こんな商品があったらなと思うのになぜか世の中にない商品について【リライト版】

（Ｑ）こんな商品があったらなと思うのに、なぜか世の中にない商品…
そんな商品ってありますよね。
なんででしょうか？わたしがその商品を作っても大丈夫でしょうか？

（Ａ）他者の権利を侵害しなければ、あなたが作っても大丈夫です。
他者の権利とは、例えば、特許権や実用新案権などです。

また、仮にだれかが権利を持っていたとします。
正式にライセンスや権利譲渡を受ければ、権利の侵害にはなりません。

＜補説＞
この質問者の意図は、
「だれかが特許など権利を持っていて、他者の製造を妨害している？」
ということかも知れません。

基本的には、そういうことはありません。

特許など権利者が、自身で製造販売ができない場合もあるでしょう。
それでも、その権利でライセンスを契約できれば、利益になります。
ライセンス契約は、お互いにとってメリットがあります（Win-Win）

製品を販売する際には、事業者の責任として、特許調査をすべきです。
詳しくはこちらの記事をご覧ください。
＜参考＞
他社の特許に抵触しないために　～知らなかったでは済まされない（過失と推定される？）

特許調査をご自身でされると、調査漏れが生じることはあるでしょう。
権利を侵害しているとして、警告等がされることもあるでしょう。

この際には、過去の侵害についてはきちんと対応しましょう。
その上で、正式にライセンス契約等を考慮すべきと思います。

（注）実際には、権利侵害になっていないこともあります。
特許事務所に相談されるとよろしいと思います。

■特許調査をして安心して製造販売しましょう

実は、わたしも、自分で発明をして、自分で特許を出願しています。
アイデア品を製造して、販売することも進めています。

アイデアを世に出すことは、わたしのライフワークの一つです。
より多くの個人様や社長様のアイデアを、世に出したいです。
そのために、自ら実践しています。

もちろん、自身で先行特許調査も行いました。
特許庁の審査官と同レベルの調査を行えるのが強みです。

ある発明は、残念ながら、先行特許が見つかりました。
２０年以上前に、同じアイデアについて特許出願がされていました。

特許になってはいませんでした。
仮に、特許になっていたとしても、特許は切れています。

むしろこのアイデアは、安心して製造販売できるということです。

つまり、先行特許が存在していることがわかりました。
このため同じアイデアで、他者に特許を取られることはないからです。

（参考）仮に誤って、他者に特許されることがあったとします。
→その特許を無効にする、無視する、さらにより良い方法もあります。

先行特許調査を行うと、このようなことも分かるのです。

■あなたのアイデアを永久保存しましょう

自分のアイデアを製品にして販売することは、簡単になりました。

アイデアを自分の頭に中だけにしておくと、いずれ消えてしまいます。
単純に忘れてしまうということもあるでしょう。
100年後にはあなたのアイデアであることの証は存在しないでしょう。

特許や実用新案を出願すればどうでしょうか？
永久に全世界で、あなたのアイデアがオフィシャルに保存されます。

さらに、アイデアを製品として形にすればどうでしょうか？
有体物として後世に残すことができるでしょう。

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＜元記事＞
【Ｑ＆Ａ】こんな商品があったらなと思うのに、なぜか世の中にない商品（2015年06月28日執筆）

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特許の過去記事をリライトします＆YouTubeも【１文１行ブログ】

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