おばあちゃんにお別れを伝える日
今日、義理のおばあちゃんの通夜に参列してきました。
亡くなったおばあちゃんは私の主人の祖母。
主人と結婚してから十数年という付き合いなのですが、私にとってもすごく大切な人でした。
「もう家族なんだから、気にしなくていいんよ」
結婚して、初めて主人の実家に帰省して泊まらせてもらったとき。
お風呂上がりに「ドライヤーお借りしていいですか?」と声をかけた私におばあちゃんがかけてくれた言葉です。
それ以外にも、
「もうここはあなたのおうちなんだから、『ただいま』でいいんだよ」
とか、
「〇〇ちゃん(私の名前の最初の二文字をとってあだ名風に)!
もうね、〇〇子さんとかよそよそしいから、私は〇〇ちゃんって呼ぶよ」
って、フランクに名前を呼んでくれたりもしました。
結婚して10年以上経ちますが、義理の両親からは未だに「さん付け」で呼ばれているので、おばあちゃんの距離感がなんだか嬉しかった。
他にもすごく嬉しかったことがあって。
それは『私宛』にと、お年玉やお小遣いをくれたこと。
「これは〇〇ちゃんへ。
子どものためにじゃなく自分のために使ってね。
ブラウスでも買いなさい。」
当時は専業主婦をしながら子育てに追われる日々で、自分のことなんて後回し。
子どもの『母』としてではなく、ひとりの人として私のことを見てもらえてる気がして、なんだかすごく嬉しかったのを覚えています。
90歳を過ぎていたおばあちゃん。
遠方に住んていたため、今日まで半年くらい会えてなかったのですが、
実はその間にご飯が食べれなくなっていたらしく、半年前に会ったときより痩せていたのが少し切なくもありました。
義両親は私たちに心配をかけないようにと
ギリギリまで私たちに伝えるのを控えていたとのことで。
急な知らせに驚きながらも、
会いに来れて良かったなと思っています。
明日は告別式。
感謝の気持ちをお伝えして、笑顔でお別れできたらいいなと思っています。