【メディア】トランスジェンダー女性初の五輪出場に関して
トランスジェンダー女性初の五輪出場に関してメディアの取材にコメントしました。
▼トランスジェンダー女性初の五輪出場、重量挙げ女子87㌔超級で記録なし(東京新聞)
◆「感動」「夢与えた」トランスジェンダー当事者ら
東京・新宿のLGBTQ(性的少数者)情報発信拠点「プライドハウス東京レガシー」では、トランスジェンダー当事者らがハバード選手の競技をインターネット中継で見守った。初の挑戦は記録なしに終わったが、「残念だったけど、感動した」と笑顔で語った。
出生時は男性で、現在は女性として生きる時枝穂さんは画面を見つめながら「トランスジェンダーは男女区別が根強いスポーツから排除されてきた。性別を移行するのは心身の負担も大きく、偏見や差別もあったと思う。そうした背景にも注目して」と訴えた。
▼オリンピック初 トランスジェンダーの選手 当事者たちが見守る(NHK)
東京大会の公認プログラムになっている性的マイノリティーの当事者たちの交流拠点、「プライドハウス東京レガシー」では、運営に関わるスタッフらがハッバード選手の競技を観戦しました。
スタッフの1人で自身もトランスジェンダーの時枝穂さんは男性であることに違和感を持っていた高校生の時は男女に分けられる体育が苦痛で、その後もスポーツから遠ざかっていたといいます。
これまでオリンピックを観戦したことはほとんどありませんでしたが、今回、ハッバード選手の出場に希望を感じ、注目していました。
時枝さんたちは、テレビ画面にハッバード選手が登場するとトランスジェンダーを象徴する色の旗を振って応援し、記録なしで競技を終えたあとも拍手でたたえていました。
時枝さんは「選手全員が活躍していて、その中にトランスジェンダーの女性もいて心が動かされました。結果は残念でしたが彼女が出場したことは東京オリンピックの大きな出来事だと思います。競技を見た人たちが性的マイノリティーについて改めて考えるきっかけになってほしいです」と話していました。
【参考動画】
Trans+Sport~スポーツの場を安全な居場所に~
トランスジェンダー、そしてジェンダークィアの人々がスポーツや
運動を行うにあたって直面する多くの障壁や問題にスポットを当てた短編ドキュメンタリー。