)」でお話しします。
●いかがでしたでしょうか
上述したように、小さな士業事務所は、経営者的思考の者の割合が高く、そのために、仕事の質・量ともにまったく異なります。
このほかにも、小規模の士業事務所は、時代の変化に柔軟に対応可能で、安定性に優れているとか、小回りが利くなどとも言えますが、これらは内部事情の意味合いが強いでしょう。
やはり、仕事の質と量が圧倒的に違う点。
わたしどもは、この点を、小規模の士業事務所の最大の強みと考えています。
●
では逆に、小規模の士業事務所では、「大量の案件を、一定の期日までに、割安でやってくれ!」のような要望には、応えられないのではないか?という疑問があります。
この点についても、わたしどもは対応できるような環境づくりを進めています。この点については、別の記事でお伝えします。
●YouTubeで音声でもご覧いただけます
●元ブログ(+αの情報あり)
https://www.tokkyoblog.com/archives/65899893.html
********************************
【PR】個人様・社長様に特化&元特許審査官が運営する特許事務所!
「おすすめの特許事務所」「おすすめの弁理士」を目指します!
そんな東雲特許事務所(しののめ特許事務所)へのお問い合わせは、
お気軽にこちらからどうぞ!
https://www.patande.com/お問い合わせ/
(↑お問い合わせフォームが開くだけですのでご安心ください。)
********************************